表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LETHAL -俺だけが見える勝利の一手-  作者: 龍崎
第四章 プロリーグ開幕編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

168/173

第62話 武神の証明

第一試合。


RAVEN’S NEST VS AEGIS。


運命の最終節。


会場を埋め尽くす観客の視線がステージへ集まる。


実況の桜庭誠一が声を張る。


「最終節第一試合!!先鋒戦です!!」


大型モニターにオーダーが映し出される。


RAVEN’S NEST。


先鋒 神谷蓮


次鋒 黒崎豪


大将 九条迅


AEGIS。


先鋒 七瀬蒼


次鋒 月城玲


大将 白河優斗


会場が沸く。


『神谷きたあああ!!』


『武神見せろ!!』


『最終節頼むぞ!!』


神谷は静かに席へ座る。


深呼吸。


コントローラーを握る。


キャラクター選択。


《武神タケル》。


モニターに映った瞬間。


会場がさらに沸いた。


「武神タケルです!!」


桜庭も思わず声を上げる。


「神谷選手、最終節でも武神を選択しました!!」


久我も頷く。


「完全に実戦レベルまで仕上げてきましたね」


対する七瀬も真剣な表情だった。


試合開始。


開幕。


神谷は動かない。


まず見る。


距離を測る。


七瀬も慎重だった。


牽制。


様子見。


そして最初に動いたのは七瀬。


飛び道具。


神谷はガード。


すぐ前へ歩く。


飛び道具。


ガード。


歩く。


少しずつ距離を詰める。


会場が静かになる。


神谷の武神はKaiともRexとも違う。


焦らない。


無理に触りにいかない。


相手を見てから答えを出す。


王道。


だからこそ強い。


七瀬が前へ出る。


中距離戦。


牽制の応酬。


その瞬間。


神谷の中足。


ヒット確認。


必殺技へ繋ぐ。


体力が削れる。


『うまい!!』


会場が沸く。


神谷は攻めない。


下がる。


また見る。


七瀬も簡単には崩れない。


だが。


差し合いで少しずつ神谷が上回る。


飛び。


対空。


牽制。


差し返し。


全てが正確だった。


残り体力三割。


七瀬が勝負へ出る。


飛び込み。


神谷は待っていた。


昇龍。


完全対空。


KO。


一本目。


神谷。


会場が大歓声に包まれる。


『武神強ぇ!!』


『綺麗すぎる!!』


『これ神谷なのか!?』


桜庭も興奮する。


「素晴らしい内容です!!」


久我も頷く。


「武神タケルの強みを全て出していますね」


二本目。


七瀬も反撃する。


開幕から攻める。


ラッシュ。


投げ。


中下段。


神谷を揺さぶる。


体力差が開く。


会場もAEGISムードになる。


だが神谷は焦らない。


飛び道具。


歩き。


ガード。


対空。


少しずつ立て直す。


残り体力僅か。


七瀬優勢。


誰もがそう思った。


しかし。


神谷が動く。


中足。


差し返し。


飛び道具。


起き攻め。


投げ。


さらに投げ。


完全に流れを奪う。


七瀬も耐える。


だが。


最後。


神谷の読みが通る。


カウンター。


最大コンボ。


KO。


試合終了。


神谷蓮勝利。


RAVEN’S NEST先制。


10-0。


会場が揺れる。


『強すぎる!!』


『武神完成した!!』


『神谷やばい!!』


『これ優勝候補だろ!!』


神谷は静かに立ち上がる。


表情は変わらない。


だが確かな手応えがあった。


武神タケル。


Kaiでもない。


Rexでもない。


第三の武器。


その完成を証明する勝利だった。


そして。


次鋒戦。


黒崎豪がステージへ向かう。


続く大将戦には九条迅。


最終節。


RAVEN’S NESTの戦いはまだ終わらない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ