ボクの琴線 ③『東北合神ミライガーを』 視たこともないくせに(笑)
ええ歳をしたオッサンが、車の中で泣いた話。
情緒不安定だったのかな?(笑)
それに至るまでの、それなりの流れがあるのですが……。
まず、東北の震災がありました。
正直に言います。
ボクは、ボランティアや寄付など、東北の被災者のみなさんのためになることを、何もしてません。
そんな程度の良心、正義感、優しさ。
ボクの言う「心を痛める」なんて言葉は、とても薄っぺらなんです。
その程度のクソで偽善者なんですよ。
そんなボクでも、憤りで頭の中が白くなったニュースがあったんです。
と言っても、日頃、ニュースにまじめに向き合ったりしてなかった頃なので、把握が曖昧で申し訳ないのですが……誰か、記憶に無いでしょうか?
震災による被災地の支援。
政府は、東北以外の自治体にも、間接的にでもいいので東北の支援につながることに使ってほしいと、お金を配りました。
(たぶん、そーゆー内容だったと思います)
ところが実態を追ってみると、お金をもらった自治体の中には、いろいろな屁理屈をつけて、どー考えても被災地支援には関係のないお金の使い方をしてた自治体もあったんです。
(たぶん、そーゆー内容だったと思います)
ひどい例だと、自分たちの自治体のご当地ローカルアイドルの活動資金とか……。
(これはハッキリ覚えてます)
で、メディアに追及された自治体の担当者は、言い訳するわけです。
「規定には反していない」
(言ったんです、言ったんですよ!)
頭が悪すぎてヘドが出ますよね?
何が目的のお金かわかってるクセに、ぐずぐず屁理屈をこねくり回して、「解釈の違いってだけで、ルール的にセーフだから、ボクたち悪くないもーん」って開き直ったわけですよ。
いい歳の大人が。
たくさんの人の悲しみに絡んだ事柄に於いて、あさましい欲を掻いて、「ボクちゃんアホなだけやもん。悪いことしてるって思わんかった」って幼児退行みたいな言い訳をしたんです。
気が遠くなりそうなぐらい頭にきますよね?
頭が悪すぎて(ってゆうか、トボけられすぎて)、何が悪いのか上手く言葉にできないぐらいの話です。
その、言葉にできない想いを、心の中に抱えてモヤモヤしてた頃だったと思うんです。
『青春ラジメニア』ってラジオ番組だったかな?
全国各地でご当地ヒーローが誕生してて、東北では、“アニキ”水木一郎さんがテーマ曲を歌うヒーローもいる。
それでは、聴いてみましょう。
ボクは車の運転しながら
「へぇ……ローカルヒーロー番組の主題歌を水木一郎アニキが?
どれどれ……」
と、やや上から目線で耳を傾けました。
※歌詞抜粋
『♪立ち上がるなら、手を貸そう
歩き出すなら、背を押そう……♪』
「あーハイハイ、こーゆーパターンね。
ありがち、ありがちなパターン(笑)」
で、次の歌詞で、まるで殴られたみたいに衝撃を受けたんです。
※歌詞抜粋
『♪……
正義の味方である前に、
君の味方であるために♪』
初めは衝撃が何なのか言語化できませんでした。
ただ、衝撃が強く、心に残ったから、聴き終わってなんとなくうろ覚えで口ずさんでみようとするんですが、上手く歌えない。
ほら、泣きそうな時って、声がかすれて震えて割れちゃったり、ヒョロヒョロと頼りなく声が震えて上ずっちゃったりするじゃないですか?
衝撃を受けた歌詞の部分に来ると、そうなっちゃう。
で、この投稿の始めの方で語った、モヤモヤした想いが見えてきた。
ルール的にどーこーって話をしてるんじゃない、傷ついてる人、悲しんでる人、それでも踏ん張ろうとしてる人たちへの、共感性の無さが、頭にキてるんだって。
でね、なんか1つの景色が思い浮かんでしまって仕方なかったんです。
子どもって、難しいことはわからなくても、いろんなことを空気で感じとったりするじゃないですか?
大きな災害の後で暮らしを取り戻そうとするご両親の苦労や心労、もしかしたらバカなお金の使い方をした自治体たちに憤っている気持ちとかも。
そんな、幼い自分には何もできない周囲の軋みをあげるような気持ちを感じながら、子どもたちは、この歌詞をどう聴いたんだろう?って。
そう思い浮かべると、声が割れて上ずっちゃうんですよ。
今、この投稿を打つにあたって調べてみたら、ボクが歌詞の的確さに衝撃を受けたのは当然の話でした。
このご当地ヒーローは、被災地の子どもたちを勇気づける目的で生み出されたヒーローだったんですね?
素晴らしい歌詞だな。
ボクが思ったこと。
ヒーローに必要なのは、正論とかルールとかの正しさじゃない。
泣いている人、苦しんでいる人、それでも立ち上がろうとする人への共感なんだって。
長々とした文章の割に、単純であたりまえな結論で申し訳ありません。
ただ、強く、強く強く、そう思います。




