兄弟
はい。
ケンちゃんが、泣き出してから30分程経ちました。
今はアムールにケンちゃんの対応をして貰ってます。
そして、私はヒューに先程の経緯と説明。今日合ったことの説明をしています。
全てを聞いたヒューは、早とちりした…と申し訳なさそうに、謝ってきた。まぁ、どこから見ても、私からしても、ヒューの方が正しいと思うから、今回は仕方がなかったな…
ヒューはケンちゃんに謝ってくる…と言うのだが、多分ケンちゃんはまだ…立ち直れないな。
まだ後ろからすすり泣く音が聞こえるもん。
「なんていうか、あのモードに入ると、アムールしかどうにか出来ないから、もうちょっと待ってからにしようか…」
「お…おう。わりぃな…」
アムール…頑張って…
アムールにくっつき、泣いているケンちゃんの頭を撫でながら、よしよししているアムール…か…
もはや、セットで可愛いな…
あそこだけ、キラキラしているような気がする…
しばらくすると、2人が会話を始めた。
後ろから聞こえる、アムールとケンちゃんの会話がこちらです。
「ケンちゃん、痛かったね…これ飲んで?痛いのなくなる薬だよ。」
あらかじめアムールに渡しておいた、リンゴポーションジュースだ…ケンちゃんは、素直に受け取り、飲み干した。ふぅ…取り敢えずこれで、体は大丈夫だと思うけど…
「ぐすん…あ…ありがとうごさいます。」
「どう?まだ痛い?」
「痛みはもう大丈夫です…ぐすん」
「僕、寝ちゃってごめんね。状況あんまりわかんないけど、僕はケンちゃんの味方だからね!だから、泣かなくていいよ!」
お兄ちゃんアムールだ…頑張れ!
「あ…アムール君…突然痛いし…あの人が怖いし、睨んでくるし…」
「?ヒューはいい人だよ!きっと、なにか勘違いしたのかもね。ヒューは優しいから、安心して大丈夫だよ!それでも、怖いなら、僕がずっと手を繋いでてあげるからね!」
「あ…ありがとうございます。」
「んじゃ、ナギの所にいこう?」
「はい。」
ケンちゃんの手を引っ張り、こちらに歩いてくるアムール…その姿は、もう本当にお兄ちゃんだ…
ケンちゃんを元気にしてくれて、
アムール…本当にありがとう。




