ご挨拶
さて、家を出てから、時間は進み、開店1時間前になりました。
お店の場所は商業ギルドから、少し歩いた場所にあり、隣にはラビット焼き屋さんがある…
近所付き合いは大事だから、軽く挨拶してから、開店準備に入ろう…アムールのこと、差別なく見てくれるかな…気にしすぎは良くないよね!ラフな感じで行こう…
「アムール。今から隣のお店の方に、挨拶にいくよ!笑顔で居れば大丈夫だから、緊張しないようにね!」
「はーい。」
アムールは特に気にした様子は、ない様だ…
私の方が緊張してるかも…
「おはようございます。開店前にすみません。」
「お!どうした?開店まで1時間程あるから、まだ、ラビット焼きはねぇーぞ?」
「あっ!違います!今日から隣で、サンドウィッチの販売をさせて頂くことになりました。私はナギと申します。」
「ぼくのなまえは、あむーるです。よろしくおねがいします。」
「ほーう。しばらく隣が空いてて寂しかったんだよ!これでこそ、張り合いが出るってもんよ!よろしくな!俺はリュカだよろしくな!」
よかった!アムールをみて、顔が和んだ…常識あるいい人だ!これで、近所付き合いと大丈夫そうだ…
「はい!よろしくお願いします!」
「おねがいします。」
アムールも安心したみたい…あっそうだ!
「これ、今日から隣で販売するサンドウィッチです。是非食べてください。」
「おー!初めてみるよ…朝飯まだだったから、ありがてぇ…頂くぜ!」
「はい。どうぞ!」
腹減ってたんだ〜と言いながら、パクッと食べると、目を大きく開けて、驚いた顔をした。
「こりゃ、うめーな!パンと中に入ってるのが、絶妙みマッチしててうめーよ!仕事終わったら、ウチのかみさんと息子に買うことにしよう…これと、同じ奴を、2つ取り置きしててくれ!」
「ありがとうございます!2つ取り置きしておきますね!アムール、予約の表に書いておいてね?」
「はーい!」
予約して貰えるのは、ありがたい!第一号のお客様割引を適用しよう…(^ ^)
予約のメモはアムールに、任せることにしている…
簡単な文字と数字はすんなり覚えてくれたので、任せることにした。
返事をすると、渡しておいたメモ帳に、鉛筆で、
りゅか→2 と書いた…
素晴らしい!
「坊主は、字が書けるんか?頑張ってるなぁ!」
「ちょっとだけだよ!かずとか、かんたんなことばしか、まだかけないよ!」
「そんだけできりゃ、儲けもんじゃねぇーか!ねぇちゃんと一緒に頑張れな!」
「うん。ぼく、もっとがんばるね!」
リュカさんが、驚いているという事は、子供で字が書ける人が少ないのかもしれない。アムールも褒められた嬉しそうだ…
「んじゃ、俺も店の準備に取り掛かるとするよ、また、帰りな!」
「はい。お待ちしておりますね!」
「またねー!」
じゃ、私達も取り掛かるか!
「アムール、私達も準備しよっか!」
「うん!」
それから、アムールのアイテムボックスに、入れてもらっていた、シートと、机、看板や椅子などをセッティングし、私のアイテムボックスを繋げた鞄からサンドウィッチを何個か並べて…よし、完璧!
予約分は、在庫と一緒に、アイテムボックスに入れておけば、いつでも出来たてふわふわだもんね!
「なぎ!すごいね!ぼくたちのおみせだよ!ぼくうれしい!」
「そうだね…嬉しいね…今日から2人でこのお店をずっと、続けていこうね!」
「うん!ずっと一緒!」
2人でお店を築いていこう!私達のお店を!
いよいよ、開店!ピース!!




