33話 アカマツ村へようこそ
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アカマツ村は人口300人程で周りを木のフェンスで囲まれている。その木のフェンスも古く劣化している。村の中で農作物を育て、近くの森で果物等の森の恵みを採取し、狩人達が草原や森でランク1の魔物を倒して肉を得たりと細々と生活している。
馬車がアカマツ村に近づいて行くと、アカマツ村の方から手を振って声を掛けてきた。
「おーーい! ヘイロスさんか久しぶりだな」
「おう、ギルトンか去年ぶりだな」
ヘイロスさんが握手してると。
馬車の護衛をしていたドランが声を掛ける。
「ギルトンか!」
「ドランもいたのか、なんで去年は帰らなかったんだ妹が心配してたぞ」
「すまん。去年は冒険者ギルドの依頼で遠征してたんだ。やっと交代の冒険者が来て帰れることになったんだ」
「そうか無事で良かったよ。本当によ妹を泣かせんなよ」
ギルトンは目元に水が溜まっていた。
「だぁ、お前が泣くな気色わるい」
「年取って涙脆いんだよ」
ドランさんとギルトンさんは二人して談笑していた。
そこへナイルとマリ―が手を繋いで一緒に話し掛ける。
「ギルトンさん久しぶりです」
「ギル兄さん久しぶり」
ギルトンが驚いた表情して二人を見る。
「お前ら....もしかしてマリ―か、そして一緒にいるのはナイルか久しぶりだ」
「ギルトンさん酷いですよ。マリ―の事は直ぐに気づいて、自分はおまけじゃないですよ」
「悪い悪いだがよ、しょうがないだろ、ガキの頃からマリ―と一緒にいるのはナイルだったからな、お前達は10年ぶりか帰郷するのは?」
ずっとナイルの傍で笑っていたマリ―が話す。
「違うよ。ギル兄さん。7年ぶりだよ」
「7年かもう7年もお前達が冒険者として村を出て7年も経ったのか、それで今日は――」
ギルトンさんが二人が手を繋いで寄り添ってる姿を見て。
「――あぁぁぁぁ、お前らもしかして結婚するのか!」
ナイルのとマリ―は恥ずかながらに一緒に頷く。
ギルトンは溢れて来た涙を手で抑えながら声を掛ける。
「くっーーーーー。そうかそうか嬉しいぜ。今日は目出たいなーー」
ギルトンがロキに視線を向ける。
「――黒髪の冒険者も久しぶりだな。あだっ」
ドランがギルトンの頭を叩く。
「馬鹿、ロキは村の出身者じゃない」
「違うのか悪いな」
ギルトンは頭を掻きながら。
「すまんロキ。紹介するこいつは俺の幼馴染で、俺の妻の兄だ。ほら、ギルトン」
「おう、今紹介して貰ったギルトンだ。よろしくな」
ギルトンは手を前に出す。
ロキも手を前に出し。
「冒険者のロキです。よろしくお願いします」
ロキとギルトンはお互いに握手する。
お互いに自己紹介が終わり、ギルトンと一緒に馬車を村に運ぶ。ドランとギルトンは一緒談笑しながら歩く、ときたまロキに視線を向けて驚く。「本当かよハンマーボアを一人で倒した話しは」、「嘘じゃねよ。後でヘイロスさんやナイルにも聞け」。ロキは気づかない不利して歩く。
馬車がアカマツ村に入るとギルトンが話し掛ける。
「皆は久しぶりのアカマツ村だ。そしてロキ歓迎するぜ、ドラン達を助けてくれてありがとうな、アカマツ村へようこそ」
ロキは照れながら会釈する。
ギルトンが村の出入り口で止まり。
「今日は俺が門番だから、ここは離れねぇ、またな」
ギルトンと別れてから馬車は村の中を進むと、馬車を見た子供達が笑顔で楽しく追いかけて来る、木造のお店の前に馬車が止まると。
ヘイロスがお店に向かって大きくな声で話す。
「おい、帰ったぞ。馬車の積荷を頼む」
店から出てきて人達がヘイロスに挨拶すると馬車の積荷に向かう。ロキは邪魔になると思い馬車から遠ざかり、ドランやナイル達がヘイロスに近づいているのが見えたのでついていく。
ヘイロス達4人がなにかを確認するかのように話しをしていた。ロキに気づいたヘイロスが声を掛けて呼ぶ。
「ロキ来てくれ」
「これで村までの護衛は終了ですか」
「あぁ、ひとまずこれで終わりだ。今回の依頼はグレーテル城塞都市とアカマツ村の往復での護衛だ。それで滞在期間の問題だ。当初は早くグレーテル城塞都市に帰る予定だったが、最長の20日になりそうだ。ロキ以外のこいつ等確認したら問題ないらしい。ロキは大丈夫か?」
「もちろん大丈夫ですよ。この辺を探索する目的もありましたから」
「そうか助かるぞ」
ドランがソワソワしながら話し掛ける。
「ヘイロスさんロキ、俺達は家族がいる家に帰る」
「おぅ、すまんなドラン」
ドラン達がロキに視線を向ける。
「ロキ時間が出来たら、また話し掛ける。妻が作る飯はうまいぜ。またな」
「ロキ君、村で分からないことがあったら声を掛けてくれ、一応村長の息子だから、また」
「ロキ君またね」
ナイルの突然のカミングアウトで驚いたが会釈する。
「また、会いましょう」
ヘイロスがロキの肩を叩き話し掛ける。
「約束通り空き家を紹介しようこっちに来て――」
ヘイロスも会話を遮るように、お店から可愛らしい声がきこ聞こえてくる。
「おじいちゃ~~ん。久しぶりお土産はどこ?」
ヘイロスに抱き着く赤毛の5歳ぐらいの女の子が、可愛らしく首を傾げながら、なにかを探す。
ヘイロスが女の子を頭を撫でてると、女の子が上向きしながらロキを見ると。
「だれ~~お兄ちゃん? おみやげ?」
「えっ、お土産?」
ヘイロスが大笑いする。
「はっはっはっはっ、お土産ではないぞベリー。この兄ちゃんは冒険者だ」
「え~~。おみやげじゃないの?」
ベリーは頬を膨らませなる。
ロキはベリーの前でしゃがむ。
「冒険者のロキだよ。よろしくベリーちゃん」
ベリーはもじもじしながら話す、
「う、ん..うんと..ね。ベリーだちょ、よろちくね」
「うん。よろしく」
ヘイロスは孫の成長を見て喜んでいた。ベリーが頑張って挨拶してる横で、頑張れコールをして応援していた。孫は可愛いのだろう。
お店から二人の男女が駆け寄ってきた。男性は茶色い髪で20代ぐらいだ。女性は赤毛で20代ぐらいだベリーに近くづくと、抱き寄せていた。
「もう、ベリー駄目よ走っちゃ危ないわよ」
「でも~おじいちゃんが~おみやげでね。おみやげがお兄ちゃんで、でもちがくってねぇ~おみやげがないの~」
「....お土産がないのね~。酷いおじいちゃんね~ベリー」
ヘイロスが反応する。
「これこれ。ちゃんとお土産はあるぞ。積荷の中だから、ベリーいじめんでくれ」
茶髪の男性から話し掛けてきた。
「お義父さんこちらの冒険者はどなたですか」
「っん! そうじゃそうじゃ。ここまで護衛してくれたロキだ。でっこっちが娘の旦那のビートじゃ」
「初めまして冒険者のロキです」
「これはご丁寧に、ベリーの父のビートです。よろしくロキ君」
ロキとビートが挨拶してると、ベリーを抱いた女性がビートに擦り寄り視線をロキに向ける。
「私はビートの妻のエマ―です。よろしくね」
「ベリーだよ~よろしくね~」
ベリーの可愛らしさに苦笑いしながら。
「ロキです。よろしくお願いします」
自己紹介が終わりヘイロスが話し掛ける。
「良しそろそろ行くぞロキ」
「はい」
エマ―が疑問に思ったので話し掛ける。
「お父さんどこ行くの?」
「あぁ、ロキに空き家を紹介する約束したんだ。そのための道案内じゃ。馬車の積荷は任せたぞビート」
「わかりました」
ビートは会釈し馬車に向かう。
「じゃぁ行くかロキ」
「よろしくします」
エマ―はベリーちの手を持ってバイバイする。
「待たね~」
「またね~~」
ロキがヘイロスに案内された家は2階建ての建物で庭もあり綺麗に整っていた。本当に空き家なのか疑問に思ってると、玄関を開けて家に入っていた。
「えっ、ヘイロスさん待って下さい」
ヘイロスを追いかけ家に入り、中を見渡すと塵や埃がなく綺麗に管理されている家だった。
ヘイロスが家の中を何か所か確認すると、満足したのか手を組んでロキに話し掛ける。
「この家をただで貸してやる」
「えっ、ちょっと待ってください。この家は?」
「あぁ、昔に儂が死んだ妻と一緒に住んでた家だ」
「ヘイロスさんの家ですか」
「そうだ今は空き家だ。掃除とかの管理はエマ―がやっていたんだろ、だから調味料も揃ってる今すぐ住める状態だ」
「ちょっと待って下さい。この家はヘイロスさんと奥さんの家なんですよね。俺なんか泊まったら――」
ヘイロスが話しを遮る。
「――俺なんかじゃない。ロキだから泊まって欲しいと思ってる、命を助けて貰っただけが理由じゃない。今まであった冒険者は態度がでかく、また問題を出す奴が多かった。だがお前は礼儀正しく好きになった。だから感謝も込めてこの家を使ってくれ」
ロキもそこまで言われて断れるわけがないので。
「わかりました。この家を借ります。ありがとうございます」
「おう、使ってくれ。家を見た所問題はないようだ自由に使ってくれ。なにかあれば家まで来てくれ。それか家で食事するか歓迎するぞ」
「いえ食事は大丈夫です。ハンマーボアの肉を分けて貰いましたから」
「そうか分かった。儂の家でもハンマーボアの肉を食べるだろうな。またなロキ」
ヘイロスが帰った後、再度家の中を見ていくと風呂場があった。自由にしていいとお言葉に甘えて食事した後に風呂に入り、2階の寝室で友人に家に泊まる感じで緊張しながらスリープモードに入――。
⦅ロキ二等兵、毒キノコを食べなさい。昨日は食べてませんから、その分も食べなさい⦆
ロキはいつもと変わらず口を動かしながら目を閉じた。




