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聖剣さんちょっとそれは・・・  作者: 無花果
第二章「人か獣か」
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第八話「今後の方針」

「さて、今後の活動方針だけど・・・」


俺は考えていたことを全員に話した。

各地の情報収集、転移を併用した聖力での移動、聖剣を使った対処、ナイアルトの言っていた白痴の王なる存在の調査。


「正直俺たちは人数が少ない。世界規模の異変をどうこうしようってのにはあまりにも小規模だ。だが、世界がこんな戦争状態じゃ、各国が団結してこの異変に挑むのは難しい。だが俺たちは精鋭だ。個々の能力をフルに発揮し数の不利を何とか補っていってほしい。世界の命運がかかってる。」


全員でうなずきあった。


「さて、各人なにか情報はあるか?」


エルフのハルが手を上げた。


「ゲシュテーバでは今゛厳罰の迷宮゛が攻略されたことが話題に上がり始めている。どっかの誰かさんがふらっと攻略したまま帝国に行っちゃったからね?」


ふむ、まぁエルフやドアーフは長命で気が長いからしばらくほっとこう。

次はガイが手を上げた。


「師匠から伝言、雷帝の剣を修理したいなら早く来いだってさ、今は獣人族テリトリーにいるみたい。」

「ありがとさん、あいつの居場所はちょくちょく変わるから助かるよ。」


よし、剣を直す目処が立ちそうだ。


樽の中から手が上がる。


「ゴポゴポゴポゴポゴポゴポゴポゴポゴポゴポ。」

「マジか、まだ大丈夫か?」

「ゴポゴポ!」


サムズアップ。大丈夫そうだ。

えっ?何いってるかわからない?海人族が空気のある陸でしゃべれ分けないだろ?

今のは陸上の人と話すためのあぶく言葉だ。


要約すると、とりあえず一度は海人族の国にいかなきゃってことだ。

急ぎではない。


「んで、キャナル?さっきっから気になってたんだがどうした?」


部屋の角で絵を描きながら一見聞いてないみたいな風を装っているが実は発言の機会をうかがっていたようなので話をふってみた。


「・・・・実は今にゃあたちのテリトリーで一つの国がおこりそうなのにゃ。」

「国?獣人族が?」


ここにいる全員がキャナルを見た。


獣人族獣の顔と人の体を持つ種族、多種多様な動物の獣人族がいる。人族と敵対していて特に狼系の獣人族が昔に人族ともめてかなり迫害されていたのをよく覚えている。


彼らは実力主義で独自の価値観を持ち縄張り意識が強い。

大小様々な種族後との集団がいて複雑な関係でなり立っている。


イメージとしては蛮族の集団がいくつもあり、集団どうしのまとまりがない。といった感じだ。


「あいつらに国を作る力があるのか?あんなまとまりのない奴等が?」

「今、精力的に動いてるのは狼、熊、蜥蜴の3士族なんだけどどこも好戦的なんだにゃ。まとまりもあやしいにゃ。」

「んで?」

「実はこの争いに介入できる有力物件を見つけたにゃ。」


ほうほう、面白そうだな。詳しく聞こうか?


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