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蒼銀の死神ーRapis Silver Jokerー  作者: 折鶴夏葵
2章 夏期休暇
69/85

29話ー蠢く者

短いです。


「やられたか……堕とすまでにあれだけチカラを集めたのに泡になったな」


残念そうな声色とは対照的に、男の表情は楽しげだ。

豪奢な椅子__玉座に座る男は笑う。


自らが紡ぐ終わりを邪魔する異端分子。

地に倒れる下僕達。

亡き神に仕える憐れな守護者。


だがそんなことで復讐を諦めなどしない。

全てを奪われたあの日、立てた誓い。

決して忘れないと決めたあの感情。


「この世界の…」


癒えない悲しみ。蓄え続けた憎しみ。

込み上げる怒り。狂った心。


この男のしていることが正しいかは分からない。

けれどこの世に生きる者に、それを否定する権利はない。



___全てを、葬り去ってやる。



男は傍らの花を握り潰した。




=============




からん


だれ?


からん、ころん


旅人だよ。


しゃん


面白い音。


しゃん、しゃん


そうかい?


からん、ころん、からん


うん、はじめてみた。


しゃん、しゃん、しゃん


僕が履いているこれはゲタ、持っているのは鈴と言うんだよ。


なんでおとがするの?


さぁ、分からない。けれど癒すための音であるのはたしかさ。


なにをいやすためのおとなの?


僕は、全てを癒すための音だと思ってる。


すべて…?


きっと君にも分かるときが来るさ、次に会うときは答えを聞かせてくれないかい?


うん!やくそく


ああ。またな、坊や。





癒しの音 聖なる音

巡った季節の情景

またいつか会うその日まで

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