第18話 ジョセフの中学時代
王様を助けたことにより王宮の客室で一泊することにになったジョセフは日本にいた頃を思い出していた。
ジョセフが中学の頃、誰も信用できなくて学校をさぼり家で漫画を読んだりギターの練習をしたりと自堕落な毎日を過ごしたり、たまに外出しても学校のヤンキー達と喧嘩したり悪徳教師をぶちのめしたりと真面目な人間とはお世辞にも言えないほどのアウトサイダーであった。
「ジョージ、今日はお前んちで音合わせしたいけどいいか?」
「それなら今すぐ家に帰ってやろうか。ジョニー達とそろそろ家に帰ろうと思っていたから」
ジョージはジョニー、ジョナサンが帰っている頃であろうと腕時計を確認し、椅子から立ち上がりジョセフはジョージと一緒に学校を出た。ジョージってのは母親がイギリス人で父親は日本人でもありジョセフの育ての親でもある綾野家の親戚だ。
ジョニーとジョナサンはジョージの母親の亡くなった姉の双子の兄弟で日本語はかなり流暢だ。本当に小6までイギリスにいたのか?て疑いたくなるほどだ。
「ジョー、お前も今日は帰るのか?」
「一人でギターの練習なんかしているくらいならお前らと練習した方が上達するから」
「それもそうだな、行こうぜ!」
ジョニーは満面の笑みを浮かべながら校門の外に出るように走る準備をしていた。ジョニーはジョセフのことをジョーと言うのは日本名の綾野丈の愛称で、異世界で名乗っているジョセフ・ジョーンズのジョセフを略称で呼んでいるわけではない。
「コラー!お前達!まだ3時限目の授業が終わったばかりだぞ!」
「やべっ!体育教師の那須じゃねえか…」
那須に捕まらないように俺達は全速力で走りだした。
「あいつら…」
そう言い残しながら那須は校舎へと戻っていった。
「また勝手に帰ったんですか?あのはみ出し者たちは」
「はい、あの4人校内でも評判の悪いヤンキー達をぶちのめしたかと思ったら今度は学校をさぼりだしたりと手に負えんですよ」
「あの綾野丈って生徒は10人以上のヤンキーを相手に無傷で勝つほどだからなあ…」
教師達は職員室で愚痴をこぼしながら机上で仕事をしていた。
ジョージとジョセフは上手く教師から逃げることができジョージの自宅へと到着することができジョージはポケットから取り出した鍵で扉を開ける。
「母さんただいま」
「ジョージ、もう学校から帰ってきたの!?」
「どうせいてもいなくても変わらないからね。地下でバンドの練習するからご飯できたら教えてね」
ジョージは母親に気軽にそう言いながら地下の防音室へとジョセフ達を誘導した。
「ジョージのお母さんはいいよな、美人でナイスバディなうえに優しいからよ、俺の母親なんて口うるさすぎて交換してほしいよ…」
「そう言うなって、丈」
ジョージは苦笑いしながらジョセフの肩をポンポンと叩いた。
地下の防音部屋に入り、ジョニーとジョナサンは事前に用意していたギターをハードケースから取り出しマーシャルのヘッドアンプに電源を入れシールドをギターのジャックに挿した。実はジョセフもここに自分のギターを置いていたため、ギターを借りる必要はなかった。
「何の曲から練習する?」
ジョセフがジョニーに何の曲を演奏するか質問した。
「レッドツェッペリンのロックンロールから始めよう」
「んじゃジョージ、カウントお願い」
「ワン、ツー、スリー、フォー」
ジョージはドラムスティックをカンカンと鳴らしカウントを取った。
ハードロックなのに1950年代のリズムに激しいギターリフ、重低音の響くベースが防音設備の整った部屋の中を揺らしていた。
アンプのボリュームを10にした状態で鳴らしていたのだがいくら防音設備の整った部屋でも扉を開ければその音が漏れてしまい近所から苦情が来るのでは?と心配するのだが、ジョセフ達はそんなことを気にせずにただがむしゃらに練習をしていた。
「ジョニー、お前またあの部分間違っていたぞ」
「細かいことは気にすんなよジョージ、クラシックの演奏家じゃないんだから少しのミスくらい許してくれよ」
ジョージはジョニーのミスを指摘するのだったがジョニーはヘラヘラと笑いながら話を逸らそうとしていた。
「ジョニーは勢いに任せている部分が多いからいいんじゃないか?」
ジョセフはジョニーを擁護しようとするとジョージはムッとした表情でジョセフの方を睨み始めた。
「そんなこと言って甘やかすからジョニーがミスしないように気を付けないんだよ、丈」
「ジョニーの言う通り一ミリのミスも許されないクラシックの演奏家みたいにシビアにしてると面白くなくなるぜ?」
ジョセフはジョージにそう言うと、ジョージは「あぁもう好きにしてくれ」と言わんばかりに両手を広げた。
「ジョーとジョニーの言うようにリズムやテンポさえ外さなければいいけどアレンジされると演奏をキープできない人もいるから配慮はしておいた方がいいぞ」
「ジョナサンの言う通りだな、次は気を付けるよ」
ジョニーはジョナサンにそう言われると反省の色を見せた。流石双子だと言いたいところだけどジョナサンとジョニーはいつもこのやり取りをしてジョニーがまたミスをしてアレンジを加え誤魔化すの繰り返しだ。
学校では今頃何をやっているんだろうか気になっていた。
「綾野が勝手に早退したから給食の配分を間違えないように」
担任が生徒に指示を出し、生徒達は給食の分量を少し多めに入れたりと微調整を行っていた。
「綾野の奴いいよなぁ、学校ずるけて家で好きなものいっぱい食べてよ」
「別にいいじゃねえかよ、中学にもなって給食ってのもあれだけど親は弁当作らなくて楽だって喜んでたぜ」
生徒達はおしゃべりをしながら配膳をしていた。
「こら、おしゃべりをしないで早くしなさい」
全てに配膳し終え、担任と生徒達は給食を食べ始めた。
生徒達は世間話などをしながら給食を食べたり、ただひたすらに黙々と食べ続ける生徒に分かれていた。
担任は給食を急いで食べ終え、食器を片付けて一人の生徒の方へと向かった。
「坂本、お前綾野と仲良かったよな?」
「そうですけど丈の件ですか?」
「綾野に明日職員室に来るように伝えてもらってもいいか?」
「ええ、それは大丈夫ですけど多分あいつ来ないですよ…」
「来ないなら来ないで直接言う」
担任は坂本仁に伝言を言い残し、教室を後にした。
「おい坂本、お前先生に何言われたんだ?」
「丈に明日説教するから職員室に来いって伝えろってさ」
「お前もホント災難だよな。あいつに逆らった生徒は大抵目つけられて説教されてるらしいぜ」
他の生徒達は仁の方を見て心配をする人もいればからかうものもいた。
仁はジョセフが学校をさぼり始めてからは常に一人で、正確にはジョセフの義理の妹の侑と時々一緒にいるくらいで侑はジョセフについて情報共有をしていた。
「侑、丈の奴は学校さぼってまたギターの練習しているのか?」
「そうみたい、私は最近小説を執筆することに集中しているからあまり興味はないけど」
侑は仁にさりげなくそうアピールしていた。
仁はジョセフが自分を仲間外れにしているんじゃないかと不安に思ってしまうあまり侑に頼らざるを得ない状況に陥ってしまい、このままジョセフが学校をさぼり続ければいつか仁という存在そのものを忘れてしまうんじゃないかと思い始めていたのだ。
侑は最近小説投稿サイト、小説をはじめように小説を執筆していた。その小説はジョセフや仁といった親しい人をモデルにラブコメ小説をほぼ毎日学校が終わった後に投稿していたのだ。
「それで侑の小説って誰か読んでいるのか?」
「一応コメントは来ているわ。たまに安置コメントも来るようになったけど」
またしても侑はさりげなく答えた。批判されると普通なら落ち込む人間が殆どだというのに侑は微動だにせずそれを糧に小説を書き続けているようだ。
批判されるということはそれほど侑の投稿している作品が人気になりつつあるという予兆なのかもしれない。
少なくとも仁はそう思っていた。
「侑はラノベ作家になりたいて小学校の頃から言っていたしもしかしたら近いうちになれたりして…」
「そんな簡単なものじゃないわよ。漫画家に関してもそうだけど作家としてデビューできる人間なんてごくわずかよ。私がラノベ作家になれるならそれは運が良かっただけよ」
「お前って昔から夢がないよなぁ…」
仁は侑に対して才能が人よりも優れているんだからもう少し自分に自身を持ってほしいと思っていたのだがそんなことを言ったとしても侑が素直にそれを受け入れるとは到底思えなかった。
そして放課後、仁は帰りのホームルームが終わったと同時に荷物をまとめジョセフが練習しているのジョージの自宅へと全速力で向かっていた。
綾野家の親戚ではあるもののあまり面識はなかったのだがジョセフとまだつるんでいた時期にジョージ達が遊びに来た時に軽く会話をしてくらいだった。それでもなお仁は丈が学校をさぼるようになっても昔のようにつるんでほしいと思い勇気を振り絞り今思っている気持ちを伝えることを決心した。
「もう一回だ…」
「なあ丈、暫く休憩してまた再開してもいいんじゃないか?」
「ダメだ!この程度のフレーズが弾けないようでは俺は前に進めない!」
ジョセフはそう言いながらジョージは無理をしているんじゃないかと心配をしていたのだ。
心配をしてくれるのはありがたい。でもここで立ち止まっていたら新しい壁にぶつかったときにどう対処していけばいいんだ。ジョセフは今ここでできるようにしていきたいんだ。
ジョニーとジョナサンはジョセフに何か言いたそうな様子だったけど気遣ってくれているのか何も言わずにただ沈黙としていた。
すると突然の扉をノックする音が小さく聴こえた。
そこには仁がいて息を切らしながら扉を開け、防音設備の整った部屋へと入ってきたのだ。
「仁、何でお前がここに?」
「そんなの簡単に決まっているじゃないか丈、明日はちゃんと真面目に学校で授業を受けてほしいんだ!」
「何でだ?学校に行ったってどうせ俺達ははみ出し者扱いされて碌な扱いをされないんだよ」
「ならせめて俺と昔みたいにつるんでくれよ!俺はお前と昔みたいにバカやって楽しく過ごしたいんだよ!」
仁は精一杯大声を上げ今思っている本音をぶつけた。ジョセフは自分がただギターが上手くなりたいがゆえにジョージ達と練習していたけどジョセフは仁の気持ちを一切考えずにただ自己満足をしていたこの現実を思い知らされた。
「それならお前にギターを教えてやるよ。それだったら昔みたいにつるめるだろ?」
「確かにそうだし勿論教えてほしい…それでも学校に最後までいないのか?」
仁はどうしてもジョセフを学校に行かせたいようだがそれでもジョセフは学校に最後までいたいとは思えなかった。好きだった女には罵られプライドを傷つけられ、クラスの不良達に虐められ必要以上にぶちのめしたら一方的に周囲から悪者扱いされ悪徳教師を追い出せばそれこそ完璧に問題扱いを受けているわけだから学校に行きたいなんて思えなかった。
学校というものは小学校の頃はそれなりに高い点数も取れてそれなりに楽しく過ごせたんだけど中学になってから突然俺は異世界にでも飛ばされたのか?と疑問に思ってしまう程何もかもが変わってしまったのだ。
周りの大人から見れば何の変哲もないことなのだろうが子供という立場で世の中の何たるかを知らない十代からすれば別世界そのものだ。
《《さっき異世界に飛ばされたのか?》》と疑問に思っていた中学なり立ての頃は異世界ファンタジーなんて言葉をジョセフは知らずただ別世界に強制連行されたくらいに思っていたのだろうな。中学というのは特に何が違うのかといえば教師が全教科それぞれ違う人が授業を教える形なのだけどまあそれはいい。ジョセフが言いたいのは何故中学に入ってから小学校の頃のように点数が取れなくなるのか?その理由を知りたかったのだ。
小学校の頃仲の良かったと思った友達からは仲間外しにされ、からかわれたり、どんなに勉強をしても成績は下がる一方でこんな状態でスクールライフを楽しめるわけがなかった。小学校の頃のようにエミリーや仁と婚約までしていたルーシーといった超絶美少女がいるわけでもないこの日本にいても意味がない気がしていたのだ。
仁はそれが分かっていないためジョセフに学校へ来るように説得しているのかと思っていたのだがそうではなかった。仁はジョセフが必要でジョセフのいない学校なんて監獄と変わらないと思う程にまで追い詰められていることに気付くことができなかった。
そのことにジョセフはなんて自己中心的で最低な奴なんだと自己嫌悪さえしてしまう。
「仁、学校に行く条件が一つだけある…」
「《《条件って》》?」
「俺と一緒にここで《《バンドの練習をすることだ》》!」
「それはいいけど俺ギターなんて持ってないぞ」
「心配するな、ないなら俺のを貸してやる」
ジョセフは仁にもう一本置いていたギターを渡し、ストラップをピンにつけ肩にかけるように促した。
「ギターって重いんだな…」
「これはギブソンレスポールだから重量はストラトより確かに重いが世界一カッコいいギターだ」
仁はポカーンとした表情で何がなんだか分からないでいた。
「丈、いきなり初心者に《《レスポール》》とか《《ストラト》》なんて単語出しても分かるわけないだろ!」
「別にいいだろジョージ、丈は本気でこいつにギターを教えたいて思っているんだから悪くはないだろ」
ジョージはギターとかロックを知らない仁にギター用語を連発しているジョセフに注意をし、ジョニーがフォローを入れてくれた。
「こいつに教えるのはいいけどよ、お前練習はどうするんだ?」
「土日にでもすればいいだろ」
「ああそっか、土日があったね」
ジョニーはジョセフが仁にギターを教えることでバンドの音合わせする時間が少なくなることを危惧していたみたいだが土日に集中してやればいいことに気付き納得した。
ジョセフは早速仁にギターを教えることにしたのだがいきなり挫折されても困るのでメジャー、マイナー、バレーコードのようなチマチマとしたことではなくパワーコードから教えることにした。
「まず初心者が最初にぶつかる壁はコードだ」
「コード?」
「簡単に言えばドレミファだよ、それをギターではABCDEFGと分けているんだ」
「なんかめんどくさそうだな…」
「めんどくさいからこそ簡単に覚えられる方法から始めるんだよ」
そう言いながらジョセフは仁にパワーコードの押さえ方をまず仁の手に慣れさせるために仁の指を6本ある弦を押さえさせることにした。当然ギターなんて触ったことのない仁からしたら拷問に感じたのかもしれない、だがここでそれを乗り越えなければギターを弾くなんてことはできないからだ。
「チョットいてえよ…」
仁は歯を食いしばり、目をしかめながら涙をこらえていた。
「ちょっと6弦と5弦だけを鳴らしてみろ」
仁は言われるがままに右手に持ったピックで2本の弦を鳴らした。
「これがFコードだ」
「Fコード?」
「パワーコードのFでなければ初心者はすぐ挫折しギターを辞めることになっていただろう」
仁は「そんな難しいコードをいきなり教えるなよ!」と言いたそうな表情をしていたが一通りF以外のパワーコードを教えると一気に顔色が変わっていった。
「これがギターってやつか…思ってたより《《簡単》》なんだな」
「そうだろ?みんなパワーコードの存在さえ知っていれば挫折しないで済むんだけどな」
「だけど6弦と5弦で鳴らすのはできるけど5弦と4弦で鳴らすのは難しいな」
「焦ることはないよ、こういうのはゆっくりと覚えていけばいい」
ジョセフは仁にそう言いながら少しずつ上達している姿に驚いていた。
「おい丈、お前の連れてきた仁って奴パワーコードの鳴らし方とか始めてから5分くらいでプロ級に上手くなってるけどホントにあいつ初心者なのか?」
「あの手つきは間違いなくギターを触ったことない動きだよ」
ジョニーは仁の上達速度に驚いてしまったのかさっきまでと違い態度が緩和していた。仁の右手を見てみるとピックは親指と爪に当たるほど深く持っており、ピッキングハーモニクス気味に鳴らしていたのだ。ジョニーがプロ級に上手いといったのはあながち間違っていなかった。
パワーコードを習得したことにより一気に上達していた仁に課題を出すことにした。
ジョセフが何故ギターはじめてすぐの仁にそんなことをさせるのかというとあいつの才能にジョセフ自身が惚れてしまったからだ。友としてではなくと一緒にギターを弾いている仲間としてだ。
当然、仁は困惑していたのだがすぐに納得してくれたからよかったのだ。
それからというもの、仁は学校が終わればすぐにジョージの家に訪れてはジョセフ達と一緒にギターの練習をしておりメキメキと上達していたのだ。
当然、ジョセフ達は仁と約束した通り学校には真面目に登校するようになった。最初はヤンキーや教師たちがあまりにもしつこく絡んできたのだが二度とジョセフに絡んでこないようにしていたためかジョセフ達はそれなりに安心して登校できるようになっていた。
「ジョセフ様?」
リサが可愛らしい声でジョセフを呼びかけていることが分かった。
そうだ、ジョセフは夢を見ていたのだ。中学生の頃に起きていた出来事に関しての。
「すまない、過去の夢を見ていてな…」
「前いた世界の過去ですか?」
「ああ、まだリサ達と出会う前の世界だ」
「ジョセフ様たちのいた世界はどんなところなのですか?」
「あまり俺の心を読んで想像しないほうがいいぞ…リサにとってはストレスにしかならないはずだ」
異世界人でもあるリサ達には地球での生活は合わないであろうことは大体予想していた。何故ならジョセフのいた世界というのは異世界よりも歪んでいるものを人間は持っているからだ。そのようなところばかりではないが人の心を読めるリサであれば嫌悪感を抱くことは間違いないと思ったのだ。
「そうなんですね…ジョセフ様のいた世界はそんなに…」
「心を読んでしまったのか?」
リサは急に顔色が悪くなってしまい吐き気を催す程にまでであった。
「はい、とても辛い思いをしていたようですね…例え他の人達がジョセフ様に敵対しても私はそれでもジョセフ様の味方です。」
「ありがとう、そう言ってくれる味方がいてくれて嬉しいよ」
ジョセフはほっこりとした顔でリサの優しい心遣いに深く感謝をし、彼女の顔色は再び元気を取り戻していた。
「ジョセフ様、初めて出会った時よりも笑うようになりましたね」
「君という女性に出会えたおかげだよ」
「もう、それって口説き文句ですか?ジョセフ様…」
「何でそういう発想になるよ?」
「やっぱりジョセフ様って可愛いですね!」
「リサよ、君の方が可愛いと思うのだがな……」
ジョセフはリサのそういう天然な性格も含めて可愛いと思っていた。
この世界に来てからリサにテレサ、ジンジャー、マリー、アイリスに出会うことができてジョセフは何かいい方向に変わることができるのではないかと心が満たされている気がしたがただやっぱり異世界ってのは食事が口に合わないのが難点だ。まだ異世界に来て1ヶ月も過ぎてないと思うがやはり飯に関してはどうしても好みの味ではなかったけど好き嫌いは言ってられないから今まで飯の味に関して何も語ることはなかったが異世界ファンタジーの世界に夢を見ていた頃をジョセフは懐かしく感じていた。




