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40話 ゴルバ戦闘後

 アカマツ村の人達は魔物の襲撃で多くの人が亡くなり悲しんでいたが、生き残った人達で協力し合い復興に進んでいた。


 その中で木造建築の広い寝室の、名産で有名なオースト産の真っ白なふんわりと柔らかいベッドで深い眠りについてる者がいた。ロキは寝息もたてずに静かに瞼を閉じていた。


 ロキの頭の中でエイラ少佐の声が響き渡る。


 ⦅<緊急スリープモード>終了します⦆


 ロキの身体は起動し始める、緩やかに動いてた心臓が強く鼓動して全身にいきわたり脳が覚醒を始めた。


 「..うっ、....ここは? あぁーそうか<緊急スリープモード>で眠りについたのか、エイラ少佐俺は何時間眠ってたんですか?」

 ロキの身体は人間ではなく混成鋼体のため、脳の覚醒が早く情報を整理していた。


 ⦅ロキ二等兵無事起動したようだな、質問に答えよう何時間ではなく、3日間スリープモードで眠っていた⦆

 

 ロキは返事を聞いて驚く。

 「えっ、3日ですか?」

 ⦅そうだ3日だ。驚いているようだが理由はある。<戦闘モード>の最大使用の疲労だけではなく、<生存本能>と<負けず嫌い>スキルも同様で、身体的に疲労が酷かったため回復が長引いたのだろう⦆

 

 ロキは納得して頷く。

 「..スキルを同時に3っつも使ってれば疲労も酷いか」

 

 ロキは両手を見て身体に異常がないか見て思い出す。

 「..手は正常に動くな怪我の方は..そういえば誰が怪我の手当を? 俺の身体見られて平気なのか」

 ⦅有機生命体が何人か来たが、私が上手くやっておいた⦆

 「上手く? どうやって?」

 ⦅ロキ二等兵を遠隔操作した⦆


 ロキは遠隔操作と聞いて驚く。

 「遠隔操作! できるんですか」

 ⦅心配するなロキ二等兵。今回見たいに意識がない時に操作ができるだけだ」

 

 ロキはから返事して答える。

 「はっはっはっ、意識がなかれば操作できるんだ、とんでもないことを聞いたよ。エイラ少佐勝手に俺の身体動かさないで下さいよ」

 ⦅わかってる心配するな..それよりもステータスを確認してみなさい。大分成長してるはずだ⦆

 ロキは頷く。


 「良し成長したステータスを確認するぞ」

 ステータス・オープンと念じる。


*************************************


 名前      ロキ

 種族      混成鋼体 

 性別      男性 

 種族level   level23  

 職業      短剣格闘level6 ?????(選択できます)  

 称号      異世界人 転生者 戦闘狂+2 生還者+2 名持ち魔物撃破者

 HP       4112 

 MP       1056/1101

 腕力      980 

 体力      886

 俊敏      961

 魔力      667 

 精神      652


 装備


 武器

 右手      なし

 左手      なし


 防具

 頭       なし

 身体      なし

 腕       なし

 足       なし

 靴       なし


 アクセサリー

 首       なし

 腕       なし

 右指      なし

 左指      なし



 魔法

 なし


 闘技

 <正拳突きlevel5> <狼牙衝撃波level4> <鋼槍貫き手level5> ????


 戦技

 <強刃十字切りlevel2> ????


 スキル

 常時スキル

 <闘気level5> <基礎格闘技level5> <身体操作level5> <自己治癒率アップlevel5>

 <戦気level3> <短剣術level4> <疲労回復level5> <胃袋効果強化level5>

 <毒異常耐性level5> <気配察知level3>

 発動スキル

 <腕力一時向上level5> <俊敏一時向上level5> <闘技level5> <戦技level2>


 ユニークスキル

 <完全適用level7> <負けず嫌い>


 NS因子スキル

 <生存本能level3> ??????


 サポートスキル

 <戦闘モードlevel4>


 兵装

 なし



*********************************** 


 ステータスを見たロキは喜びの声を上げる。

 「おぉ~! levelが23になってる。セカンド職業は選択できるのか?」

 ⦅このステータスは凄いな! それと職業の選択はステータス画面を触れてみればわかる⦆

 

 ステータス画面を少し緊張しながら触ってみる。

 「わっ!」

 

 ステータス画面が切り替わり、職業が表示される。


 【戦士】、【格闘家】、【空手家】、【狩人】、【闘士】、【採取見習い】、【毒飯グルメ者】、【拳士】

 

 ロキは腕を組んで考える。

 「うーーんどれにしようかな。【戦士】は片手剣や大剣を使った前衛職業だな。【格闘家】、【空手家】、【闘士】、【拳士】は無手の戦闘職か、【狩人】は弓とかで戦うのか? 弓使ったことないけど、【採取見習い】かこれは..まぁ必要ないかな。そして一番疑問な【毒飯グルメ者】だ。良くわからんし絶対に必要ないな」


 悩みに悩んで選択したのはーー。


*************************************


 名前      ロキ

 種族      混成鋼体 

 性別      男性 

 種族level   level23  

 職業      短剣格闘level6 闘士level1  

 称号      異世界人 転生者 戦闘狂+2 生還者+2 名持ち魔物撃破者

 HP       4262 

 MP       1056/1101

 腕力      1180 

 体力      1036

 俊敏      961

 魔力      667 

 精神      652


 装備


 武器

 右手      なし

 左手      なし


 防具

 頭       なし

 身体      なし

 腕       なし

 足       なし

 靴       なし


 アクセサリー

 首       なし

 腕       なし

 右指      なし

 左指      なし



 魔法

 なし


 闘技

 <正拳突きlevel5> <狼牙衝撃波level4> <鋼槍貫き手level5> ????


 戦技

 <強刃十字切りlevel2> ????


 スキル

 常時スキル

 <闘気level5> <基礎格闘技level5> <身体操作level5> <自己治癒率アップlevel5>

 <戦気level3> <短剣術level4> <疲労回復level5> <胃袋効果強化level5>

 <毒異常耐性level5> <気配察知level3> <肉体強化level1>

 発動スキル

 <腕力一時向上level5> <俊敏一時向上level5> <闘技level5> <戦技level2>

 <力を溜めるlevel1>

 ユニークスキル

 <完全適用level7> <負けず嫌い>


 NS因子スキル

 <生存本能level3> ??????


 サポートスキル

 <戦闘モードlevel4>


 兵装

 なし



***********************************


 ロキはもう一度ステータス画面見る。

 「セカンド職業が闘士に変わってる。それにステータスも若干上がってる。あとは<肉体強化>と<力を溜める>スキルを新しく覚えたぞ」


 ロキは新しく得た闘士職業を確認する。


*************************************


 職業   闘士

 効果   闘気能力向上 闘気level上昇率アップ 近接格闘技能力向上  

      闘技能力向上 闘技level上昇率アップ


      戦気能力向上 戦気level上昇率アップ

      戦技能力向上 戦技level上昇率アップ


      HP+150 腕力値+200 体力+150 


*************************************


 「へぇ~これは、闘士だから<闘気>や<闘技>スキルしか上がらないと思ってたけど、<戦気>と<戦技>スキルも上がるんだ」

 ⦅ロキ二等兵にとっては相性のいい職業を選択したな⦆

 「今のところ無手で戦うことが多いですから、<闘気>や<闘技>スキルが上がる職業を選びました。

<戦気>と<戦技>スキルは嬉しい誤算です」


 思い出したかのように話す。

 「そういえば職業のlevelが5まで上がってるのが多いですけど」

 ⦅level5以上からは、かなり上がりづらくならからだ⦆


 納得したように頷く。

 「だからかlevel5で止まってるのか」

 

 ロキとエイラ少佐が会話してると、家の玄関が開く音が聞こえてしばらくすると、部屋のドアが開きヘイロスの驚いた表情が見える。


 「若いの起きたか! 身体に異常はないか! 大丈夫か!」


 ヘイロスは勢いよく声を上げて心配してくれた。


 ヘイロスの勢いに少し動揺して答えるロキ。

 「は、はい大丈夫です」

 

 ヘイロスはロキの肩を何度も叩く。

 「そうかそうか良かった。アカマツ村には教会はないから、回復魔法が使える神父やシスターはいないからな心配したぞ。その代わりポーションを使って回復させたぞ」

 「ヘイロスさん肩が痛いです」


 ヘイロスは苦笑いして答える。

 「すまんすまん。それにしてもロキの身体は丈夫だな。あの戦いで何度も吹き飛ばされただろう」 

 「丈夫な身体が自慢ですから、それとポーション代はいくらに――」

 「――ポーション代などいらん村や孫のベリーを救ってくれた恩人からゼニーなど請求せんわ」


 ヘイロスが目線を部屋の端にある物を見て話す。

 「それとな若いの..あそこにあるのが装備だが破損が酷すぎッてもう使えんぞ。どうする? こちらで処分するが」

 

 ロキは少し考えてこら話す。

 「..処分でお願いします。ヘイロスさん風牙狼の遺体は?」

 「風牙狼の遺体は儂の倉庫で保管してあるぞ、勿論ネームドモンスターの遺体もだ」

 「本当ですか」

 「当然だ全部お前のだ」

 「えっ、それは流石に」

 「なにを言ってる村を救ってくれた恩人に対して本来は多額の報酬を支払わなければならん、だが今は村の復興などでお金がかかる。すまんがそれしかないのだ村に残ってるのは、後は誰かを奴隷にして権利を若いのに譲ることしか」

 ヘイロスは肩を大きく下げて弱々しく説明する。


 ロキはその姿を見て慌てて答える。

 「へ、ヘイロスさん奴隷は必要ないです、報酬も風牙狼で大丈夫です。それに元々アカマツ村に来た目的は風牙狼の素材です」

 「すまん若いの」

 「流石に全部は多いので、新しい装備に必要な素材以外は村の復興費に使ってください。できたら解体をお願いします運べないので」


 ヘイロス落ち込んでいたがロキの話しを聞いて喜びの声を上げる。

 「若いのありがとう。解体は任せてくれ。だがネームドモンスターは冒険者ギルドで解体を依頼した方がいい。使える部位は通常種より多いはずだ。それとグレーテル城塞都市まで儂の馬車で運んでやる」


 「本当ですか..だけど馬車と馬は?」

 「馬は無事発見して連れ戻した。馬車は予備用の馬車がある心配するな」

 「わかりました、グレーテル城塞都市までお願いします」

 「それと食事はどうする? 食べれるか? 身体に異常がないんなら、直ぐにも用意するぞ3日も食べていないんだ」


 ロキは少し考えて断ろうと思う。アカマツ村のことを考えれば食料は必要だと考える。それにロキの身体は食事を必要としないからだ、マナがあれば魔力に変換して身体を動かすことができる、食事をするのは味覚を楽しんでいるだけである。


 「ヘイロスさん食事はいらないです。お腹そんなに腹減っていないので大丈夫です」

 「だが、3日も食べていないんだぞ大丈夫か?」


 ロキは3日も食べていなければ異常だよなと思い。

 「..果物があれば..2個お願いします」

 「わかった。果物だな持ってくる。それとグレーテル城塞都市への出発はいつにする」

 「いつか? 早ければいつになりますか?」

 「そうだな。風牙狼の解体は今日中に終わるはずだ、早ければ明日の早朝には準備できるぞ」

 「ヘイロスさん迷惑じゃなければ明日の早朝でお願いします」

 「迷惑ではないぞ。むしろ助かる、グレーテル城塞都市の冒険者ギルドに報告せんとならんし、必要な物資を買わないと行けない」

 「明日の早朝でお願いします」


 ヘイロスが家を出た後に、ロキはワクワクした表情でネームドモンスターの素材で新しい装備の事を考えるてると。


 ⦅ロキ二等兵随分嬉しそうだな⦆

 「えっ、新しい装備を考えると楽しいです」

 ⦅どこが楽しいのだ?⦆

 「自分で討伐した魔物の素材で制作依頼するんですから楽しいですよ。それに『ゴルバ』の力を感じたいので..俺は――」

 ⦅ネームドモンスターは仲間の一部を使った装備を恨んでいたがな⦆

 「――それでも装備します。強くなるために恨みも受け止めます」

 ⦅それがロキ二等兵の答えか⦆


 ロキとエイラ少佐はアカマツ村での戦闘や森でのことを話しあい、ヘイロスが持ってきた果物を食べて身体をやすめることにした。


 まだ、朝日が昇っていない時間帯、薄っすらと明るく、復興に疲れたアカマツ村の人達は寝ている時間帯、ロキは出口に向かって歩いてた。


 ロキが早朝を選んだのは復興で大変な人達に迷惑かけないためだ。


 村の外に馬車とヘイロスがいた。あとドランともう一人いる。その代わりナイルとマリー達がいない。


 ロキは近づいて声を小さく話す。

 「おはようございます。ドランさん」

 「おう、ロキ。村を救ってくれてありがとな」

 「いえ、俺の力だけじゃないですよ」


 ドランさんがもう一人の肩を押して話す。

 「こいつは俺の息子のドレインだ」

 「ドレインだよろしくな。村を救ってくれてありがとう」

 「ロキですよろしく」

 

 ドランが少し困ったように話す。

 「ロキも気づいてると思うが、ナイルとマリーは来ない。冒険者を辞めて村に残るそうだ。その代わり息子のドレインを連れて来た」

 「ナイルさんとマリーさんは冒険者辞めるんですね」

 

 ドランさんは視線をアカマツ村に向ける。

 「..村がこんな状態だからな皆の手伝いをしたいそうだ。俺はヘイロスさんと一緒に冒険者ギルドに報告をしないと行けないからな」

    

 ロキとドランが話してると、積荷の確認を終えたヘイロスが向かってくる。

 「若いのこっちの準備は終わったぞ。いつでも出発できるぞ」

 

 ロキは今着ている服に視線を動かして話す。

 「ヘイロスさんこの服ありがとうございます。助かりました」


 ロキが着ている服は昨日果物と一緒に持ってきた物である。


 「それくらいお安いことだ気にするな若いの」

 

 ロキはその言葉を聞いて、アカマツ村に向けて黙祷をする。その姿を見たヘイロス達も一緒に黙祷する。


 そして顔を上げ元気よく伝える。

 「行きましょう。ヘイロスさんグレーテル城塞都市までお願いします」


 ヘイロス達も明るく返事を返し馬車は出発する。


 朝日が昇り始め明るく道を照らす。

 

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