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LETHAL -俺だけが見える勝利の一手-  作者: 龍崎
第四章 プロリーグ開幕編

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第42話 勢いと成長

会場の照明が落ちる。


大型モニターに両チームのロゴが映し出された。


BLACK WOLF。


GENESIS。


第三節最初の試合。


上位争いへ踏みとどまるためにも負けられない戦いだった。


実況は白峰玲司。


解説は神谷駿。


「前節AEGISを倒したBLACK WOLFと、初勝利を挙げ勢いに乗るGENESISの対戦です!」


会場から拍手が起こる。


「どちらも若いチームですが実力は本物ですね」


神谷駿も頷いた。


「特に狼塚選手には注目です」


モニターにオーダーが映る。


BLACK WOLF


先鋒 神崎陸斗


中堅 火野豪


大将 狼塚剣牙


控え 雨宮誠司


GENESIS


先鋒 朝霧湊


中堅 水瀬優


大将 早乙女京介


控え 久遠翔


『前節と同じか』


『自信あるな』


『狼塚頼む!』


『早乙女見たい!』


先鋒戦。


神崎陸斗。


朝霧湊。


第二節でも勝利した若手同士の再びの大舞台だった。


試合開始。


序盤から神崎が攻める。


距離管理。


差し返し。


開幕節よりもさらに洗練されている。


朝霧も冷静だった。


だが。


今日は神崎の日だった。


一本目。


神崎。


二本目。


神崎。


ストレート勝利。


BLACK WOLF先制。


10-0。


「神崎選手強い!」


白峰が声を上げる。


神谷駿も頷いた。


「明らかに成長しています」


会場も沸く。


『狼塚だけじゃない!』


『神崎も強いぞ!』


続く中堅戦。


火野豪。


水瀬優。


攻撃型と研究型。


真逆の対決だった。


一本目。


火野。


豪快な攻めが炸裂する。


会場が盛り上がる。


『火野きたあ!』


だが水瀬も冷静。


二本目。


研究してきた対策をぶつける。


一対一。


そして最終戦。


最後まで分からない展開になる。


残り体力わずか。


会場全員がモニターを見つめる。


次の瞬間。


火野の読みが通る。


KO。


BLACK WOLF勝利。


20-0。


会場が大歓声に包まれた。


「大きい!」


白峰が叫ぶ。


「BLACK WOLF王手です!」


神谷駿も腕を組む。


「GENESISはもう後がありません」


そして。


大将戦。


会場の空気が変わる。


狼塚剣牙。


早乙女京介。


両チームのエースがステージへ向かう。


『きたあああ!!』


『狼塚!!』


『早乙女やれ!!』


『絶対面白い!!』


狼塚は静かだった。


早乙女も静かだった。


だが目だけが違う。


負ける気など一切ない。


白峰が興奮を抑えきれない。


「第三節最初の大将戦です!」


神谷駿も笑う。


「これは楽しみですね」


両者が席へ座る。


コントローラーを握る。


会場が静かになる。


BLACK WOLFが勝ち切るのか。


GENESISが意地を見せるのか。


運命の大将戦が、今始まろうとしていた。

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