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門番と治癒

さぁ!いざ町へいこう!


朝はバッチリ目が覚めた!久々にたっぷり寝て、沢山食べたから、朝から絶好調です。昨日用意した物を確認して、私ナギは異世界の冒険者の一歩を踏み出します!


……と意気込んで出てきたけど、大きな壁にぶつかってます。はい。物理的に壁というか、門番ですね…普通に身分証無くしたとかで、入れるかな…


かれこれ1時間は門から少し離れたところで、立ち止まってしまってます…へるぷ…そろそろマジで泣きそう…


「おいチビ!どうした?母ちゃんとはぐれたか?」


門番の一人がこちらに駆け寄ってきてくれました。ありがたい!けど…ガタイが良過ぎて圧迫感がすごいです…さらに言えば、黒の眼帯がちょっと怖い…


「ひぃっ…あの…えっと…私の名前はナギです。お母さんはいなくて…その、私1人なんですけど、身分証持ってなくて…どうしたらいいか…わかんなくって…」


「…そうだったのか…俺は門番のヒューっていうんだ!入国料払えば子供は入れるんだ。まぁ身分証あれば安くなるんだが、お金はもってるか?銀貨2枚なんだが…」


おー優しい!なんか、勘違いしてくれてるけど、ありがたい!ここは乗っかろう!


「お金あるよ!はいっ」手に銀貨2枚を乗っけると…

「よしっ!通っていいぞ!なんか困った事があれば、なんでも聞いてくれ!」

なんて、優しい人なんだ…第一住人がヒューで良かった!なんか、不安がどっか行った!


「うん!ありがとうございます!身分証が欲しいんですけど、商業ギルドってどこにあるか分かりますか?できれば教えて欲しいです」と、笑顔で聞くとヒューは優しく「丁度仕事が終わるから、ちょっと待ってろ」といい、なんと、一緒に付き添ってくれる事になった!優しい!


ヒューはすぐに着替えて戻ってきた。普通の格好をしていると、圧迫感はあまりなく、優しいお兄さんって感じになった。でも気がかりな事が一つ…


「よしっ!ナギ行くか!ってどうした?」笑顔で言われてハッとした

「あのね、嫌なら言わなくていいんだけど、右目怪我しちゃったの?」

「あぁ〜これか…ちょっと前にな、盗賊にやられたんだ…まぁ、目はもう一個あるから大丈夫だ!気にするなよ!」

ヒューは気にするなと言うけど、その顔が諦めたような、我慢しているような感じだった…私に良くしてくれてるし、何とかできないかな…創造魔法で治癒って出来るかな…いや…考えるよりやってみよう!

「ヒュー…ちょっとだけ眼帯外していい?」

「ん?いいぞ?」外すと痛々しかった…


そっと右目に手をかざして集中する…治りますように、ヒューが笑顔になれますように…


「痛かったら言ってね?


……痛い痛いの飛んでけー!」



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