表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LETHAL -俺だけが見える勝利の一手-  作者: 龍崎
第三章 海外遠征編 ― 世界を喰らう拳 ―

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

82/165

第20話 最後の壁

REVOLT MAJOR 2026グランドファイナル。


ルーザーズファイナルで白石凛との死闘を制した神谷蓮が再びメインステージへ姿を現すと会場から大歓声が巻き起こる、敗北から這い上がり戻ってきた挑戦者、その姿に日本中の視線が集まっていた。


「神谷ぃぃぃ!!」


「やり返せぇぇぇ!!」


「優勝見せろぉぉぉ!!」


対するエリック・ウォーカーも大歓声に包まれながら席へ向かう、今大会ここまで無敗、ウィナーズ側代表として最後の舞台に立つ男、その落ち着いた表情からは一切の隙が見えない。


ミラーストリームでは相馬優斗が開始前からテンション全開だった。


「皆さん!!ついに来ました!!REVOLT MAJOR 2026最後の試合です!!神谷蓮対エリック・ウォーカー!!」


コメント欄も一瞬で流れる。


『うおおおおおおお』


『神谷きた』


『優勝頼む』


『ここまで来たか』


『熱すぎる』


大原修司が冷静に口を開く。


「神谷選手はここまで本当に厳しい道のりでした。エリック選手に敗れてルーザーズへ落ちてから白石選手との激闘を勝ち抜いて再びここへ戻ってきました。」


「そうなんですよ!!」


相馬が勢いよく頷く。


「ただここからがさらに大変なんです!!」


画面にはトーナメント表が表示される。


WINNERS SIDE


Eric Walker


LOSERS SIDE


Kamiya Ren


「格闘ゲームの大会を初めて見る方もいると思うので説明します!!」


相馬が視聴者へ向けて話し始める。


「神谷選手はすでに一敗してるんです!!でもエリック選手はまだ負けてない!!」


大原が補足する。


「ダブルエリミネーション方式なので二敗で敗退です。つまり神谷選手が優勝するためにはまずこのBO5で勝って両者一敗にしなければなりません。」


コメント欄。


『リセットだ』


『まず第一関門』


『ここ勝たないと終わり』


『神谷きつすぎる』


相馬がさらに声を張る。


「そう!!皆さんが言ってるリセットってやつです!!神谷選手がここを勝ったらトーナメントがリセットされてもう一回BO5!!そこまで行って初めて本当の優勝決定戦なんです!!」


会場からも大きな歓声。


神谷は静かに席へ座る。


ここまで来た。


あと二つ。


いや違う。


まずは目の前の一つ。


それだけだった。


エリックもまたモニターを見つめる。


神谷が戻ってくることは予想していた。


だから驚きはない。


ただ静かに相手を待っていた。


キャラクター選択が終わる。


REX


VS


FROST


画面に映し出された瞬間、観客席が大きく揺れる。


「うおおおおおおおおおお!!」


相馬が絶叫する。


「来たぁぁぁぁぁ!!再戦だ!!ウィナーズファイナルで神谷選手を止めたエリック選手にもう一度挑む!!」


大原も珍しく声に熱が入る。


「ここまで勝ち上がってきた神谷選手の適応力と、無敗を維持してきたエリック選手の完成度。そのぶつかり合いです。」


コメント欄。


『神谷いけぇぇぇ』


『リセットしろ』


『主人公だろこれ』


『頼む勝ってくれ』


『最高の決勝』


画面中央に表示される。


GRAND FINAL


Eric Walker


VS


Kamiya Ren


BO5


会場が静まり返る。


神谷はレバーを握る。


エリックも構える。


互いに視線は画面だけを見ている。


カウントダウン。


3


2


1


FIGHT


開幕と同時に神谷のRexが前へ飛び出す、ルーザーズを勝ち上がった挑戦者と無敗のまま待ち受ける強豪、その決着を懸けた戦いがついに始まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ