↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日々の生活に疲れた45歳が異世界で若返り、第二の人生をまったり満喫する♪はずっだったが、色々ほっとけない!   作者: 夢叶


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
70/77

65 旅の準備


マイ・ハウスに入り、リビングを抜けて真っ直ぐ作業部屋へ向かう。ドアを開けると、窓辺には幅広く長い机と椅子。、部屋の中央に大きな作業テーブルが置かれている。

左右の壁には収納タンスと棚、クローゼットがあり、中には沢山の生地や服飾用品、ミシンまで揃っている。材料が揃っているのは有難い。

久しぶりの洋裁だけど、どうにかなるだろう。


「とりあえず、着替えと鞄は作ろうと思う」

「……お前んち、スゴいな…」


私もそう思う。しかも、使っても無くならないという有り難い機能付きだ。裁縫、手芸も大好きだし、魔法スキルもあるから何でも簡単に作れそうな気がする。


「ここで作るべきか…材料を持って、洞窟で作った方がいい?」

「まずは材料、布を見せてみろ」


クローゼットを開けると様々な生地や材料、道具がズラリと並んでいた。

ルドが素材や生地を幾つか手に取り、確かめるように眺める。


「……こういう布や素材は、お前の中じゃ普通なのか?」

「 ? 至って普通だよ? だいぶ良いものもあるけれどね」


呆れ顔で聞いてくるということは、この世界では普通ではないのだろうか……だが、あるものは使ってなんぼ。


「作るのは、シャツとズボン。下着と鞄かな?靴下は作ったこと無いからどうしよう…」

「…作るよりクロに連絡して一通り揃えて貰った方がいんじゃねぇか?」


確かに…だが、材料はあるし、私の暇潰しでもあり、趣味でもある。久しぶりに、自分の手で何かを作ってみたい気持ちもあった。


「うーん。靴下はお願いしたいな。洋服はサイズあるから私が作るよ。洋服に使う生地選びはルドに任せていい?私は鞄の材料を揃えるから」


役割を分けたほうが早い。私がそう提案すると、ルドは腕を組んで少し考え込んだ。


「靴下は後でクロに連絡する。布は選んでもいいが……」


そう言いながら棚から一反、また一反と生地を手に取っては、その手触りや光沢を確かめている。やがて呆れたように息を吐いた。


「絶対、庶民向けじゃねえぞコレ」

「まあ、あるものは使てしまおう。使っても、ちゃんと自動補充されるみたいだから」

「…………」


ルドは何か言いたげな顔をしていたが、結局は諦めたらしい。小さく首を振ると、無言のまま生地選びに戻っていった。


私はその間に、鞄の材料を集めることにする。肩掛けにするか、リュックサックにするか――どちらでも作れるよう、材料は多めに見繕っておいた。ちょうど棚に厚手のデニム生地があったので、それを使うことに決める。紐とボタンを選び出し、裁縫セット一式を作業台に並べる。生地も、少し余裕を持たせて多めにカットしておいた。


「これ、どどうだ?」


ルドが選んだのは、シャツ用に麻の生地。ズボンには少し厚手の深緑色の生地。頑丈で、鞄にも使えそうなほどしっかりとした織りだった。そして下着用にと差し出されたのは、伸縮性のまるで感じられない、ただの白い生地だった。


「シャツとズボンの生地はそれでいいとして……下着に、この白い生地? 履き心地、悪くない?」

「はあ?下着用としちゃ、だいぶ良い方だぞ?」


(もしかして、この世界の下着って、日本とは全然違うのかも……)

そう思えば、確かにこの世界の下着など、これまで一度も目にしたことがなかった。


「ねえ、ちょっとパンツ見せてよ」

「は!?」

「この世界のパンツなんて見たことないから、私が思ってるのとは違うのかもしれない。パンツに伸縮性のない生地を選ぶくらいだし……作る前に、一回確認しておきたいから、見せて」

「おまっ! 馬鹿か!! 羞恥心はないのか!?」


ルドが真っ赤になって声を裏返らせる。その反応こそが、何よりの答えのような気がした。


(よくよく考えてみれば,そうなのかも…)

日本で生活していた頃は、家で息子がよくパンツ一丁でうろついていたものだ。だから、つい気にせず言ってしまったけれど――今の私は十八歳。年上のお兄さんに「パンツ見せて」は……さすがにない。


「えーっと…ごめんね?つい気になって…ね?変な意味は無いよ?でも、見せてくれたら有り難いかな。参考になるし…」


ダメ元で聞いてみる。


「見せるわけないだろ! お前は恥女か!! 恥じらいは ないのか!?」

「そんなこと言ってたら、パンツ作れないじゃない」

「作らんでいい!!クロに頼むから!!」

「えっ。頼んだら、クロが見せてくれるの?」

「そうじゃないだろぉー!クロに買ってきてもらうから、お前はパンツのことは考えるな!!」



残念。まぁ、買ってきた物を参考に見せてもらおう。着る前に見るのは、大丈夫だよね?


「買ってきたパンツは、見てもいい?」

「……好きにしろ」





そんな蔑む視線はやめて欲しい。真面目に作りたいだけだよ?決して恥女ではない。







面白い! 続きが気になる!

と思ったら

広告の下↓にある【☆☆☆☆☆】をタップして頂けたら嬉しいです


【★★★★★】にしてくれたらものすごく嬉しいです!!


ナイスマークをポチっと

して頂けたら感謝!感謝です!


読んで頂きありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。