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身元保証人

商業ギルドーーー


今日も、結構人多いな…あっ!

「ミーナさん!おはようございます!」


心なしかなんか表情が明るくなった気がする…

「ナギさん。おはようございます。今日はどの様なご用件ですか?」


「はい…えーと、ギルド登録したいんですけど…この子の…」


確実に困ってるよね…耳がパタパタしてる…

「………えー…っと、弟さんではないですよね…種族違いますし…」


「あの…色々ありまして…昨日から一緒に暮らしています。」


「非常に申し訳ないのですが、成人といいますか、15歳はいってないですよね?」


なるほど、言いにくいそうにしてるから、なんかしちゃったかな…って思ったけど、これは違うわ…ヒューにも言ったけど…その…なんていうか…



「……っあ…その…なんていうか…忘れてました……( ̄◇ ̄;)」


これってピンチなのでは…身分証つくれないじゃん…毎日町に入るだけで、銀貨4枚なくなることになる…あ〜神よ…どうしてだ…


「ぁ…あの〜…未成年の登録なんですが、出来ないことはないんです。ただし、その身元保証人2人必要です。あと登録料が獣人であること+未成年ということで、結構かかります。」


神はまだ私を見放してなかった!保証人かぁ…1人は私に決まってるけどなぁ…もう1人かぁ…お金も高いのかな…


「ちなみに、ど…どのくらいかかりますか?」


「まず、獣人であることから、銀貨2枚。次に未成年の登録ということで、銀貨5枚。身元保証の契約で銀貨1人3枚。こちらは、2人が規定になりますので、2人分で銀貨6枚。合計で、金貨1枚と銀貨3枚になります。」


たっか!やばっ…立ちくらみするわ…まぁ…致し方がない…

「結構大きいですね…でも構いません…保証人も今からなんとかしてきます。準備だけお願いしてて良いですか?これ、登録料です。」


「大丈夫ですか?知り合いとかいますか?」


今からスライディング土下座でなんとかします…


「頭を下げて頑張ってきます…」


「では、お待ちしております。」


「アムール行くよ!なんとかするから大丈夫!」


「ぅん…」







門前ーーー


あっ!なんか、帰る準備してる!チャンス!

「ヒューーーー!いたーーーーー!」


私が一気に距離を詰めたからか、めっちゃおどろいてる…すみません…

「うわっ!な…なんだ?」


でも、それどころではない…てか、身元保証人って、普通なりたくないよなぁ…悪いことしたら責任取んないといけないし…まだ出会ってから数日しか経ってないのに…あまりにも、図々しくないか?なんていえば…

「ヒューあのね…なんていうか…その…あのね!なんていうか…アムールの身元ほ「あのね…!」アムール?」


私がゴニョゴニョしていると、後ろからアムールにしては大きな声が聞こえた…

「あのね…あむーる…15さい…ない…みみ…ある…いぬ…おかね…ない…なぎし…か…いる…ない…ひゅぅ…おねがぃ…したい…ます」



………私がちゃんとしてないから、アムールが私の代わりに頑張ってるんだ…私がちゃんとしなくちゃいけないのに…ヒューはどう思ってるんだろう…


「あーーーーー!そうだったな、すっかりうかっりしてたよ!お前犬っ子でガキだったわ!身元保証必要だよな!全然いいぜ!俺が保証してやる。今丁度上りの時間だから、直接いくか!」


はっ?…そんな…あっさり?受けちゃうの?

「へっ?いいの…そんなに簡単に受け入れて…」


「簡単も何も、お前は俺を簡単に助けたじゃねぇか!その恩ってのもあるけど、こいつ、アムールも、ちっちぇのに頑張って俺に頼んでんだろ?なんていうか…あーくそっ!持ちつ持たれつだろ!困ってる時は助ける!それだけだ!荷物持ってくるからここで待ってろよ!」


ヒューは急いで文句の方に走って行った…その姿はなんだかとってもカッコよく見えた…

………あぁ、ヒューこと少しでも疑った、自分をぶん殴りたい…

「ありがとう…ヒュー。」


それに…

「アムールよく頑張ったね…私もアムールを見習わなくちゃ…」


「あむーる…なぎ…ずっと…いっしょ…なぎ…まもる…がんばる…まけない…」


「うん!頑張ろうね!」


ヒューが戻ってきた…つられるような笑顔つきで…思わず私も笑顔になれる…

「お待たせ…んじゃ行くか…」


「うん!いこ!」



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