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成長

私が合流するときには、アムールは準備体操を終えていた…


「おまたせ!」


「おう。んじゃ、ナギの準備体操をするから、お前は家の周りを、走っててくれ。スピード重視ではなく、一定のスピードで走ることを意識してくれ。」


「はーい。なぎぼくいってくるね!」


そういうと、アムールは家の、周りを走りにいった。速さでいうと、幼稚園児がとてとてと、走っている感じだが、一定のリズムで走ってている…なんか成長を感じるな…ここにアムールが来た時は、歩く事もあまりできず、走れなかった…むしろ少し歩くと、疲れて息が上がっていた…


「獣人は成長が早い…」


アムールを親目線で見ていると、ヒューが獣人について、話し始めた…


「へ?」


「獣人は寿命や成人年齢は人間と同じだが、成長が早いんだ。大体10歳になる頃には、身体が完成する。種族にもよるが、大人の身体になるんだ。10歳で身体が完成してから、50歳までは若者の様に身体が動く。だが、それ以降は人間と同じ様に歳を取る。だから、見た目が大人びていてもまだ、成人してないというのも稀にある。」


へ?そうなの…?だとしたら、アムール小さな過ぎない?今の時点で私と同じくらいなくちゃ、間に合ってない…


「…アムールはもう8歳だよ?なんていうか、見た目はまだ、5歳とかそこら辺…後2年でそこまで成人するかな?」


「おそらく、今までの生活環境で、成長における十分な栄養を摂取出来なかったんだろう…8歳にしては、小さ過ぎる…」


そっか、ここに来たときは、ガリガリだったからな…身体も傷だらけだったし、それを治す方に体力使ってたのかも…


「そうなんだ…」


「あぁ…。でも、今は生活環境がきちんとしている。沢山食べて、沢山寝る。今までの分を取り戻すかの様に、身体が食事と睡眠を欲しているんだ…」


「確かに沢山食べると思ってたけど…」


アムールは大体私の3倍食べる…好物だから、いっぱい食べてると思ってたけど…


「だから、アムールはこれから急激に成長すると思う…その為に毎日欠かさず、身体のストレッチとマッサージをした方がいい。成長痛で動けなくなる獣人もたまにいると聞くからな…」


なるほど、私も中学の時成長痛で、節々痛かったしね…それが急激にくるのか…

ちゃんとやってあげないと、苦しむアムールはみたくない…


「ストレッチとマッサージね…わかった!」


「ナギの準備運動が終わったら、アムールのストレッチとマッサージを教える…その次に訓練という流れでいいか?」


「うん!任せるよ!」


そこから、身体全体を伸ばし、大体ラジオ体操でやってた動きを順番にやっていった。全てを終え、アムールをヒューが呼びに行った。わりと疲れているアムールがヒューに連れられてきたときに思ったのは、疲れてるアムールも可愛い…


「なぎー…ぼ…ぼく、つかれた…」


「お疲れ様。よしよし」


はぁ…はぁ…と肩で息をしているアムールの頭を撫でてあげると、私に持たれかかってきた…話しながら準備運動してたから、結構走らせちゃったかな?


「アムールよくやった。今からナギにお前のストレッチとマッサージを教えるから、そこに横なってくれ」


「わーい。なぎーおねがいしまーす。」


休憩と思ったのか、喜んで横になった。可愛い…けど、ストレッチって、案外疲れるんだよね…頑張ってもらお…


そこからは、ひたすらストレッチとマッサージ…大体1時間程教えてもらった。する方も意外に大変で、疲れてしまったという事は、内緒だ…


「よし。このくらいだろう…アムールどうだ?身体の調子は…」


「んーと、なんか、からだがうごきやすいかも!」


「それなら、効いているという事だから、大丈夫だ…少し休憩しよう」


午前が終わり休憩となった…

はぁ、疲れた

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