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内緒とギルド

「痛い痛いの飛んでけー!」


すると、私の手からブワッと光が溢れて、ヒューの右目に集まり、消えた…あれっ…失敗した?やっぱりおまじないじゃダメだったのかも!


「ご…ごめん!ヒューちょっと治せるかなって思ったからやって見たんだけど、駄目だったみたい…ごめんね…」あわあわして謝ると、ヒューは閉ざされていた右目を開けて涙を流した…

「見える…こっちの目もちゃんと見える…歪んでない…ありがと…ナギありがと…」

「本当?よかったっ!焦ったよ!失敗したと思った!」

「いやっ、まさか治癒魔法が使えると思わなかった…ナギ…これはあまり皆に言わない方がいい…なんて言うか、これだけの治癒魔法が使える奴はなかなかいないから、貴族の奴らに捕まったら大変だ…」


えっ…つかまりたくない…ここはヒューの言う通りにあまり使わないようにしよう!


「わかった!ヒューとの秘密にする!でも、ヒューが怪我とかしてたら直ぐにいってね!全力で治すから!」


私は出会いは大切にしたい主義だ!だって、リオの願いだからね…


「よしっ!んじゃ、ギルドにとっとと登録して、飯でもご馳走するか!行くぞナギ」

「うん!いこ!出発!」






しばらくヒューと歩きながら話していると、一際大きな建物に着いた。看板をみると商業ギルドに着いたようだ…


「んじゃ、ちょっと中で登録してくるね!」

「おう!ここで待ってるな」


ヒューに声をかけ中に入ると、建物の中は銀行の様な作りになっていた…割と混んでいたのだが、一つだけ空いていたので、そこのカウンターにいくと、そこには猫の様な耳を付けた女性がいた。


「すみません。登録したいのですが…ここで大丈夫でしょうか?」

声を掛けると驚いた様な顔をしていた?だめだったのかな?

「えっ…あっはい。こちらでも大丈夫です。成人はされていますか?あっ…あと、読み書きはできますか?」

あっ大丈夫でよかった!成人は確か15だったから問題はないはず…


「はいっ!今年で15になりました!読み書きも最低限できます!登録お願いします」


「わかりました。基準を満たしているので、こちらの用紙に名前のご記入をおねがいします。登録に銀貨1枚かかるのですが大丈夫ですか?」


「はいっ!大丈夫です!これでおねがいします。」

あらかじめポケットに入れていた銀貨を取り出し、渡すと、小さなカードの様なものが出てきた。


「では、今から登録いたします。こちらの紙に一滴血を垂らしてください。」

小さな針を渡され、恐る恐る刺して垂らすと、小さな光がでて、名前などが印字されていった。


「はいっ。これで登録は終了です。こちらのカードが身分証になりますので、無くさない様にして下さい。再発行にはお金が掛かりますのでご注意を…」


「ありがとうございました。あの、聞きたい事があるのですが、商品をここで今、買い取ってもらうことは可能ですか?」


そうなのだ、昨日等価交換した物がどのくらいになるのか、正式なギルドで不正なく売りたいのだ!


「はい。可能ですよ。ただ買取は別室になりますので、少々お待ち下さい。」





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