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LETHAL -俺だけが見える勝利の一手-  作者: 龍崎
第四章 プロリーグ開幕編

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第61話 最終節開幕

Division SはLIBERTYの優勝で幕を閉じた。


残るはDivision F。


CHRONOS STRIKE PRO LEAGUE 2026最後のレギュラーシーズン。


運命の最終節だった。


会場には開場前から長蛇の列ができ、配信の同時接続数もシーズン最高を更新している。


実況席。


桜庭誠一が大きく息を吸う。


「皆さんお待たせしました!!Division F最終節開幕です!!」


会場が揺れるほどの歓声が響く。


『きたあああああ!!』


『最終節!!』


『待ってたぞ!!』


『優勝決まるぞ!!』


解説の久我竜也も笑顔を浮かべた。


「ついにここまで来ましたね」


「長かったリーグも今日で決着です」


大型モニターに順位表が映し出される。


Division F順位表(第4節終了)


1位 RAVEN’S NEST

4勝0敗

勝点140


2位 BLACK WOLF

2勝2敗

勝点100


3位 GENESIS

2勝2敗

勝点80


4位 AEGIS

1勝3敗

勝点80


5位 VORTEX

2勝2敗

勝点70


6位 METEOR

1勝3敗

勝点50


会場もコメント欄も大盛り上がりだった。


『RAVEN’S NEST有利だな』


『まだ逆転あるぞ』


『狼塚最後見せてくれ』


『神谷どうなる』


『九条頼むぞ』


桜庭がモニターを指差す。


「それでは運命の最終節対戦カードです!!」


大型モニターが切り替わる。


第一試合


RAVEN’S NEST


VS


AEGIS



第二試合


BLACK WOLF


VS


METEOR



第三試合


GENESIS


VS


VORTEX



会場が一気に沸く。


『白河きた!!』


『御剣連勝あるぞ!!』


『狼塚負けられねぇ!!』


『皇城頼む!!』


『早乙女暴れてくれ!!』


久我も頷いた。


「どの試合も順位を左右する重要な試合ですね」


桜庭も興奮を隠せない。


「そしてやはり注目は第一試合でしょう」


大型モニターに両チームのロゴが映る。


RAVEN’S NEST。


勝点140。


ここまで無敗。


神谷蓮。


黒崎豪。


九条迅。


Division F最強と呼ばれるチーム。


対するAEGIS。


勝点80。


白河優斗を中心とする強豪チーム。


数字上は厳しい。


それでも意地がある。


プライドがある。


そして何より。


首位チームを倒す価値がある。


久我が静かに言った。


「AEGISは優勝が厳しくても、この試合に懸ける思いは強いでしょうね」


桜庭も頷く。


「RAVEN’S NESTに土を付けたいチームは多いですからね」


そして。


選手控室。


神谷蓮は静かにモニターを見つめていた。


REVOLT MAJOR王者。


今シーズン最大の新人。


武神タケルという新たな武器も手に入れた。


だが。


狼塚剣牙。


皇城龍之介。


Division Fを代表するエース相手には敗れている。


強い。


だがまだ届かない。


そんな評価も少しずつ増え始めていた。


『神谷見せてくれ』


『最終節期待してるぞ』


『武神タケル頼む』


『そろそろエース食いあるか』


コメントを眺めながら神谷は静かに立ち上がる。


隣には黒崎豪。


そして九条迅。


チームメイトたちも準備を終えていた。


最終節。


優勝を決める戦い。


そして神谷蓮にとっても、自分が本当に頂点を目指せる存在なのかを証明する最後の舞台が始まろうとしていた。

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