泣き虫モード
ヒューを待っている間は、アイテムボックスから出したら、シーツに3人を置き休憩する事にした。
今日はお礼として、2人にご飯ご馳走しよう…
てか、ヒュー凄い怒ってたような気がする…2人のことは相談する間もなく決まっちゃったし…それで怒ってるのかも…ちょっと気が重いな…
「ナギさん、彼はなんですか!私少し怖いんですけど…私何かやってしまいましたか…凄い睨まれた様な気がするのですか!」
?ケンちゃんを睨んでたの…?てっきり、私に怒ってるのかと…てか、ケンちゃんが落ち込む前に、ヒューのこと説明したほうが良さそうだな…
「彼は、ヒューっていうの。門番の仕事と冒険者稼業を並行してやってるみたい。とってもお世話になってるの…私とアムールの訓練を引き受けてくれたりね」
「そうなんですか…では、いい人なんですよね!怖くないですよね!私なんかにも、優しくしてくれるんでしょうか?」
「大丈夫だと、思うけど…あっ…アムールの保証人にもなってくれてる人なんだよ!だから、今日機嫌が悪いのも、不思議なくらいなんだよね…」
そこが引っかかるんだよね…ヒューは私が無理をした時くらいしか、怒らないし…基本的にめっちゃ優しいし…
「アムール君のほ……」
ん?ケンちゃんなんて言った?小さすぎて声聞こえない…
「え?すみません。なんて言いました?」
「アムール君の保証人が彼なんですか!?」
ケンちゃんが突然、血相を変えて私の肩を掴み、聞いてきた…ケンちゃんらしからぬ行動にビックリなんですけど…
「え…はい。そうですけど…って…何ですか急に!お…落ち着いて、ケンちゃん!な…何か問題なんですか?」
「ズルイ!私が保証人したかったです!なんで、私に言ってくれなかったんですか!ズルイです!…アムール君の保証人になりたかったです…」
は?えっと…
「そんなこと言われても…ケンちゃんに会ったのは、ヒューよりあとですし…登録する時には、まだケンちゃんと知り合っても無いんですから、しょうがないじゃないですか。」
そう。ケンちゃんに出会ったのは、登録してからだ…もし、先に出会っていたら、相談していたかもだけど、あの時はヒューしかいなかった。それを、ズルイと言われても…
「でも、ズルイ!わた…私が…(T-T)」
あー…泣き虫ケンちゃんモードに入りました…私の肩を掴みながら、だらだらと涙を流し、泣き始めてしまった…
このモードになると、アムールにしかどうにもできないんだよね…はぁ…取り敢えず、手を離して貰おう…
「ケンちゃん。一度落ち着きましょう。座って、お話ししましょ?ね?」
「私も…ぐすん…私も…」
ダメだ、卑屈モードより大変なんだよな…このモード…てか、私の指示に従って、座ってくれたのはいいけど、肩から手が離れることはなく、ケンちゃんが私に抱き付く形になってしまってるんだけど…すんごい重い…
「ケンちゃん…お…重いから、ちょっと離れてよ…ケンちゃ〜ん、きいてる?」
「私も保証人したいです…どうにかして下さいナギさん…」
いやいや…うるうるした目で見られても…これはもう、打開策を出さないと、ケンちゃん諦めないな…
はぁ………。どうしよう…




