大作戦とケンちゃん
アムール脱出大作戦の内容はこうだ。
①私がケンちゃんの名前を呼びながら体を揺すり、ケンちゃんの意識を夢の中より少し戻らせる。
②その隙にアムールは、ケンちゃんに思いっきり抱きつく。
③ケンちゃんの顔は、アムールの胸のところにあるので、抱きつく事によって、息が苦しくなる。
④息が苦しくなり、顔を胸から離し、空気を求めて上を向く。
⑤アムールがケンちゃんの顔を両手で触り、名前を呼ぶ。
アムール大好きなケンちゃん位にしか、聞かない作戦ではあるけど、これで大丈夫だと思う。さっきから、呼びかけに少しだけど、答えているから、眠りは深く無いと思う。
これでダメだったら、ヒューに来てもらおう…
アムールに説明し、いざ、まいる!
結構な力でケンちゃんを揺すり…
「ケンちゃ〜ん!起きてーーー!朝練の時間だよー!ケンちゃんー!」
「ケンちゃん…朝だよ。」ぎゅーー
自分で出した作戦ではあるが、アムールにぎゅーされるって…羨ましい…
おっ!ケンちゃんがもじもじし始めた!
「アムールがんばって!」
「うん!」
暫くすると、
ぷはぁっとケンちゃんがアムールの胸から顔を離し、上を向いた…
見てみると、ケンちゃんの目は開いていた。起きた様だ…これで無事解決だね。続きはしなくても、大丈夫そうだ。
アムールに起きて良かったねという意味で、顔を向けると…あれ?アムール…?
「ケンちゃん?おはよう。朝だよ」
「ふぇ…!な…お…」
はい…天使の爆発的なスマイルが、ケンちゃんにブチ刺さりました。
起きたから、それやんなくて良かったよ…
まぁ、起きたからそれでいいか…
「ケンちゃんおはよう。私とアムール訓練あるから、アムールのこと離してね?」
そういうと、アムールから身体を離した。
「ふぅわ!ご…ごめんなさい!わ…私も起きます!…っ///。すみません。先に言っててください。」
慌ててベッドから、降りようとしたケンちゃんだったが、顔を真っ赤にして、ベッドに潜った…?
まじでどうした?
「ん?ケンちゃん?どうしたの?」
まだケンちゃんの隣にいるアムールは、心配そうにして、ケンちゃんと、共に潜った…
「う…あ…アムール君ちょっと、まって下さい!な…ナギさん!アムール君連れてって下さい!」
焦った様に顔だけ出したケンちゃんは、本当に焦った様で、いったいどうしたんだろ…




