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「退くと、夜空」
立ち退いた先には
星いっぱいの夜空
退けられた先でも
星が散りばめられた夜空
頭上にも夜空が広がっている訳だが
足元にも夜空が広がっている
つまり俺がここから退くと
そこにはあるよ
地中に広がる夜空
結局俺がどこへ退こうが
どこにもあるよ
地中に広がる夜空
それにしても
あの星の光は
何千年、いや何億年前の光なのか
星の導きのまま進めば
あの星はどのように見えるだろうか
頭上にも夜空
足元にも夜空
背後にも夜空
目の前にも夜空
そんな不思議な空間に退けているが
星の光が示すままに歩みを進めよう
そしていつか
必ず救い出す




