突然の出来事
ギルドに着くと、中はいつもより静かで、人も少なかった…窓口の方に目を向けると、マリンさんとケンちゃんが、話をしているのを見つける…。
あのケンちゃんは、
…しっかりクールケンちゃんだね。
ケンちゃんは私たちを見つけて、パッと表情が一瞬だけ変わったけど、すぐに元に戻した。頑張ってるね…うん。
アムールと2人を浮かせながら、ケンちゃんの元まで行くと、いつも通り直ぐ隣の部屋に案内された。
魔法を解除して、3人をおろした
「2人とも待ってましたよ!」
「けんちゃーん!」
久々の再会のように、ケンちゃんに飛びつくアムールを、これまた、めっちゃ笑顔で受け止めるケンちゃん。ここは花畑のようだ…
私も改めてお礼いわないとね…
「ケンちゃん今日はありがとね!わりと、スームズに解決出来たし、凄い助かったよ!」
「いえ、私も助かりました。実はあの男、本当に沢山の人間を殺していたんです。殺した人間のギルドカードをたくさん所持していました。」
「やっぱり…」
「はい。調べると懸賞金の方もかかってましたので、後日ナギさんにお渡ししますね!」
「え…ケンちゃんがもらってください。捕まえたのはケンちゃんだし!」
「いえいえ。教えてくださったのは、お2人ですし。それに、ギルドマスターには、懸賞金を受けたら権利が発生しないのです。捕まえるのが、そもそもの仕事ですので…」
ギルドマスターって、結構損な仕事なんだな…仕事も多いし、朝は早いのに夜は遅い…危険な仕事だってしないとだし…
「そうなの!?じゃぁ、懸賞金は貰いますけど、その分お礼はさせてください。」
「お礼ですか?でしたら、サンドウィッチがいいです。なかなか、買いに行けないので…」
「わかりました!お任せください。」
お礼と聞きサンドウィッチを出すあたりが、アムールと似ていて、可愛いと思ってしまう…
私がケンちゃんにお礼をすると言うと…
「僕も、ケンちゃんにお礼する!服屋のお爺ちゃんが教えてくれたの!」
「服屋のお爺ちゃん?って、誰です?」
ケンちゃんにはまだ話してなかったか…でも、そんな話してたっけ?私も初耳だ…
「えっと、行きつけの服屋さんの店長さんです。アムールととっても仲良くしてくださって、とっても、いい人なんですよ。」
「そうなんですか」
「僕、お爺ちゃんと沢山お話ししたよ!それでね、お礼したい人には、こうすればいいんだよって、言ってた!ナギとケンちゃん、ここに座って?」
アムールに言われた通り、椅子に座ると、アムールが、目の前にあった…
ちゅ…
ちゅ…




