過酷な道のり
全部売り終えて、集計をしてみると、大体金貨2枚くらいの売り上げだった!初日としては、完璧なのではないか…途中挫けそうになったけど、結果良ければ全てよし!ってことで!
と、しめしめ顔をしていた私ですが、今ちょっと困っています。理由はアムールです。全部売って、私が集計している間に、疲れたのか爆睡してしまいました。揺すっても、名前を呼んでも、起きる気配が全くない…活動限界がまたきてしまったようです。
流石に家までの距離担いで帰れないし、今日はサンドウィッチで注目を集めてしまっているので、例のドアでは帰れない…どうしたものか…
しょうがない…担ぐしかないか。休憩を入れながらおんぶして帰ろう…取り敢えず、お店を片そ…
「よいしょっ!ふぅ…ぅ…」
全部片付けて、今何かに使うかな…と持ってきていた、手ぬぐいを5本繋げて、抱っこ紐がわりにし、アムールをおぶっています…年寄りみたいな声を出してすみません…でも、力の入っていない人間は結構重いんです!そこだけ、言いたい!子供でも重い!
取り敢えず…頑張ります…。
門前ーーー
ここに来るまで、2回ほど休憩しました。でも、やっぱり、休憩しても足の疲れが抜けない…と言うか、蓄積…。
「はぁ…はぁ…づ…づがれだ…やっと、やっと門だ…はぁ…」
私が門の手前で立ち止まり、今からの道のりを考えて、絶望していると…門番の服を着た小柄なっていっても、私よりは大きい男の人が声をかけてきた…
「すみませーん。どうかされましたか?……って!ヒュー先輩と、よく話されてる方ですよね?だ…大丈夫ですか?顔が真っ青ですよ!」
ヒューの後輩君っぽい…ヒューの周りの人は優しい人が多いな…今までの道のりで、こちらを見て、心配そうにしてくれる人は居たけど、声をかけてくれたのは、この人だけだ…門番のって事もあるかもだけど…
ちょっと、待っててくださいと、門の方に行ってしまったが、優しい人に迷惑かけないようにしよう…
自分の仕事もあるのに、迷惑かけられない…
「だ…大丈夫です!この子寝ちゃって…心配して下さって、ぁ…ありがとうございます。では…」
お礼を言って行こう…少し休憩もできたし…
「あっ…ちょ、ちょっと待ってください!今、ヒューさんに連ら「ありがとうございました!」あーーーー!まってー!」
後輩君が何か言っていたけど、多分、疲れで耳に入ってこない…まぁ、いいか…帰ろう…後少し頑張れわたし…




