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第25話 レース後のハイキング

 ダヴォス3つめのホテル、Hotel Edelweiss も部屋はなかなか良い。

 荷物を解いた後、パノラマヴェークを行けるところまで行ってみようと、まずは出発地点のパノラマヴェーク駅に向う。「地球の歩き方」の説明が不明確と言うべきか自分の読解力不足と言うべきか、予定外にバイスフルーヨッホまで登ってしまった。しかも、観光案内所で入手した地図上にあるレストランはクローズだった。

 元の道をパノラマヴェーク駅まで戻り、メインのハイキング道であるパノラマヴェークをパルセンヒュッテに向ってハイキングを開始する。約5km の緩やかなコースである。


 途中で気づいたら、何と食料もドリンクも何にも用意していない。レースの疲れか、それとも前泊のホテル・クリスタでの支払いで、摂っていない夕食分まで支払わされたのが頭にあった所為か?


(この夕食分はキャンセルしていたのだが、宿泊代には無関係であった。自分では高級ホテルに一泊した後の再受付でキャンセルしていたので、考慮されると思っていた。レース疲れと見えて頭が回っていなかったが、支払い時に確認すべきであった)


 ゆっくり歩いてみたら、思った以上に楽である。美しいお花畑の中を静かに歩く事ができた。ダヴォスの町や湖、反対側の山々が見渡せて、実に良いハイキングコースである。


 パルセンヒュッテのレストランもクローズ、男子トイレもロックが掛かっている。やれやれこうなりゃ、後はひたすら下山するのみだ。


 (日記に記述されてなく、どのようなコースを下山したか記憶していません。恐らく別の、ハイキングコースでないショートコースを辿ったのであろうと思います)


 ホテルには丁度良い時間に到着した。夕食はイマイチかな。ホテル・クリスタと比較すると、やや落ちる。ウェイトレスは日本人かと思いきや中国人だった。物静かで可愛い姑娘(クーニャン=未婚娘)である。


 翌朝、先日から何度やってもテレフォンカードが読まれないので、いつも親切にして頂いている観光案内所を訪ねてみる。何と爪で擦ると数字が表れる仕掛けになっているそうだ。そうして再トライしたが、それでも読まれない。


 次にその案内所で紹介して頂いたSWISS COMと言う会社を訪ねてみた。これにて漸く納得できた。カードはインサートしないで数値を入力して、電話機の指示に従って操作するようだ。今までのと全然違う。分かるはずがない。

 その後も10回ぐらいミス入力を連発した末にやっと実家に繋がった。出国前に預けてきた子猫のマッキーは腕白少年に成長しているとの事で安心した。


 午後からはホテルの裏側の山をゆっくり歩いてみた。あまり上には登らず、1800m~1900m 付近で散歩を楽しんだ。

 その後、時間に間に合ったので、観光案内所向いの観光課を訪ねてみる。先日、川又さん、ひろみさんから聞いていた高橋さんが居られたが、てっきり男性かと思っていたら、女性だった。50歳ぐらいかな。

 いろいろお話を聞かせて頂いた。この間、彼女は椅子に座ったまま、私はずっと小一時間立ったままだった。レース後3日間、歩きっぱなしなんだけど(笑)。


 ひろみさんはいつもこの女性に航空券やホテルを取って貰っているそうだ。私もいつか又この Alpine Marathon に出場のチャンスがあればこの人にお願いしよう。三井グループのエムオーツーリストと違って、予算に合わせてホテルも取ってくれるという。マラソンエントリーもO.K. との事で、頼りになる女性である。


(AIや、ひろみさんに確認してみました。この観光課とは、現地の行政ではなく、ダヴォス に本拠を置く日本人経営の旅行会社でした。「ジャパニーズ・インカミング・サーヴィス(JIS Davos)」と言うようです。

 高橋さんの後を引き継いだ飯野さんと言う女性が、今は取締役社長をして、拠点も拡げているようです)

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