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ぼろぼろでも。
日課であるちまのお世話をするために父の部屋へ向かう。
縁側の奥にちんまり佇むちまをみて、今日も生きているという事実に安堵する。
季節は梅雨明け。
日中の外は灼熱の真夏手前でまだ7月というのに、日差しが強くセミが鳴いている。
縁側で餌をあげてガツガツとたべるちまを見ているだけで汗が吹き出てくる。
暑さにバテているのか、ちまも必要最低限しか動かなくなり、身体もかなり細く「顔デカさん」に戻っている。
その代わり餌を要求しに動き出しにゃーにゃーと鳴く元気があることがこの上なく嬉しいことだ。
トイレまで約1m。餌入れまで約30cm。
あえて少しだけでも運動させよう思った配置だ。
無理なく動けているだけで多少の筋肉トレーニングにはなっているだろう。
しかし、ヨボヨボのちまは以前よりだいぶ衰弱している事は事実だ。
立ち上がったり歩くのも一苦労。
にゃーにゃーと餌を要求する為長距離を歩く時にはバランスを崩し倒れ込む。
それでも餌を食べる生命力を感じる事がわたしの人生の勇気にも繋がる。
コロリンと転けても立ち上がる。
ちま、偉いよ、ごはんもおしっこもバッチリで、100点満点だ。
わたしも辛いことから逃げずに立ち向かうよ。
ありがとう、教えてくれて、生きてくれて。
最後の最後まで一緒にいるよ。




