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クロエとクレア

アムールの時とは違う…あの時の、アムールはもう死にそうだった。立つこともできなかったのだ…言い方は悪いが、あの人はアムールを既に死んだものとしていたから、寄越したんだとおもう…アムールに労働力を求めていて、まだ動けたら、寄越さなかっただろう…


あの子達に関して思ったのは、確かに痩せて、服とかも汚れているが、怪我が見当たらない…きっと、育てて高く売るつもりなのだろう…


どうすれば良いんだろう…解決策なくね?

無理に引き取ろうともできないし、奴隷とは、所有者の物だ…変に手出しできない…


てか、考えてるうちに、2人がこっちに向かって来たんだけど…はぁ…2人はどんなプランで盗むきなわけ?


アムールが、心配そうな顔してるし…


「アムール、私は今から、アムールが思っているようには2人を助けられないと思うの。だけど、絶対に助けるから、信じて。アムールは、冒険者ギルドに行って、ケンちゃんを呼んできて欲しいの。できる?」


「うん!僕はいつもナギを信じてるよ!ケンちゃん呼んでくる!」


「うん。よろしくね!アムール。私もアムールを信じてるから!行ってらっしゃい!」


「行って来ます!」


取り敢えず、アムールの安全確保と、ケンちゃんへの報告。これで、なんかあった時に大丈夫だろう…


はぁ、どうしよ…目の前にいるんですけど…

めっちゃそっくりだな…髪とかの色でしか、見分け付かないな…


よし!


一芝居うつか…気分は大女優でいこう…




「「す…すみません」」


「はーい。どうしましたか?一応、今休憩中なんですよ〜。あと、30分後にまたお店あけるんですけど…」


「あの…そんなに、待てなくて…この食べ物…今売ってくれませんか?」


あれ?結構しっかり喋れてるな…しかも、敬語も使えてる。5歳にしてはしっかりし過ぎているような…鑑定に捨て子ってあったし…訳ありかな…


「ごめんなさい…1人に売ってしまうと、皆んなにもしなくちゃいけないから、あと少しまってね?」


「えっ…どうしよ…クレア」

「ど…どうしよう…クロエ」


悩んでるよね…てか、この子達どうやって取るつもりなんだろう…そこにある籠には、一応布はかけてるけど、中身はいってないし…基本的に私と話しているのは、クロエの方だけど…

わからんから、こっちから仕掛けるか…


「あっ!そうだ、2人はお腹空いてるよね?これ、待ってる時間にでも食べてごらん。タダだよ!」


「「お…おいしい…」」


一つのサンドウィッチを口に入れると、ぱぁ〜っと顔が明るくなった。やっぱりまだ子供だな…わかりやす過ぎる。こんな子供に、盗みなんてさせるのは、嫌な世界だな…


「そう?良かった口に合って!ここの中に入っているジャムサンドだけは休憩中でも、食べてもらって大丈夫だよ。だから、沢山食べてね?」


「あ…ありがとう!クレア食べな!」

「うん!クロエも食べよ!」


喜んでタッパの中に入っている、サンドウィッチを食べている2人…罠に引っかかる2人…そう。あくまでも、その中に入っている、ジャムサンドだけが、無料と言うことだ。いつもは全部無料だけど、今回はね?罠にかけさせてもらうよ…


ちなみに、初出し情報ですが、卵サンドや、ツナサンド、ハムやチーズ、照り焼きなど、追加販売をスタートさせていました。ちょっと前にね!

つまり、ジャムサンド以外とは、そういうことだ…


しばらくすると、食べ終えたからか、こちらに、話しかけてきた。


「おねぇちゃん、おいしかったです!!ね?クレア!」

「うん!おいしかったです!ね!クロエ」


「ありがとうございます!喜んでいただいて良かったです。代金は銀貨5枚になります。」


えっ…という驚いた声を2人は出した…

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