抱擁と魔法
打開策なんかあるかな…
身分証は1つあれば十分だし…っあ!
冒険者ギルドに登録しようかな…依頼料安くなるって、マリンさんに言われたことあった気がする!
その保証人にケンちゃんになって貰えば、解決じゃない?
あまり、依頼することはないと思うけど、ずっと泣き虫モードでいられるの、めんどくさいしね…
「ケンちゃん、いい事思いついた!明日冒険者ギルドで私たちが、登録すれば良いんじゃないかな?依頼料安くなるし、無駄ではないからね。その時にアムールの保証人になって貰うっていうのはどう?」
「!!…っナギさん!天才です。そうしましょう。私とっても嬉しいです!」
私が案を言うと、私から体を離し、喜びはじめた。
それがいい、とニコニコしながら、ガッツポーズをしてるケンちゃんほんとに子供…
ふぅ…これで解決。私って天才ね(´∀`)
「ナギさん!ありがとうございます!」
この時気を抜いた私は馬鹿だった…
「っぅ…ゴフ…」
私がドヤ顔していると、体に強い衝撃を受け、体が倒れてしまった。いやいや!めっちゃ痛いから…
状況を説明しますと…ケンちゃんが激突してきました…詳しくいうと抱擁ですが、衝突事故レベルの抱擁です。
「本当にうれしいです、私!」
アムールの保証人ってそんなに嬉しいわけ?確かに頼られるのは嬉しいけど、保証人って誰でも身を引きたいよね普通は…どんだけ、アムールのこと好きなわけ…
てか、本当に背中痛いのですが…
「け…ケンちゃん、本当にもう離して、冗談抜きでく…苦しい…」
喜びが大きいのか、私の話など耳に入らない様だ…
今この瞬間も、ありがとうございます。と繰り返し言っている…
「ケンちゃん、くる…し…はなして…」
いや、そろそろ本気で苦しい…と、足と手をバタつかせていると、すんごい、勢いの風がビューっとふき、ケンちゃんが私の上から突然消えた。
…?魔法?




