表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
駄菓子会  作者: 夏葉
駄菓子会3学期編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
20/22

二十話

夜22時過ぎだった。

携帯が棚から落ちて、体に当たった。割れていないか確認すると黒い画面には反射で寝かけていた自分の顔が映し出されていた。少し嫌気がさしたので画面をつけると、駄菓子会のグループラインからだった。

通知を見ようかと思い迷ったが、意を決して通知を開いた。画面には、ぷーちの飼い猫のアイコンからの白い吹き出しで


「振られた」


とだけ。こういう時どうすればいいんだっけ。できうる限り思考をめぐらせてみた。

ムカつく顔をした犬が「どんまい」って言ってるスタンプ・・・違う。絶対に

「そんな日もあるよ」・・・これも違うな。

「大丈夫?」・・・いまいちだ。もう少しフォローが必要かも。

何度も時間をかけて入力し、すぐさま消していく。連打だけは早かった。結局のところ

「大丈夫?明日話聞かせて」

この無難な奴にした。そして、画面を閉じ棚の中央に携帯を置き眠りについた。

胸のあたりにあるざわざわとした心という名前の風船が大きく膨らんでいって、大爆発する夢を見て爆発したところで目が覚めた。一階からは朝食の目玉焼きか何かをフライパンで焼く音と「奈々、起きて~ごはん~」という母の声が

バタバタと階段を降りていき、ダイニングにはすでに白いお皿たちが今日も今か今かと私を待っていた。

朝ご飯を急いで食べて、歯を磨き、顔を洗う。バックに一日の荷物をつめて制服を着るのだが、先日から少しきついなと思っていたのが本格的にきつくなってきた。

「ねえこれきつい」

その声は母には届いていなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブクマ・ポイント評価お願いしまします!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ