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蒼銀の死神ーRapis Silver Jokerー  作者: 折鶴夏葵
1章 初めての学園生活
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20話ー教室

「ラピス、昨日休んでたけど大丈夫?」


リィルがラピスの横で不思議そうにしている。

そう、ラピスがあの森へ行ったのは一昨日で、その日は休校となっていたが、翌日は通常通りに授業が組まれていた。

ラピスは一昨日から丸一日寝込んでいたために、昨日は学園を休んでいたのだ。


表向きは「ただの風邪」となっているが、そんな風にできるのにも理由がある。

学園の理事長はブランシェと兄妹弟子という関係にあり、ラピスがギルドに入っているというのも知っている。

実際ラピスは過去に何度か会ったことがあるし、理事長もラピスを可愛がっている。

少し…いや、物凄くうざったいくらいに。


「あ、平気…だよ」

「あんまり無理しないようにね」


だがラピスの顔色は悪い。

リィルは心配そうにラピスを覗き込んでいる。


(チカラを使った後は、何でいつもこうなるのかな…)



「レインさん、具合は?」

「え、あ……大丈夫、です」


教室に入るや否や、話しかけてきたのは薄茶色の髪を二つに結わえたクラスメイトだ。


「そう?気分が悪くなったらいつでも言ってね」


ラピスはコクン、と頷く。

だがそれと同時に驚いてもいた。


(私に進んで話しかける人、リィル以外にもいたんだ……)




ーそのときの教室内ー


「は、話しかけちゃった…」

「羨ましい、ていうか何であんなに可愛いの!」

「思った、それ。どうしよう、いっそのことファンクラブでも創っちゃおうかな」

「「それだ!!」」


その後1-A女子が中心となって「ラピスを見守る会」ができることを、ラピスは知る由もない。

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