第四話「癖の強い仲間たち1」
私の名前はキャナル・キャットシーっていうにゃ!
ちなみに語尾の「にゃ!」はキャラづけにゃ。
職業は画家にゃ。けっこう売れ筋にゃ。
獣人族にゃんだけど同族のやつ等には愛想がつきたにゃ。
縄張りのことばっかりで他のことが見えてなさすぎるにゃ。
おっとベレー帽がずれるずれる・・・にゃ。
ここは人族の国モルゲンロート。獣人族のにゃあがいるのがばれると不味いにゃ。
まぁここにはけっこう着なれてるんだけどにゃ?
にゃ~の発明した皮膚粘土!これで人の顔をつくって誤魔化すとけっこう簡単に獣人族の国にはいれるにゃ。顔の毛の間に入るとボソボソしてとれにくいのがたまにキズにゃ~。
この前のゴタゴタで人の出入りが多いからいつもよりさらに簡単に中にはいれたにゃ。
「確か集合場所はブラド建築事務所だったかにゃ?あの人何やってるにゃ?」
街並みはかなりのメチャメチャになったって旅の噂で聞いてたけどなかなか復興は進んでるみたいにゃ。
良いことにゃ。
ブラド建築事務所はすぐに見つかったにゃ。
建物の破損が激しい地帯のど真ん中に堂々とたってたにゃ。
目立ちすぎにゃ、あんまり入りたくないにゃ。
立派な建物で生け垣があって庭は外からだと見えないにゃ。
「たのも~、キャナルにゃ~!」
扉のドアノッカーを打ちつけてみるにゃ。
ガン、ガン。
「は~い。」
この声はミルディアにゃ、飯がうまいにゃ。アーサーもいるらしいから晩御飯は期待するにゃ。
「あら?どなたですか?」
「ミルディア、にゃ~にゃよ?」
ベリベリっと顔の粘土を剥がすにゃ!
気分は変装をとく怪盗にゃ!
「わわっ!キャナルちゃん!久しぶりね!はいってはいって!」
歓迎してもらったにゃ。どうやら集まる予定のメンバーでは一番乗りみたいにゃ。
お茶?ワイン?贅沢にゃ!
えっ?お茶菓子?干し肉とかアルかにゃ?
「いや~悪いにゃ~。」
「なかなかみんなで顔会わせる機会もないものね。」
ゆっさゆっさマリアの寝てる籠やさしく揺すってるにゃ。後で抱かせてもらうにゃ。
あと絵でも書くにゃ!スケッチスケッチ!
「あら?いいの?」
「任せるにゃ!かわいく書くにゃ!マリアが大きくなったら見せてあげるにゃ!」
どうやら他のやつらは夕方に来るらしいにゃ。
ガンガン!「お届け物で~す!」
ん?お客にゃ?変装を解いちゃったから出られないにゃ。
「ああ、いいのよ。行ってくるわ?くつろいでてね?」
没頭したにゃ!ラフ画がいい感じになってきたにゃ、力作にゃ!
「ごめん、キャナルちゃん!手伝って~。」
む?荷物たくさんかにゃ?どれどれ?鍛えた腕力を発揮するにゃ!
「わぉ。大量にゃね?」
「ええ、頼んでた食料と一緒別口で誰かが送ってくれたみたいなの。」
「ふむ?ブラドにゃ?」
「ええ、あの人。帝都のお偉いさんに顔が利くみたいなの。ご挨拶に当たり年のワインとか色々送って来てくれるわ。」
うん、何かすごいにゃ。
ん?
「そのでかい魚の尻尾が飛び出してる箱の差出人は誰にゃ?」
「あら?お魚好きでしょ?きっと新鮮よ?」
匂いからして食欲がわかないにゃ。
やっぱりにゃ、差出人がエル・エンゲージよりになってるにゃ。
・・・・この手で来るのやめてほしいにゃ。
「エル?ついたにゃ?荷物届いたにゃ~。」
「Zzzzz~。」
「あら?エルさんだったのね。残念。お刺身にしようと思ったのに。」
「ひっ!」
さっきまでちょっとヘチョンとしてた尾びれがピンとたったにゃ。目が覚めたにゃ~。
てかその解体包丁どっからだしたにゃ。エル早くて出て来るにゃ。おろされるにゃよ?




