表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
91/104

★灼熱と極寒の星

一度完結しましたが、ブラッシュアップしての1話目、【第零章】から再投稿しました。


この章は【第零章】パート②です。前回、完結した時には作ってなかった物語です。


【第零章】の続きで、ダイヤたちのルミナス号が、ルビィたちのルミナール号に救助されるまでの空白の約2〜3ヶ月ほどの間のルミナス号のお話です。


配信。

平日は朝6時に1話配信します。

土日祝は夜20時に1話配信します。


「」人のセリフ


()心の声


『』通信などの機械音、ほかの人が言った言葉をそのまま入れるとき。




※私の小説のルールです。




楽しんでもらえると嬉しいです。

 次に降り立った惑星は――

 真逆だった。

 ルミナス号のハッチが開いた瞬間、熱気が流れ込む。

 肌を刺すような熱。

 視界の先には、どこまでも続く砂の大地。


 ダイヤが顔をしかめる。

「……暑っ」


 サイモンが短く言う。

「四五度ってとこか」


 レオが淡々と補足する。

「地表温度、現在四四・八度」


 ダイヤがため息をつく。

「ほぼ正解なの、ちょっと悔しい」


 だが、見渡す限り生命の気配がないわけではない。

 砂の上を這う、小さな影。

 地中に潜る微かな動き。

 虫だ。

 しかも、種類は多い。


 レオが端末を確認する。

「複数種、毒性反応あり。接触は避けろ」


 サイモンが眉をひそめる。

「暑い上に毒か……」


 ダイヤが笑う。

「歓迎されてる感じはしないね」


 さらに問題は――

 空気。

 ダイヤが軽く息を吸って、すぐに言う。

「……薄いね」


 レオが頷く。

「酸素濃度低下。長時間はマスク必須」


 サイモンが装備を叩く。

「了解だ」


 三人はすぐに装備を整えた。

 そして――

 ルミナス号の側面ハッチから、小型機が展開される。


 三人乗りの低空移動艇。

 ダイヤが機体を見て言う。

「この乗り物、名前つけようよ?」


 サイモンが即答する。

「砂漠だし、“サンドランナー”でいいだろ」


 ダイヤが笑う。

「そのまんまだね」


 レオが短く言う。

「わかりやすい」


 三人はサンドランナーに乗り込む。

 キャノピーが閉じる。

 内部の温度が一気に下がる。


 ダイヤがほっと息をつく。

「生き返る……」


 サイモンが頷く。

「外、地獄だな」


 レオが操縦を開始する。

「出るぞ」

 サンドランナーが浮き上がる。

 低空を滑るように進む。

 砂の海の上を、風を切って走る。


 調査は順調に進んだ。

 砂の成分、微生物の採取、虫の捕獲。

 危険はあるが、対処可能な範囲。


 だが――

 この惑星の本当の顔は、夜だった。

 日が沈むと同時に、気温は急降下する。

 マイナス三〇。

 時には、マイナス四〇。

 昼とは別の意味で、外は危険になる。


「極端すぎるでしょ……」

 ダイヤが呆れる。


 サイモンが苦笑する。

「一日で天国と地獄だな」


 レオが静かに言う。

「環境適応が難しい星だ」


 三人は、ルミナス号とサンドランナーを使い分けながら、調査を続けた。


 そして――

 六日目。

 ルミナス号のレーダーに、反応が現れた。


 レオが画面を見つめる。

「……大型反応」


 サイモンが顔をしかめる。

「どのくらいだ」


 レオが答える。

「前の惑星の大型恐竜クラス」


 一瞬の沈黙。


 ダイヤがぽつりと呟く。

「……嫌な予感しかしない」


 サイモンが頷く。

「だな」


 レオが続ける。

「移動速度無し。単体」


 ダイヤが考えるように言う。

「でも、見ないって選択肢はないよね」


 サイモンが軽く笑う。

「結局行くのか」


 ダイヤが即答する。

「行く」


 レオが少し考えて言う。

「よし、サンドランナーで行こう」


 三人は再び乗り込む。

 エンジンが静かに唸る。


 ダイヤが前を見る。

「さて、今度は何かな」


 サイモンが肩を回す。

「虫じゃないことを祈る」


 レオが短く言う。

「接触まで、あと三分」


 サンドランナーは加速する。

 灼熱の砂漠を切り裂きながら――

 未知の大型生命体へと、向かっていった。


私からのお願い。

もしも、気にっていただけたら

★★★★★の評価と、ブックマークなどお願い致します。

感想などもお待ちしてます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ