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ボクの琴線 ①『先生知らないの?』

 “涙活”なんて言葉も無い頃。

 リアルタイムでは視てなかったんですが、ずいぶん経ってからレンタルで見つけました。


 正直、心に残るのは最終話だけかな?

 何度も、発泡酒を片手に視ながら泣いてました。



 草彅剛さんは小学校の先生。

 慕われていますが、生徒と同じ目線どころか、いーよーに言われっぱなしです。

 保護者とかにも(好かれてはいるんですよ?)


「先生知らないの?」

「先生知らねえのかよ」

「先生ダメねぇ」


 そのたびにしょんぼりと、

「はぁ……、ごめんなさい」と謝ります。


 が、この先生、2回だけ

「知らねえよ、そんなのォォォォォ!!!!」って逆ギレして吼えるんです。

 凄まじい声で。


 で、何が逆ギレのスイッチなのかな?って考えたんです。

 それはね、

“言葉を見失ってしまった子どもの、盾になってあげる時”なんですよ。


 行き違いで、なんと伝えたらいいのか、わからなくなってしまった子ども。

 自分の行動のせいで、真実を話しても信じてもらえなくなった子ども。

 そんな子どもが追いつめられた時に、先生は吼えるんです。

 守るために。


 最終回、先生は捜していた生徒を海辺で見つけだします。

 そして抱きしめます。

「ボクの声は、もう誰にも届かないんだ……」

 そう言って生徒は泣くんです。

 その体を、あやすように何度もさする先生。



 これ……泣くんですよ、ボク。

 今も、書きながら涙がこぼれてました(笑)


 ボクにとって“オトナ”のイメージって、これなんです。

 自分を伝える言葉を失ってしまった子どもの、盾になってやる大人。


 ボクの“ツボ”です。





 

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