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こぼれる。
ちまは痙攣があった後でも、私の元へやってきて、
「あのぅ、なでなで、よかですか?」
って上目遣いで訴える。
右手が痛くなるまで撫でた。
右手が痛くなったら、左手が痛くなるほど撫でた。
ちまは目を細め顎を手の上に乗せ、安心しきった顔でゴロゴロと鳴き出す。
ちま。君にとっての私は、安心できるかい?
猫は言葉に出さない。
でも、確実にひとつ言えることがあった。
撫でて目を細める仕草で、ちまが安心している事。
ちまは、5分ほど撫でたら縁側の方へ向かっていった。
自室に帰ってきた私はなんだか凄く暖かくて、悲しくて、辛くて、幸せで。
涙がこぼれた。
いずれ痛みと悲しみの日がくるのは、分かっていたことだ。
だからせめてその日までは、ちまの元にいさせてよ。
神様というものがいるのならば、どうか辛くないように逝かせてあげてよ。
私にできることはちまが今日生き延びるためにすることだけなんだ。
ちま、頑張っててえらいよ。
私は少し涙が止まらないや。




