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27話 馬鹿な奴等4

アクセス・ブックマーク登録ありがとうございます。感謝感激です。

最後まで読んでいただき面白かったらモチベーションが上がりますので、何卒評価よろしくお願いします。



※残酷な描写があります苦手な方はご注意下さい。

 バルド視点


 あのくそガキの攻撃を受けてドロスが白目を向いて痙攣していたので、仲間が急いでポーションを振りかける。少し様子を見て仲間に話し掛ける。


 「ドロスの野郎は大丈夫か!」

 「たぶん、大丈夫だ。痙攣も治まったし、息はしてる」 

 「だが怪我が完全に治ったわけじゃねぇ。殴られた箇所が出血してるこれ以上の治療は無理だ。ポーションを使い切った」

 

 バルドは頭を抱える。今回も楽に稼げると思った。新人冒険者を襲って追い掛けまわして追い詰める。そして必死に助けを懇願する奴等を苦しめて殺し金を奪う。最高に楽しい狩りのはずだった。いつも通り楽しむはずだった。


 バルドは怒りのまま地面を蹴り上げ声を上げる。

 「あのガキは一体なんなんだ」

 「気づいた時にはドロスが襲われていた」

 「その後もの凄い速さで森を抜けていた。どういことなんだよバルド! あのガキは新人じゃねぇのか」

 

 バルドは睨み声を上げる。

 「知るか!? 情報を持ってきたのはケインの野郎だ。あの野郎はどこに行きやがった」

 「なんで誰も返ってこない。ドロスの声は聞こえなかったのか?」

 「そんなわけねぇだろ。聞こえてるはずだ」

 「ならなんで?」

 「なんでだと分かんねぇのかお前は、やられたんだよあのガキに。殺されたんだよ」

 「なっ、なに。ガ、ガレオ達はどうなんだよ。ガレオはバルドの次に強いんだ。殺されるわけがねぇ」

 バルドは仲間の2人が言い争いを黙ってみてる。


 2人の言い争いに、今迄黙っていたバルドも声を上げようとした時に森の奥から微かに呻き声が聞こえる。

 「ん、なんだこの声はどこから聞こえる」

 「なんだ魔物かどこにいやがる」

 「あそこから聞こえてきたぞ」


 バルドは呻き声が聞こえた先をみながら話す。

 「誰かついて来い見に行く」

 「冗談じゃねぇ。俺はドロスを見てる」

 「なっ、俺もだ。バルドだけで頼む」


 怖気づいた仲間に舌打ちする。

 「ちっ。......分かったよ。ドロスを頼むぞ。ドロスが起きたら<追跡>スキルを使えと言え」

 

 バルドは大剣を前に構えながら呻き声が聞こえたる先を目指す。少しずつ声が大きくなり視線の先になにかいると息を吞む。勢いよく一気に詰めると。


 そこには地面に倒れているガレオ達4人だった。ガレオ達の状態を見てバルドは青ざめる。声が出ないように顎を潰され、表情は恐怖に染めていた。また逃げられないように両手足を潰されていた。


 「ガレオ大丈夫か。......ちくしょう。ひでぇな。ポーションは無いのか」


 バルドがガレオ達の身体を調べてポーションを探すか見つからない。ガレオ達4人は必至になにかを訴えようとするかバルドに伝わらない。

 

 バルドは呻き声を上げて苦しんでいる仲間を助けるために行動する。

 「ガレオ待ってろ。あいつ等を呼んでくるから、直ぐに助けを呼ぶからな」

 「うーーーーーー。うーーーーーー」


 ガレオ達4人は訴えたが、バルドは止まらず立ち去って行く。バルドの姿が見えなくなっても呻き声をを上げる「助けてくれーー」「行くなーー」とうめき呻き声を上げ続けるが誰も聞こえない。


 バルドはドロスを看病してる仲間の元に戻ると目を目開いて驚いた。


 「......だ、誰もいねぇ。どうなってるだ。......間違いねぇここで合ってる」

 バルドは周囲を確認し地面に落ちてるポーションを見て確証する。

 

 さっきまでいったはずの仲間がいないことに動揺する。だが直ぐに気持ちを切り替える。次に狙われるのは俺だと思ったからだ。

 

 バルドは大剣を構えながら周囲にまき散らすように吠える。


 「ガキがぁぁぁぁ出てこい。居るんだろうがーーーー!?」


 前方から足音と木々が何かと当たる音が聞こえてきて視線を向ける。


*************************************


 ロキ視点


 「さて、これからが本番だ」

 ⦅それにしても上手くいったものだなロキ二等兵⦆

 「まぁ、相手が馬鹿すぎです」

 顔を指で掻く。


 「エイラ少佐に事前に教えて貰った通りに<追跡>スキルを持ってるドロスを先に片づける」

 ⦅だが、ドロスを殺す時一瞬躊躇したな。ロキ二等兵⦆

 「えぇ。ドロスと目が合った瞬間に躊躇しました。ですが、重症なダメージは与えました」

 ⦅だが、失敗したの事実だ。二度目は許さんぞ⦆

 

 ロキは申し訳なそうに答える。

 「わかりました」


 エイラ少佐がなにも変わらず冷たく話す。

 ⦅だが、その後の各個撃破は良くやった⦆


 ロキは表情を変えて少し嬉しそうに答える。

 「ケイン達とガレオ達は上手く倒すことが出来ました。それに残りの奴等もガレオ達を囮に誘うことがで――」


 話しを遮るようにバルドの声が聞こえてくる。

 

 ロキは声が聞こえた先に視線を向ける。

 「そうだ俺はバルドの一騎討ちを狙っていた。Cランク冒険者の強さを知りたかった」

 ⦅確かにこの時代の冒険者の強さを測るには丁度いい相手だ⦆

 「さて行きますか」

 ⦅ロキ二等兵。いいデータを期待する⦆


 ロキは苦笑しながらバルドに向かう。


 

 

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