Division S 第5節終了
Division Fが激しい優勝争いを繰り広げる中、もう一つの上位リーグであるDivision Sもついにレギュラーシーズン最終節を迎えていた。実況の桜庭誠一と解説の久我竜也がスタジオ席へ座ると、会場の大型モニターには運命の最終節結果が映し出される。
「Division Sもついに決着の時です!」
桜庭が声を張る。
久我も頷いた。
「開幕前はLIBERTYとPHOENIXが優勝候補と言われていましたが、NOVA eSportsやCRIMSONも食らいついて大混戦になりましたね」
そして迎えた最終節。
結果が発表される。
第5節結果
LIBERTY 30-10 CRIMSON
PHOENIX 20-30 VALKYRIE
NOVA eSports 30-10 FANG
会場がざわめく。
『LIBERTY勝った!!』
『NOVAも勝ったぞ!!』
『最後まで分からんかったな!!』
『順位どうなる!?』
桜庭がモニターを見上げる。
「それでは最終順位の発表です!」
会場の視線が大型モニターへ集まる。
Division S最終順位
1位 LIBERTY
4勝1敗
勝点120
2位 NOVA eSports
4勝1敗
勝点110
3位 PHOENIX
2勝3敗
勝点100
4位 VALKYRIE
2勝3敗
勝点90
5位 CRIMSON
2勝3敗
勝点80
6位 FANG
1勝4敗
勝点50
会場が大歓声に包まれる。
『LIBERTY優勝!!』
『最後勝ち切ったな!!』
『NOVAも強かった!!』
『PHOENIX惜しかった!!』
『Division S面白すぎた!!』
桜庭も笑顔を浮かべる。
「Division S優勝はLIBERTYです!!」
拍手が鳴り響く。
久我も大きく頷いた。
「シーズンを通して最も安定していたチームでしたね。首位として追われる立場になっても崩れなかったのが大きかったです」
「NOVA eSportsも最後まで迫りました」
「本当に見事でした。ダークホースと呼ばれていましたが、今シーズンは完全に実力を証明しましたね」
PHOENIXも優勝候補として最後まで戦い抜き、VALKYRIEも終盤に意地を見せた。CRIMSONも一時は優勝争いへ加わったが最後の最後で失速し、FANGも苦しいシーズンの中で確かな成長を見せた。
『LIBERTYおめでとう!!』
『NOVA来年は優勝候補だろ』
『PHOENIXもまだ強い』
『Division Sレベル高かったな』
コメント欄も祝福と称賛で埋め尽くされる。
桜庭が最後を締めくくる。
「優勝はLIBERTY!!混戦のDivision Sを制したのは王道の強豪チームでした!!」
久我も笑う。
「そして次はいよいよDivision F終盤戦です。こちらもまだ何が起こるか分かりません」
会場が大きな拍手に包まれる。
数々の波乱が起きたDivision S。その中で最後まで首位を守り続けたLIBERTYが堂々の優勝を果たし、激動のシーズンは幕を閉じた。




