お金に勝る者
「アムール!いくよ〜町まで歩くけど大丈夫そう?疲れたらすぐに言ってね?休憩するから」
「あむーる…あるく…する…たいへん…いう」
「うん!んじゃ出発!」
ー門到着ーー
「あっ…ヒュー!おはよう!今日もお仕事お疲れ様です。」
ヒューは休みとかあんまり無いのかな?いっつも門番してるよなぁ…
「おう!はよう。ん?その獣人のガキなんだ?てか、ナギより小さいやついたんだな…?連れか?」
ひどくね?私普通だから!158だから!平均だから!ここの人たちがデカイだけだし!
「って!ひどい!私そこまで小さくない!皆んなが大きいんだよ!まぁいいけど…色々あって、一緒に暮らすことになったの。アムール?練習したのいえる?」
昨日沢山練習した自己紹介できるかな…
「…ぅん…ぼく…あむーる…よろしく…する」
うん!可愛いからオッケー!
「おう!よろしくな!俺はヒューっていう。気軽によんでくれ…そーか…まぁ、ナギの連れなら心配いらねぇな…が…なんていうか…アムールの身分証あるか?」
ヒューが獣人差別しないか不安だったけど、やっぱり、一部の人だけなんだな…普通だし…てか、すっかり忘れてた…あれだよね…地味にいたい…
「…………あっ…ですよね…入国料…払います…いくらですか…」
「ぷっ…すっかり忘れたんだな。まぁなんだ…直ぐに作ることを勧めるよ…」
笑うことはないだろ…流石に自分の記憶力にビックリはしてるけど…
「えーと…獣人の子供は銀貨4枚だな…なんていうか…手厳しい時代だからよ…ギルドとかでも大体作れるは作れるんだが、大体金は倍なんだよ…気を付けろよ…」
銀貨4枚!?たっか!マジで高い!まぁ…払うしかないか…
「……銀貨4枚…財布に大きい打撃です…お釣りってあったりします?」
「釣り?あーあるぞ…」
「金貨1枚でお願いします。」
「釣りの銀貨6枚な!」
「はい。ありがとうございます。いってくるね!」
まぁ、ちゃっちゃと身分証作ればいいしね!初期出費は大事!
「気を付けていってこい。」
「んじゃ、アムールいこっか!」
しばらく歩くとすすり泣く音が聞こえた…
「って、ん?!?アムールどーした?」
「なぎ…おかね…ない…あむーる…たすける…いっぱい…のせい…なぎ…あむーる…たすける…ない…すき…ない」
あぁ…金貨20枚気にしてるな…さっき金貨見たから思い出したのかな…でも…なんていうか…
「なんていうか、初期出費は大事なんだよ!それに、お金ないのはアムールのせいじゃないよ!大丈夫!確かに、めっちゃあいつらに払ったけど、命はお金に変えられないから!当たり前のことだからね!それに大丈夫!今からめっちゃ、稼ぐから!心配無用だよ!ね?だから、泣かないで?アムールのこと大好きだよ?泣いてたら、私悲しくなるよ!ね!スマイルスマイル!」
アムールは多分賢い子なんだと思う…瞬時に私が困っていることを見抜くしなぁ…表情を読むのにたけているのかも…気を付けないと…無駄な心配をかけないようにしないと…
「ぅん…なぎ…すき…」
「アムールの笑顔さえあれば、私は幸せだよ!だから、心配しないでね!」
そう…天使の笑顔は癒しです…




