表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蒼銀の死神ーRapis Silver Jokerー  作者: 折鶴夏葵
1章 初めての学園生活
15/85

10話ー噂の彼女

『1年のAクラスに刀使いの天才がいる』


学園内にその噂が流れ出すのに、時間はかからなかった。

事の発端は、二日前に行われたSクラスとAクラスの合同訓練。

結果としてAクラスは負けたが、Sクラスに勝った生徒は7人もいた。

その中でも一瞬で相手を沈めたのは2人。


1人はジン・スノウウェル。

彼は中等部の頃からこの学園にはいっていたため、その実力は有名であった。

周囲からは何故Sクラスではないのか、と言われ続けているほどだ。

その理由は、「必要であるはずの冷静さを持っていない」という簡単なものだが。


2人目はこの春に入学した女子生徒。名は______




「ラピスッ、おはよ!」

「えっと…おはよう?」


いきなり抱きついてきたリィルに、ラピスは驚きを隠せない。


「なんで疑問系なの、ラピス?」

「機嫌いいな、と思って」

「当たり前よ!私もラピスもAクラスに勝てたんだもの」

「そんなにすごいことなの?……たったあれだけなのに」


"普通"の基準自体がリィルたち生徒と違うラピスにとって、それはほんのささいな事でしかなかった。


_____普通なら、下克上を果たすという快挙なのだが。


高等部から入った生徒が内部生である生徒に勝つこと自体、ほとんどないのだ。

なのにあの合同訓練ではSクラスに勝った7人のうち、4人が外部生。

今年のAクラスは例年に比べ、異常なのだ。



ラピスとリィルが廊下を歩いているだけで、周囲の生徒たちはざわめく。

(そんなに、珍しいのかな?)

自分に視線が集まっていることに、ラピスは落ち着けない。









「_____あれが、‘生き残りの姫’か…」


黒衣を纏った人物は、そう呟くと闇の中に消えていった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ