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閑話休題・キャラクターの簡易設定など④

・エリィ

さくらが《トロル大洞穴》で出会った冒険者。

旅をしながら各地のダンジョンでアイテムを稼いでいる二人組のうちの一人。セレナという相方がいる。

赤い髪に軽装鎧を身に着けた片手剣を使う冒険者でユニークスキルである《血脈接続》を駆使して戦う。

戦闘スタイルは片手剣による近接戦闘だが、突進を組み込んだ剣技が多く潤沢な魔力を駆使して魔法と組み合わせた魔法剣士のような戦闘方法を好む。

炎属性の魔法のようなものを使用するが、実際は魔力を無理やり体外に放出しているだけで火属性という訳ではない。本来魔力は体外に放出するには魔法に変換する必要があるが、彼女の特殊な体質なのか圧縮された魔力を瞬間的に放出することが可能でありその魔力が景色を歪め炎のように揺らめくため火属性魔法のように見える。


依然はセレナ意外ともパーティを組んでいたが、ユニークスキルのせいでセレナ意外と組む事が難しくなった。

今ではスキルの制御も可能だが、長くセレナと組んでいた事ですっかり連携が出来上がってしまい他の冒険者とパーティを組むと動きが乱れてしまう。


また非常に優れ聖女並みの探知能力を持つと言われているが、実際には生来の勘によるものである。

エリィの両親は彼女が幼い頃に病で死んだと教えられていたが実は最初からこの世界には存在していない。

エリィが保護された村には土地神を祭る祠があり、ある日その祠に激しい光と共にひとりの赤子が現れた。それがエリィである。

本人は知らないが、エリィはこの世界に突如として現れたいわゆる「転生者」なのである。


因みにシナリオ上ではまったく関係しません!!



・セレナ

エリィと共に旅をする魔法使いの女性。

腰まである黒髪に軽装鎧と軽いローブを纏った少女であり、特異な《魔泉》というスキルを保有している。

《魔泉》は泉のように魔力が溢れ出るスキルで制御することが出来れば大魔法を数十発放っても問題ないという規格外のレアスキルだが、保有者の多くはその溢れ出る魔力に身体が耐えられず若くして命を落とすものが多い。

セレナが生き延びることができたのは一時的に聖女による《魔泉》の制御があっての事で、エリィに出会わなければ命を落としていただろう。


魔法は主に氷属性を好み、単体魔法、広範囲魔法を魔力に物を言わせて使用する事で手数の多さでは聖女をも凌ぐ。

また広範囲の魔力探知スキル持っており、精度はアリスのスキルには及ばないが広範囲を探れる分セレナのスキルの方が汎用性が高い。

しかし魔力の多さ=魔法の強さではないので、手数ではセレナが勝り威力ではアリスが勝る。


元々は首都シュバリオンの孤児院で育てられており、その後聖女の所属する魔術院で技術を磨いていたため聖女より要請があるとシュバリオンに帰る事もある。

最近では《魔泉》を少しずつ制御する術を学び、短期間であればエリィと離れていても問題がない程度には習熟している。そしてその経験をもとに制御方法を書き記しており、聖女の手によって全ての国の《魔泉》スキルを保有する者の命を救う事に役立っている。



・聖女イゼルナ

規格外。全てにおいて頂点である存在。

七色に光る錦の髪を持つ見目麗しい女性。

自在に魔力を操作し魔法、剣技に拘らず全てをかき消してしまう。また、魔力を使用する技術は全て取得可能で《異界商店》のスキルを解析し魔眼の力なしに本来ならばアストラル体にしか許されない《時空間移動》を軽々とやってのけるなど、その存在自体が異質で異端。


所謂《勇者》という存在であり《魔王》という存在を許さない為の《世界機構》だが、魔王が存在しないこの世界でその存在はただのチートでしかない。


本来はイゼルナの姉が《聖女》としての力を持っていたが、何らかの理由により命を落としその力は妹であるイゼルナへと受け継がれた。その結果、生物としての老化は停止し存在をこの異世界に固定されてしまっている。

また同じ《世界機構》であるとされる《赤き魔女》と接点を持つなど謎の多い人物である。

なぜこれほどの力を持った聖女が死に、その力がイゼルナへと受け継がれたのかはわかっていない。


また他の国が決して領土的に大きくないシュバリオンへと軍事的な攻撃を仕掛けないのも全てはこの聖女という存在のおかげである。

ダンジョンのお陰で世界が一つになったと言われているが、実際は聖女の力を恐れているという面が大きい。

しかしシュバリオンに属しながらも、聖女自身に拒否権が存在し万が一他国を蹂躙せよを命じられても気に入らなければ拒否できるため代々シュバリオンの王は聖女の存在を他国との交渉に利用したことはない。それ故、他国もシュバリオンからの技術同盟などの申し出を断る事も珍しくはない。

そういう意味では侵略に対しての備えにはなっているが、脅しのための道具ではないという構図が見えてくる。


《王冠》と少なからず関わりがあるようだが詳細は不明。


実はアンズの店の常連であり、新作の装飾品が売りに出されるとすぐに買いに出かけたり、甘いものを求めて市場をウロウロするなど意外とどこでも見かける。

性格は優しくおっとりとしているが、どのようにすれば相手と上手く交渉できるか等の知識は豊富でありただのお嬢様という訳ではない。

聖女の力を受け継いだことで多少なりとも性格に変化が表れており、より合理的な考え方をするようになっている。


そんな聖女にも《ダンジョン》に入る事が出来ないという弱点が存在する。

《さくら商店》はダンジョン内にありながらさくらのスキルで隔離された異次元という設定のため出入りすることは可能だが、ダンジョンへと繋がるその扉から外に出ることはできない。



・ベルディ=ベルニア

褐色の肌を持つダークエルフ族の女性。

美しい銀の髪、女性としては高い身長とグラマラスな身体を持つアスタルスの護衛。

元々は上級冒険者として名を馳せていたが、偶然護衛を受けたアレクスの誘いにより彼の私兵として仕えアスタルスを護衛していた。

滅多に人前に姿を現すことはなく、冒険者時代もパーティを組んだという者はいるが姿を問われると全員曖昧な答えを返すなど一貫してその存在が明確ではない。

かなりのレベルの偽装スキルを使用できるが、本人は「術」だと言っている。

実はダークエルフ族は魔法適正が低い代わりに独自の「術」を使用することに長け、偽装スキルの元となった術を作り出した。そんな理由もあって街中でダークエルフを見かけることはなく、一族全てが偽装術で姿を変えて生活している。

術の恩恵を得ようと襲われることが多かったため人間を警戒している事が理由であり、この異世界で唯一他種族に対して友好的ではない。

ベルディはその中でも変わり種であり、姿こそ偽っていたが世界を見たいという想いから冒険者として活動していた。

なお、彼女の偽装術は最高レベルであり《冒険者カード》の記載すら誤魔化しているが、マスター・シリウスは彼女の事を把握しており特例として認めている。

現在はアスタルスの護衛として日々傍に控えており、命があれば諜報活動を行うなどその隠密性を生かした任務にあたっている。


戦闘能力に関しては非常に高く、前述の偽装術の効果もあってどのような場面であってもほぼ確実に奇襲や暗殺を成功させることができる。

しかし偽装術の弱点として、補足されていると術の効果が発生しない。それ故、姿を見せた戦いではベルディ自身の地力が重要となるが、その地力も調査官に匹敵するためそう簡単に負けることはない。


姿を変え街で諜報活動を行いながら、その土地の風土や食生活、信仰に興味を示し調べ上げているが、それは純然たる趣味であり彼女のライフワークのひとつのようだ。

だからか、諜報活動は実益を兼ねたものであり、彼女自身もそちらを希望している。


肉料理に目がなく、度々屋台で串焼きを買って食べているようである。


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