キシローとメディア:6
私は
「モモさんがそうなさりたいのなら、そうなさればいいのだと思います」
と返信した。
次の日の夕、それの返信が来た。
「本当はね、『キシロ―の彼女』とか言われるの、嬉しかった。
わたしは男の人は苦手、可愛いもの、大好きなの。
レズなの?とか言われると困るんだけど・・・。
キシロ―といると楽しい、最近色々忙しくってモモの携帯キシロ―からはかかってこないけど、動画サイトでキシロ―の声聞いて、寝てる。
だっていつも遅く放送するんだもん。
キシロ―がいくら遠くにいっちゃっても、モモとはずっ友だよ。」
しばらくして二通目のメール。
「キシロ―結婚しちゃって、異性なら不倫とかだけど、キシロ―とモモはそうじゃないもん。
あくまで『友達』で通せるもの。
危ないっていう人もいる、実際私はキシロ―の世界のことをよくわからない。
動画でモモの知らない世界のことを話してるキシロ―は輝いている。
同じことはできないけど、わたしももっとそばに行きたい。そしたらまた一緒に遊べる。
モモだって空を飛べる」
私は困惑した、これは『同性愛』だろうか?そして『婚外恋愛』になるのか?
このことをこの本に是非書いて欲しいとモモさんは言った。
わたしは混乱しながらもとにかくこの本を書き終えることに専念しようと思ううちにキシロ―の本から『これは』というものを見つけた。
「だいたいドラマとかって『同性愛』とか『障がい者の恋愛』とか『結ばれることのない純愛』って変な風に美化しすぎ!
同性でも、障がい者でも、結ばれてる人はいるの!
僕ね、動画サイトで『結ばれないからこその純愛とか』じゃないインディーズドラマ作ってる人見ると応援したくなるな。
だいたい『だからこそ美しい』なんて、そんなねぇ、とっとと結ばれてハッピーになりたいじゃん(笑)」
(FTMゲイからみた恋愛事情より)




