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LETHAL -俺だけが見える勝利の一手-  作者: 龍崎
第四章 プロリーグ開幕編

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第41話 第三節開幕

CHRONOS STRIKE PRO LEAGUE 2026。


Division F第三節当日。


前節終了から一週間。


選手たちは対策を重ね、チームはオーダーを練り直し、ファンたちは次の試合を待ち続けていた。


そして迎えた試合当日。


会場には開幕戦にも負けないほどの観客が集まり、配信の待機画面には開始三十分前にも関わらず数万人の視聴者が押し寄せていた。


『きたあああああ!!』


『第三節だ!!』


『待ってたぞ!!』


『神谷出るかな!?』


『狼塚楽しみ!』


『皇城の試合も見たい!』


コメントは止まらない。


第二節終了時点でDivision Fは大混戦になっていた。


首位はRAVEN’S NEST。


二連勝。


勝点70。


開幕節では神谷蓮が敗れながらもBLACK WOLFに勝利し、第二節では神谷を控えに回しながらVORTEXを40-0で撃破。


まさに優勝候補筆頭の強さを見せつけている。


だが追うチームも負けていない。


BLACK WOLF。


AEGIS。


GENESIS。


三チームが勝点50で並び、首位との差はわずか20ポイント。


一試合でひっくり返る差だった。


さらにVORTEXも勝点30。


まだまだ上位進出を狙える位置にいる。


そして唯一勝点0のMETEORも内容は悪くない。


誰もが思っていた。


Division Fはまだ全く分からないと。


配信画面が切り替わる。


スタジオ。


実況席。


「皆さんこんばんは!!」


相馬優斗の声が響く。


「CHRONOS STRIKE PRO LEAGUE 2026 Division F第三節開幕です!!」


会場から拍手が起こる。


隣では大原修司が頷いた。


「ここから順位争いが本格的に始まりますね」


「そうですね」


相馬も笑う。


「どのチームも落とせない試合ばかりです」


大型モニターに順位表が映し出される。


1位 RAVEN’S NEST 70


2位 BLACK WOLF 50


3位 AEGIS 50


4位 GENESIS 50


5位 VORTEX 30


6位 METEOR 0


『団子すぎる』


『まだ全然分からん』


『一敗でひっくり返るな』


『ここからが本番』


大原が順位表を見ながら話す。


「今節は非常に重要です」


「と言いますと?」


「RAVEN’S NESTは逃げ切りたい立場ですし、追う側は絶対に差を広げられたくない」


相馬も納得する。


「なるほど」


そして。


本日の対戦カード発表。


モニターが切り替わる。


第一試合。


BLACK WOLF


VS


GENESIS


会場が沸く。


『狼塚だああ!!』


『早乙女見たい!』


『絶対面白い!』


前節AEGISを撃破したBLACK WOLF。


そして勢いに乗るGENESIS。


上位争いに直結する重要な試合だった。


続いて。


第二試合。


AEGIS


VS


VORTEX


『きた!』


『白河と皇城だ!』


『レベル高そう!』


AEGISは前節の敗北から立て直せるのか。


VORTEXは40-0負けから這い上がれるのか。


こちらも注目カードだった。


そして。


最後に映し出された対戦カード。


第三試合。


RAVEN’S NEST


VS


METEOR


会場の歓声が一段階大きくなる。


『RAVEN’S NEST!!』


『神谷出るか!?』


『METEOR頑張れ!!』


『御剣楽しみ!』


『首位チームだ!』


相馬も思わず笑う。


「本日のメインカードです!!」


大原も頷いた。


「首位RAVEN’S NESTにMETEORがどう挑むのか注目ですね」


METEORは二連敗中。


だが誰も油断していない。


御剣颯。


不知火蓮。


結城晴人。


若い才能が揃う危険なチームだからだ。


一度流れを掴めばどんな強豪でも倒しかねない。


会場の照明がゆっくり落ちる。


選手紹介映像が流れ始める。


狼塚剣牙。


神崎黎斗。


火野豪。


早乙女京介。


神崎陸斗。


朝霧湊。


それぞれの映像が映るたび歓声が上がる。


第三節。


上位争い。


プレーオフ争い。


そして優勝争い。


全てに繋がる重要な一日が始まろうとしていた。


まずは第一試合。


BLACK WOLFとGENESIS。


勝てば上位。


負ければ後退。


互いに譲れない戦いの火蓋が、今まさに切って落とされようとしていた。

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