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LETHAL -俺だけが見える勝利の一手-  作者: 龍崎
第四章 プロリーグ開幕編

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第60話 第四節総括

第四節全試合終了後、公式配信では恒例の総括コーナーが始まっていた。実況の桜庭誠一と解説の久我竜也がスタジオ席へ座ると、会場には試合後にも関わらず多くの観客が残り、コメント欄も凄まじい勢いで流れ続けている。


「いやあ第四節も熱かったですね!」と桜庭が笑顔で切り出すと、久我も「今シーズンでも特に濃い節だったと思います」と頷いた。


まず話題になったのは首位を走るRAVEN’S NESTだった。神谷蓮、黒崎豪、九条迅という盤石の主力陣が揃い、第四節でもその強さを証明した。


「やはり首位チームですね」


桜庭が言う。


久我も頷く。


「個々の実力も高いですが、チームとして完成されています。特に九条選手の存在感は圧倒的でした」


続いてBLACK WOLF。


第三節で悔しい敗戦を喫した狼塚剣牙だったが、第四節では見事な復活を見せた。


「狼塚選手はやはりDivision Fを代表するエースですね」


「大将戦を勝ち切る力がありますからね。まだまだ優勝争いの中心です」


そして今節最大の話題。


METEOR。


ついに悲願の初勝利を掴み取った。


御剣颯を中心とした若手チームが大きな一歩を踏み出したのだ。


「この一勝は大きいですね」


桜庭が笑う。


久我も高く評価する。


「順位以上に価値があります。ここから一気に勢いに乗る可能性もあります」


一方でGENESIS、AEGIS、VORTEXも依然として上位進出の可能性を残している。


「本当に混戦ですね」


桜庭がモニターを見上げる。


「ええ。どのチームにもチャンスがあります」


そして大型モニターに順位表が映し出された。


Division F順位表(第4節終了)


1位 RAVEN’S NEST

4勝0敗

勝点140


2位 BLACK WOLF

2勝2敗

勝点100


3位 GENESIS

2勝2敗

勝点80


4位 AEGIS

1勝3敗

勝点80


5位 VORTEX

2勝2敗

勝点70


6位 METEOR

1勝3敗

勝点50


『まだ全然分からんな』『BLACK WOLFも100点まで来たぞ』『GENESISとAEGIS並んでる』『METEORも初勝利で流れ変わりそう』『今年のDivision F面白すぎる』とコメント欄も大盛り上がりとなる。


そして今節MVPの発表。


大型モニターに映し出されたのは九条迅だった。


会場が大歓声に包まれる。


『そりゃ九条だわ!!』


『帝王強すぎた!!』


『文句なし!!』


『今節の主役!!』


久我も納得したように笑う。


「今節を象徴する選手でしたね」


桜庭も力強く頷く。


「第四節MVPは九条迅選手です!」


鳴り止まない拍手の中、桜庭が再び口を開いた。


「それでは皆さんお待ちかねです。第五節の対戦カードを発表します!」


会場がざわつく。


大型モニターが切り替わる。


第五節対戦カード


第一試合


RAVEN’S NEST


VS


AEGIS



第二試合


BLACK WOLF


VS


METEOR



第三試合


GENESIS


VS


VORTEX



発表された瞬間、会場はこの日最大の歓声に包まれた。


『ついにAEGIS戦だ!!』


『御剣連勝あるぞ!!』


『狼塚負けられねぇ!!』


『皇城頼むぞ!!』


『早乙女見せてくれ!!』


『第五節熱すぎる!!』


久我も思わず笑う。


「どの試合も楽しみですね」


桜庭が締めくくる。


「優勝争いも、生き残り争いも、全てが動く第五節! Division Fはいよいよ終盤戦へ突入します!」


会場を包む歓声と拍手の中、運命の第五節が幕を開けようとしていた。

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