表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生武将は戦国の社畜  作者: 赤井嶺


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

825/868

六三郎の嬉しい誤算と信長の仲人業務の開始

天正二十三年(1595年〕六月一日

陸奥国 田村家屋敷


場面は少し戻り、六三郎が出張している田村家にて


「柴田様!早朝に身体を動かした後の飯は、誠に美味いですな!」


「次郎殿、早朝から身体を動かせるくらいに強い身体になったのですな。これで最初の目的は達成したと見ても良いでしょう」


皆さんおはようございます。陸奥国の田村家に出張して働いております柴田六三郎です


当主の次郎殿が身体が弱くて、食も細いから、田村家存続の危機と言う事だけでなく、自信も持てない性格を含めて直す為に、


俺が始めた「飯を完食させて自信をつけさせる」計画を約2ヶ月進めておりましたが、1ヶ月過ぎたあたりから、朝起きてからのラジオ体操をやらせてみたら


身体も少しずつ強くなり、食事を残すどころか、朝からお代わりをする様になり、もう食事の心配は無さそうです


でも、これは次郎殿の体力が人並みになっただけ、とも言えるので、当初考えていた料理を作らせて自信をつけさせる第2段階はすっとばして、


筋トレをやらせる第3段階に入りたいと思っております。その筋トレも最初は10回ずつ、も出来るかは不安ですが、無理なら5回ずつでも頑張ってもらいましょう


いざとなれば、伊達政宗も巻き込んで、次郎殿の尻を叩かせよう!俺が早く実家に帰る為だ!


六三郎は嬉しい誤算のおかげで、第2段階をすっ飛ばして、第3段階に入る決断を下した


六三郎が次の展開に希望が湧いていた頃、信長は安房里見家の屋敷に居た


天正二十三年(1595年)六月十日

安房国 里見家屋敷


「里見太郎よ、前触れも無いのに済まぬな」


「いえ。少しばかり驚きましたが、畿内への帰り道で右府様が通ってくださるのであれば、嬉しいかぎりです。それで、此度は何かありましたでしょうか?」


里見家当主の義勝は、「驚いたけど、来てくれて嬉しいです。それで、今回は何かありましたか?」と信長へ質問すると、信長は


「うむ。実はのう、お主が六三郎に頼んでおった嫁取りの件じゃが、六三郎の奴、伊達家に臣従した田村家の当主が身体が弱く、


このままでは家の存続危機という事で、当主の身体を強くする事と子作り指導で、まだ陸奥国に居るのじゃ


このままだと、太郎の嫁取りが遅くなる事を危惧しておった六三郎の奴、儂にその事を頼んで来たのじゃ」


自身が六三郎の負担を減らしてやると言っておきながら、「六三郎に頼まれた」と微妙にニュアンスの違う事を義勝に伝えると義勝は


「柴田様は、またまた長い時間が必要なお役目にあたられておるのですな。いつ休んでおられるのかと思う程のお方です」


と、六三郎に対して「また、あの人デカイ仕事してんの?」と若干の呆れが出ていたが、信長に対して


「承知しました。では、拙者の嫁取りに関しては、右府様に一任してもよろしいのでしょうか?」


そう確認すると、信長は


「うむ。その事でじゃが太郎よ。お主の嫁に関して、儂の養女でも良いか?最も、そこら辺の適当な娘を養女にするつもりは無い」


義勝に「六三郎の親類の娘じゃなくても良いよな?」と遠回しに確認する。信長の言葉に義勝は


「は、はい!右府様のお眼鏡にかなう女子ならば、品行方正の器量良しに違いないと思っております!」


そう答える。義勝の答えを確認した信長は


「そう言ってもらえると、儂も気が楽じゃ!里見太郎よ、感謝する。そこでじゃが、太郎よ。お主、近日中に儂と共に北条家に行くぞ!」


「今から北条家に来い!」と六三郎へやる無茶振りよりは少しだけマシな無茶振りを義勝にやると、義勝は


「う、右府様?近日中に北条家に行くのですか?」


慌てて確認を取る。それに対して信長は


「まあ、今すぐというわけではない!とりあえず、北条家に前触れを出してからじゃ!それに、それだけではない!


太郎よ、お主にそろそろ安房国に関する官位を取らせる為、儂と共に畿内へも行くぞ!」


北条家だけでなく、畿内へ行って官位を取らせる事まで宣言した。信長の言葉を聞いて盛り上がったのは義勝の家臣達だった。その家臣達は


「右府様!それは、殿が嫁と官位を一気に手にするという事でしょうか!」


「織田家に臣従してから、里見家は良い事ばかりじゃあ!」


「これも、御先代様が強く推してくださり、殿が御決断なされたからじゃ!」


嬉しさのあまり大声になる者、義勝の父の義頼の事を思い出した泣く者も居たり等の、中々にカオスな状況になっていた。場が落ち着くのを待ってから信長は


「里見家家臣の皆が喜び、盛り上がるのも仕方ない、改めてじゃが太郎よ。北条家と畿内に行く面々を誰にするか、しっかりと決めておけ!良いな?」


「ははっ!」


義勝に連れて行く面々の選別を命令し、義勝も了承する。こうして、六三郎の代わりとして里見家の面々が信長の畿内行きメンバーに加わった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
良かった…。信長も六三郎にやる無茶振りはハードだと思ってたんだw 今回の提案は里見家に利益しかないし頑張ってもらうしかないな!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ