さよならの日
次の日、エルダー様がお屋敷にお帰りになる日です。
エルダー様とアリアはエルダーの部屋で話しておりました。
「アリア嬢、楽しかったですよ。また機会があったらぜひお目にかかりたいと思います。」
「ふん、望むところだわ。」
「はは、女性にそんなことを言われたのは初めてですよ。あなたは本当に・・・」
「なによ。」
「風変わりですね。」
「な、なんですってー!?」
「あははははは。」
あなたは本当に可愛い人ですね_________
「さぁそろそろ出発の時間です。お見送りしていただけますか?」
「まぁそれくらいいいわよ。」
エルダーはにっこり笑って立ち上がりました。
「お手をどうぞ。」
エルダーの手をとろうか迷いましたがアリアは結局エルダーに手を伸ばしました。
するとがしっとつかまれ強い力でひっぱられました。
アリアは前のめりになってエルダーにぶつかってしまいましたがエルダーは優しくアリアを受け止めました。
「何をするのよ!」
アリアがそういうや否やアリアを抱き締めました。
え・・・・!?ちょと、え!?
「あなたを手放すのが惜しいですよ。」
「エ、エルダー・・・・・?」
エルダーが自分の頭の上ではっと息をのむのが分かりました。
「やっと俺の名前呼んでくれましたね。」
アリアを話しながらエルダーが嬉しそうに言うのでアリアは少し恥ずかしくなりました。
「べ、別に今まで呼ぶ機会がなかっただけよ。」
「そうですか。」
それでもエルダーはとても嬉しそうでした。
それから荷物を馬車に詰め込み、アレックスとファリアがしきりにエルダーに挨拶をしました。
アリアはそんな両親をあきれ顔で見ると、それをエルダーに見られクスと笑われたことに赤面しました。
「アリア嬢、今度はぜひ我が屋敷にきてください。私の屋敷の庭にはたくさんの種類の花がありますから。」
「そうね。まぁ暇になったらお尋ねするわ。」
「お待ちしておりますよ。それではまた。」
そう言ってエルダーは帰って行きました。
アリアはエルダーの乗った馬車が小さくなるまで見ていました。
そうして屋敷に戻ると一通の封筒が来ていました。
「なにかしらこれ・・・・・。」
宛名はアリアになっていて、差出人は分からないものでした。
封を切って文を読んだアリアは驚き手紙を落としてしまいました。
もうすぐ会いにいく___________
私エルダー好きすぎですね 笑
結構好みなのは私だけでしょうかね?笑