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日々の生活に疲れた45歳が異世界で若返り、第二の人生をまったり満喫する♪はずっだったが、色々ほっとけない!   作者: 夢叶


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43 素材集めする?


干からびた元トレントは、高級素材らしい。

せっかくなので、魔石だけでも回収しておこう。


「解体!!」


その一言と同時に、干からびた巨木が淡い光に包まれる。


次の瞬間――。


巨大な幹は、用途ごとに切り分けられた大量の木材へと姿を変え、その中央には親指ほどの大きさの魔石が、コロンと転がっていた。


「おぉ……本当に一瞬だ」


便利すぎる生活魔法に感謝感激である。


「……は?」


「おいおい……普通、トレントの解体は熟練の解体師が時間をかけて行う作業だぞ……」


二人は積み上がった木材と魔石を交互に見比べながら、呆然と立ち尽くしていた。


「魔石も、この木材も価値ある?」

私は親指ほどの大きさの魔石を手に取り、山のように積まれた木材へ視線を向ける。


「あるどころの話じゃねぇ……」


ルド犬はしょんぼり垂れている耳ごと頭を抱えながら深いため息をついた。


「トレントの魔石は魔道具の材料として人気があるし、木材は家具や杖、建材にも使われる高級品だ。特に、これだけ状態の良いトレントの素材なんて滅多に市場に出回らねぇ」


「しかも……」


クロは一本の木材を手に取り、目を細める。


「解体の精度が完璧だ。傷一つなく素材ごとに仕分けられている。普通なら、戦闘や解体時に価値が落ちたりするのだが……これは最高品質だな」


「えっ、解体にも上手い下手があるの?」


「当然だろ」


クロは真顔で頷く。


「お前は毎回、常識を軽々と飛び越えていく……」


クロは額に手を当て、重いため息を漏らした。


「他の人の前では魔法を使うのはやめておけ。力加減以前の問題だ。変な奴に目を付けられたくなければ、人前では使わない事だな。常識を教えれば何とかなると思っていたが……俺の考えが甘かったようだ」


「もう常識とか教えるのは諦めた!俺ら以外の前では魔法を使わない! もう、それでいい!おい! 絶対使うんじゃねぇぞ!」


考えるのが面倒になったらしいルド犬は、投げやりな気持ちを隠そうともせずに言い捨てた。


……まぁ、単純だけど、その通りだ。


魔法を使うたびに、いちいち驚かれるのも面倒だしね。

人前では使わないようにするのが一番平和かもしれない。

私は静かに頷いた。


何はともあれ、初戦闘?もクリアでき、私の魔法が通用することも分かったので良しとしよう。


「……あっ! 安全地帯の確認できなかった!」


今更思い出しても仕方がない。

まさか一瞬で戦闘が終了するとは思ってもいなかったしね!


二人も、「そうだったな……」「確認も何も瞬殺だったし……」

何とも言えない表情で、ぶつぶつ言ってるのでほっておくことにした。


魔物を倒して素材が手に入る。

それを売ったら、今後の軍資金になるんじゃない?

インベントリには十分なお金が入っている。でも、だからといって最初からそれに頼るつもりはない。

せっかくなら、自分の力で稼いで生活してみたい。


……そう考えると、この森にいる間は絶好の稼ぎ時なのでは?


そう思うと、さっきまで少し怖かった魔物が、急に歩くお金――いや、大切な資金源に見えてきた。


「ねえ、二人とも相談なんだけど、この森に居る間に少し資金稼ぎしておかない?一応お金は持っているけど、稼げるときに稼ぎたいというか……今後の生活資金を潤わせたいなぁって」


私の言葉に目を見開いて、はっと驚くルドとクロ

どうしたのだろうと首を傾げる私。?


「そういや……俺たち無一文だった!!」


「……快適な生活ですっかり忘れていたが、金無しだ。ギルドに預けてる金はあるが……引き出すとなると今後の行動に支障がでるかもしれない」


クロは腕を組み、深刻な表情で考え込んでいる。


……この二人、しっかりしているように見えて、意外と抜けているんだよね。

今さら気付くことじゃない気もするけれど……。

まぁ、その辺は黙っておこう。


「森にいる間に軍資金稼ごうよ!今後の為にもなるしね!」


二人は顔を見合わせ、小さくため息をつく。


「……異論はない」


「俺もだ」






結局、二人は頷くしかなかった。





お金って大事だよね!
















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