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模様替え。

両親が気まぐれでリビングの模様替えをした。

大きな出窓が見れるようにテレビとソファの位置を大幅に変更していた。

新しいお部屋環境に猫たちは馴染むか些か心配していた。

しかしそれは杞憂に終わる。

ぬぼ先生はどこでもどんな環境でも馴染んで殆どの時間を丸まって寝て過ごす。慢性鼻炎持ちなので本当に寝息が「すぴー」という音がするので、何処にいるのかすぐ分かるし、わかりやすい場所で寝てくれるので安心担当だ。時折わたしの部屋にも遊びに来て充電コードの上で寝られるとお邪魔な時もあるし、くしゃみで鼻たれ小娘になってしまうのも、愛嬌のひとつだ。

ビビリーにょ伯爵はぬぼ先生が大好きなのでピッタリ寄り添っている。たまに「甘えすぎ。」と猫パンチを食らうものの、全面的に甘えん坊だ。キャットタワーの位置は変えていないので、ビビリの王子でも模様替えは大丈夫だったようだ。


さて、問題はちまだ。

新しい環境に馴染んだばかりだったのでまた父の部屋に凹みおっさんとして引きこもらないか心配していた。が、しかし、この模様替えを一番気に入ったのは、実はちまだったらしい。

大きく開けた出窓にて横になっているのが定番になっていた。そしてその前には大きな観葉植物がある。物陰に隠れつつ陽の光を浴びることができる安楽の地をちまなりに見つけたらしい。


今日も近づいて反応を伺った。トコトコ逃げるかなと思いきや「あぁ、あなたですか。撫でてください。」とでもいいたげな顔で身を差し出す。よしよしするとゴロゴロと気持ちよさそうな音を鳴らす。手首が疲れてきたので「またね。」と去ろうとすると、一刻前まで蕩けていた表情からかわり目を開いて「行ってしまうのですか?」と少し甘えそうな顔をする。その可愛さに負けてなでなで5分間延長コースだ。ちまも、だいぶ満足したらしく、そのまま寝ようとしていた。


お腹がすいているだろうと思い、時間を置いて見に行くとやはり出窓で寝ている。ちまーと呼びかけてちゅーるをちらつかせると、口をもごもごさせながら近づいてくる。食欲旺盛だったので、ウェットタイプの餌もあげてみると、物の見事に完食だ。ただ餌をやるだけじゃあまり食べないので、よしよししてからの流れがちまの安心と食欲をそそるらしい。

今日も元気に食べて偉いね、ちま。そう言いつつブラッシングをしたら更に「あぁ、気持ちがいいですねぇ。」という顔で微睡んでいる。模様替え、大成功だ。

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