表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LETHAL -俺だけが見える勝利の一手-  作者: 龍崎
第四章 プロリーグ開幕編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

128/173

第25話 世界基準

GENESIS 10-10 VORTEX。


開幕節最後の試合は大将戦までもつれ込んだ。


早乙女京介。


皇城龍之介。


両チームのエースが向かい合う。


「勝ったチームが開幕戦を制します!」桜庭が声を上げる。「Division F開幕節ラストマッチ、最高の舞台です!」


試合開始。


序盤からハイレベルな攻防が続く。


早乙女が攻める。


皇城が返す。


差し合い。


読み合い。


反応速度。


全てがトップレベル。


一本目。


早乙女。


絶妙な崩しからコンボを決め切る。


『うおおおお!!』


『早乙女強い!』


会場が沸く。


だが皇城も冷静だった。


二本目。


一度見た動きに対応する。


差し返す。


迎撃する。


そして最後は最大コンボ。


KO。


一対一。


「修正能力が高いですね」


久我が頷く。


三本目。


試合が動く。


皇城が主導権を握り始めた。


早乙女の攻めを読んでいる。


通さない。


崩れない。


そして確実に返す。


KO。


皇城。


四本目。


早乙女も粘る。


しかし皇城はさらに上だった。


KO。


皇城王手。


『強ぇ!!』


『世界大会勢やばい!』


後がなくなった早乙女。


五本目。


序盤から攻める。


攻める。


攻め続ける。


体力リードを奪う。


会場総立ち。


『行けぇぇぇ!!』


『まだ終わるな!!』


だが終盤。


皇城は焦らない。


一瞬の隙を待つ。


そして訪れる。


差し返し。


コンボ。


画面端。


KO。


試合終了。


「決まったーーー!!」


桜庭が叫ぶ。


「VORTEX勝利!!」


VORTEX 30-10 GENESIS。


会場から大きな歓声が響く。


試合後インタビュー。


まずはGENESIS。


神崎黎斗。


早乙女京介。


水瀬優。


朝霧湊。


四人がステージへ上がる。


「早乙女選手、惜しい試合でした」


早乙女は苦笑した。


「惜しくなかです」


会場が静まる。


「普通に強かったです」


「皇城選手ですか?」


「そうです」


即答だった。


「じゃけん次は勝ちます」


会場から拍手が起きる。


続いて水瀬。


「霧島選手との試合はいかがでしたか?」


「完敗でしたね」


苦笑する。


「研究しとったつもりやったんですけど、まだ足りんかったです」


「次は?」


「もちろんやり返します」


理論派らしい答えだった。


続いて朝霧。


「リーグ初勝利でした」


「嬉しかったです」


少し照れながら笑う。


「ばってんチームは負けたけん、次はもっと勝たんといかんですね」


会場から温かい拍手が送られる。


最後はリーダー神崎。


「開幕黒星となりました」


神崎は落ち着いていた。


「まだ一試合ですけん」


会場が静かになる。


「GENESISはここからです」


短い言葉。


「必ず上がっていきます」


力強い宣言に拍手が起きた。


続いてVORTEX。


皇城龍之介。


霧島蓮。


白崎ルイ。


久我原誠。


四人が登場する。


「皇城選手、大将戦勝利おめでとうございます」


皇城は頷く。


「ありがとうございます」


「早乙女選手の印象は?」


「強かったです」


短い。


だが続ける。


「またやりたいですね」


会場が沸く。


続いて霧島。


「中堅戦見事でした」


「海外大会より緊張しました」


会場から笑い。


「開幕戦は特別ですね」


白崎も前を向く。


「負けましたけど次は勝ちます」


新人らしい真っ直ぐな言葉だった。


最後は久我原。


「出番はありませんでした」


「それが一番です」


会場が笑う。


「チームが勝てば何でもいいので」


こうしてDivision F開幕節全日程が終了した。


RAVEN’S NEST。


AEGIS。


VORTEX。


三チームが白星スタート。


GENESIS、BLACK WOLF、METEORは黒星発進となった。


そして次節。


早くも順位争いを左右する戦いが始まろうとしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ