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LETHAL -俺だけが見える勝利の一手-  作者: 龍崎
第四章 プロリーグ開幕編

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第8話 開幕戦後インタビュー

PHOENIX 30-10 NOVA。


開幕戦はPHOENIXの勝利で幕を閉じたが、会場の熱気はまだまったく冷めていなかった。


「それでは試合後インタビューです!」


朝倉の声と共にまずは敗れたNOVA eSportsの選手たちがステージへ呼ばれる。


黒瀬詩音、白石凛、神崎結衣。


三人が姿を見せると大きな拍手が送られた。


「まずは黒瀬選手、大将戦お疲れ様でした。あと一歩でしたね」


マイクを受け取った黒瀬は少し悔しそうに笑った。


「悔しいです。でも皇選手とあの舞台で戦えたのは大きな経験になりました。負けましたけど手応えもありましたし、次に対戦する時はもっと強くなっていると思います」


『黒瀬強かった!』『マジで惜しかった』『次も期待してる!』


コメント欄には称賛の言葉が並ぶ。


「続いて白石選手、中堅戦見事な勝利でした」


「ありがとうございます!」


凛は笑顔で答える。


「勝てたのは嬉しいんですけどチームが負けちゃったので素直には喜べないですね。でもリーグは始まったばかりですし、次はチームを勝たせられるように頑張ります!」


『凛ナイス勝利!』『頼もしいな!』『次も勝ってくれ!』


会場からも拍手が起こる。


「神崎選手はいかがでしたか?」


「めちゃくちゃ緊張しました!」


その一言に会場から笑いが起こる。


「でも本当に楽しかったです!負けちゃいましたけど絶対もっと強くなって戻ってきます!」


元気な言葉に観客席から温かい拍手が送られた。


インタビューが終わると三人は深々と頭を下げてステージを後にする。


続いて勝利したPHOENIXが呼び込まれる。


朝倉玲司、獅堂大河、皇恒一。


優勝候補筆頭の登場に歓声が一段と大きくなる。


「まずは先鋒戦を勝利した朝倉選手です」


朝倉は落ち着いた表情でマイクを受け取った。


「開幕戦だったのでまずは勝つことだけを考えていました。チームに良い流れを持ってこられて良かったです」


「非常に安定した試合運びでしたね」


「まだ一試合なので満足はしていません」


その言葉に会場から感心の声が漏れる。


続いて獅堂大河。


「惜しくも敗れましたが素晴らしい試合でした」


獅堂は苦笑しながら肩をすくめた。


「負けたのは悔しいですけど凛選手が強かったですね。でも次やったら勝ちます」


『リベンジ待ってるぞ!』『獅堂らしい!』


さらに獅堂は隣の皇を見ながら笑った。


「まぁ皇さんが勝ってくれると思ってたんでそこは安心してました」


会場が笑いに包まれる。


そして最後。


大将戦を制した男。


皇恒一。


マイクを受け取るだけで会場の空気が引き締まった。


「皇選手、開幕戦勝利おめでとうございます」


「ありがとうございます」


「黒瀬選手との試合はいかがでしたか?」


皇は短く答える。


「強かったです」


それだけだった。


だが続く言葉に観客が沸いた。


「今後もっと強くなる選手だと思います」


最大級の賛辞だった。


会場から大きな拍手が送られる。


「そしてPHOENIXは開幕白星スタートとなりました」


皇は静かに頷いた。


「優勝するためにリーグへ出ています。一試合一試合勝つだけです」


『王者かっけぇ』『やっぱり皇だな』『優勝候補筆頭!』


歓声と拍手に包まれながら開幕戦のインタビューは終了する。


こうしてCHRONOS STRIKE PRO LEAGUE 2026最初の試合は幕を閉じた。しかしこれは長いシーズンの始まりに過ぎない。優勝を目指す戦いは、まだ始まったばかりだった。

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