十四話
遅れてやってきたぷーちは、自転車に鍵をかけると、ヘルメットを籠の中に入れ
「ちょっと行ってくる」といい、店内へ向かっていった。
いーこと私はちゃんと来てくれたという安どの表情を浮かべた。
「ペペロンチーノおいしそうだったから私も買ってきた」
ルンルンと店から出てきたぷーちの手にはお湯の入ったペペロンチーノ。こぼさないか心配になる勢いでこちらへ向かってくるので見ているこっちがひやひやさせられた。
♪ててててーててーててー
私が話し出そうとするとぷーちのスマホから呼びこみ君の陽気な音楽が鳴った。
「あ、時間だ、湯切りしなきゃ」
ぷーちはすぐそこの木の下で湯切りをするために席を立った。いーこが
「もしかして今のスーパーの曲って、ぷーちのタイマーの音?」
ぷーちは湯切りをしながら
「そうだよー」
と、そうするといーこは
「どこでその音源拾ってきたの?私もそれにしたい。」
ここで私も乗るべきだなと思ったので
「わたしも!」
と言っておいた。
「おーけー帰ってファイル送るわ」
ぷーちが、そういいながら湯切りから戻ってくると
「よしっ」
いーこがガッツポーズを決めた。
「よーし食べよう」
うっしといい、古びたベンチに三人で座ると少しきつい。少しじゃなくきつい。でも、肩を寄せ合って腹を割って話せるこの時間がみんな大好きだ。
アウーレコアラ)ふう作業おわった。今度こそは予約設定してっと。
予約の日付
2026 6/3(水)
アウーレコアラ)あれえ?投稿されてないぞ?はっ、もしや3日は火曜日じゃない!?夏葉にばれてないことを祈る。
そう、まだ知る由もなかった、夏葉がこのとき怒りのメッセージを書いていることを。




