冒険者ギルドへ
店の名前が決まり、営業開始日や営業日時、場所などを考えてひと段落つくと、ギルドマスターが、ふぅ…と息を吐き出した。
「それじゃ、これで今日は終わりでいいか?俺はもう疲れた…あとはミーナに任せる…失礼するぜ…」
疲れ切った顔をみて、申し訳ない気持ちでいっぱいだ…ミーナさんまるなげされてるし…
「わかりました。お疲れ様でした。」
「あーはい。あとはミーナさんに対応して頂きます。ありがとうございました。」
「おう…じゃあな」
本当に帰っちゃった!まぁ、後は大した用事ではないので、ギルドマスターが入るまでもないか…
「えーと。手続きの方は終了したのですが、何か聞きたい事とかございますか?」
今日は忘れずに聞くぞ…
「はい。あの、こちらで聞くのが正しいかわからないのですが…。私とアムールの体力強化と言いますか、護身術的なものは最低限出来る様に、しておきたいと思いまして…」
そう!訓練!ずっと後ろ倒しになってしまってた…
「なるほど…確かに、これから商売をする上で、厄介な客が居ないとは限りませんもんね…ですが、基本的にその様な特訓は商業ギルドではなく、冒険者ギルドが受け持つ事になっています。」
冒険者ギルドかぁ…ちょっと怖いんだよな…
「やはり、そうなんですね…」
「はい。お力になれず、本当にすみません。」
「いえ!大丈夫です!ありがとうございました。これからも、よろしくお願いします。では…」
「みーなさん、ばいばい!またね!」
仕方がない…怖いけど今から行くか…依頼に行くだけだしね!悪いことはしていない!よし!いこう!
「アムール…今から冒険者ギルドに行くよ!」
「うん。わかった。」
「てか、もう目の前なんだけどね…」
商業ギルドと冒険者ギルドは、隣り合って出来ているので、秒で着いた…
中からガヤガヤした音が聞こえて来る…商業ギルドはどちらかと言うと、静かだったので、ビビってしまう…ビビるなナギ!
バシンっ
頬を叩いて気合いを入れると…アムールが心配そうな顔で見つめてきた…
「なぎ、どうしたの?」
「いくよ!ちょっと、気合い入れただけ!はぐれないように、手を繋ご!」
「うん。なぎのてあったかいね!ぼくうれしい!」
はい。ナギ頑張ります。冒険者ギルドなんて怖くなくなりました…天使半端ねぇ…




