0063 カウントダウン
────サンドワームの腹を食い破ったあの日から、『おれ』は何かに憑りつかれたみたく村の発展に尽力した。
自分を救えるのは自分だけ。
少しでもこの惨めな暮らしを良くしようと必死に取り組んだ。
まず地面を掘って井戸を作った。
綺麗な飲み水が確保できれば生活は今までよりも楽になるし、その余力を他のことに回せると思ったからだ。
次にサボテンの栽培を始めた。
食い物を安定的に収穫できるようになれば、口減らしをせずに済む。
サボテン畑が軌道に乗るまで、定期的に一人で狩りにも出た。
どうやら俺は特殊体質のようで、魔物を食うと、その力のすべてを自分のものにできるらしかった。
おかげで小さかった身体も大きく育ち、自分が別の存在へ変わっていくのを実感した。
醜く潰れた顔だけは変わらなかったが、それでもその後二〇〇年近い時を生きられたのは、この頃に多くの魔物を食いまくったおかげだろう。
そうこうしている内に、俺は自然と村のリーダーの座に着いていた。
他の村人は馬鹿ばかりだったし、分かりやすくデカくて強い俺が選ばれたのはある意味当然だった。
リーダーになって真っ先に実行したのは、近親交配の風習を固く禁じたことだった。
如何に不老不死のエルフが祖先とはいえ、永きに及ぶ近親交配の影響で村人たちは二〇年程度しか生きられなくなっていたからだ。
知能に問題のある者も多く、まともに会話ができる村人の方が稀だった。
だから周辺の村から同胞を呼び、知能に問題のある者を省いて、俺が定めた者同士を番わせた。
馬鹿の血を残したところで生まれてくる子供が不幸になるだけだ。
怨嗟の声は今日も狂ったように頭の中で鳴り響いている。
────こんなもの、誰が望んで受け継ぎたいと思うもんか。
村が大きくなり、世代交代が進むにつれて村人の寿命は少しずつ延び、栄養状態が良くなったことで大きく育つ者も増えていった。
特に体格が良く知能も高い者たちには、古の言葉で戦士を意味する『オーク』の称号を与え、優先的な交配権を与えた。
そうして『おれ』がサンドワームの腹を食い破ったあの日から十年が経った、ある日のこと。
その頃になると村の人口は一〇〇〇人を超え、数年前に掘った小さな井戸だけでは生活用水を賄えなくなってきていた。
そこで『おれ』は地下水脈を掘り当て、地上に人工的なオアシスを作ることを思いつく。
そうして村からほど近い場所を掘り進め────見つけた。
それはエルフがこの世に誕生するよりもさらに古い時代。いわゆる神代と呼ばれる時代の遺跡だった。
奥には見上げるほど巨大な卵型の装置が置かれ、そこからベルトコンベヤーが八方向に向かって真っすぐ伸びている。
ベルトコンベヤーの先にはそれぞれ異なる形の加工機械があった。
状態保存の魔法により当時の状態のまま残されていた遺跡は『おれ』が卵型の装置に触れた瞬間、再び息を吹き返したように動き出す。
『なっ、これ……!? 頭の中に、直接……!』
不思議な感覚だった。
装置に触れた瞬間、『おれ』はその装置の使い方を完全に理解していた。
『ふふ……っ、はははは! これだ。これさえあれば!』
卵型の装置は物質の変換機だった。
投入した素材の原子核に含まれる陽子の数を変えることで、あらゆる原子を生成し、それらを組み合わせることでどんな物質でも作り出すことが可能な夢の機械。
そこで生み出された素材は八つの加工機を通すことで、望むままの製品へと生まれ変わる。
────これさえあれば、このクソ忌々しい声を消せるかもしれない。
△
魔族の歴史とドラジスの記憶を辿る旅は、まるで倍速再生のようにとんとん拍子で進んでいく。
あれから『おれ』は遺跡の力を使い、村をさらに発展させた。
まず初めに強力な武器を作り、非力な村人たちに戦うための力を与えた。
サボテンの栽培は結局上手くいかず、村の食糧事情は『おれ』の力に依存しきっていた。
村人が自力で狩りを行えるようになることは、更なる発展のために必要なことだった。
次に砂の海を渡る船を作った。
砂漠を超えた先にいる同胞たちをかき集め、魔族だけの国を作るためである。
────こんな小さな村じゃ、まだ足りない。
もっとだ。もっと力を。
この頃になると村の人口は一万人を超え、すでに村とは呼べない規模にまで大きくなっていた。
やがて大陸中の同胞を集め終えると、『おれ』は自らを魔王と名乗るようになり、一人称を『俺様』へと改めた。
自分でも少し馬鹿っぽいと思ったが、どうせ周りは近親交配の影響で知能に問題を抱えた奴らばかりだ。
分かりやすく“偉そうな雰囲気”が出ていればそれでよかった。
最後に空を飛ぶ鉄の鳥を作った。
これは海を超えた先に残された同胞たちを迎えに行くためだ。
『俺様』の予想通り、同胞たちは人里離れた山奥や深い森の中に身を隠し、惨めな暮らしをしていた。
エルフの王が弟を裏切りさえしなければ、『俺様』たちがこんな辺鄙な場所で惨めな思いをすることもなかったはずだ。
まだだ。まだ足りない。
この憎しみはここで終わらせる。
もっと力を。
人目を忍び同胞たちをかき集め、砂の中から神代の遺跡を掘り起こし、『俺様』はさらに国を発展させていった。
そうしてサンドワームの力を手にしてから二〇〇年。
一面砂と岩しかなかった土地は、無数の高層ビルが立ち並ぶ大都会になっていた。
▽
ぶつり、と。
唐突に映像が切り替わる。
どうやら魔帝国の首都の景色のようだが、どうにも変な感じだ。
なんだこれ、定点カメラの映像か?
数秒おきに次々と場面が入れ替わり、平和な街の様子ばかりが映し出される。
……こうして見ると、彼らもエルフとなにも変わらないな。
みんなそれぞれの暮らしがあって、家族や恋人、友人たちとの何気ない日常を謳歌している。
すると突然、首都上空に黒い球体がポツンと現れた。
人々が空を指差し、不安げな顔で見つめる中、球体はドロリと溶けるように広がり、空を闇で覆い尽くしていく。
闇はとうとう大陸全土を覆い尽くすと、乾く前のペンキのように空から垂れ落ち、地上を黒で染め上げていった。
『ギャアアアアアアア!?『痛い痛い痛い『やめて『痛い『助け『お母さ『お願い子供だけは『アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!』
闇の中で、いくつもの悲鳴が重なり、反響した。
なんだ!? 何が起きてるんだ!? 俺は何を見せられて……。
俺までパニックになりかけたそのとき、フッ、と視界を覆っていた闇が晴れた。
────肉。
その光景を理解したとき、ようやく脳が捻りだした言葉がそれだった。
どこもかしこも血まみれの死体ばかりが転がっている。
誰もが苦悶の表情を浮かべたまま、無残に引き裂かれて死んでいた。
臓物は引きずり出され、手足はねじ切れ、頭蓋は潰れ、まるで悪魔が遊びでそうしたように、不愉快なオブジェがいくつも街中に並んでいる。
男も、女も、老人も、赤ん坊も。
誰もが激しい苦痛を与えられ死んだのだと、一目で理解できた。
そんな光景を機械の目を通じて、別の視点から何度も、何度も、何度も何度も何度も何度も────。
◇
──世界樹上空 宇宙船内部(side大翔)──
「────うああああああああああああああああ!?」
最後に残酷な光景を見せられ、恐怖のあまりドラジスの手を跳ね除けた俺は、その場に膝から崩れ落ちた。
なん、だ。今の。
人が、闇に呑まれて、引き裂かれて……っ。
「精霊兵器。俺様が死んだ後、トチ狂ったフリードレア連邦のエルフどもが使った殺戮兵器だ」
胃の中身を床にぶちまけた俺を冷ややかに見下ろし、ドラジスが淡々と言う。
感情が籠っていないのではない。あまりに怒りが大きすぎて、他に表現のしようがないのだと、肌で感じた。
「う、そだ。そんな、あんなの……!」
「結果はご覧の通り。鉄砂の大地にいた連中は全滅だ。民間人だろうとお構いなしの文字通りの皆殺し。大虐殺だ」
「嘘だッ! み、皆殺しだなんて……うそ、だよね? 嘘だろ!? ねぇハルトッ!!!! なんで何も言ってくれないんだよ!!!!」
ドラジスに踏みつけにされたハルトは、苦々しい顔をするだけで何も言ってくれなかった。
そんな……。じゃあ今見た光景は本当に……。
「俺様たちは、なにも好き好んで戦争なんざ仕掛けたわけじゃねぇ。生まれた時から付きまとう怨念を黙らせたかっただけだ」
あの“声”が耳鳴りのようにへばりついて消えてくれない。
薄壁一枚隔てたところで聞いていた俺でさえこうなのだ。
生まれた時からずっとあれを聞かされてきたドラジスはもっと苦しかっただろう。
「それがどうして皆殺しにされなきゃならねぇ? 歴史を振り返れば俺たちは被害者だろうが」
ドラジスから立ち昇る濃密な怒気に息が詰まる。
森を追われ、世界中の人々から迫害され、何世代にも渡って受け継がれ濃縮された恨みと呪いの結晶。
それが目の前の男なのだと、本能で理解した。
「エルフどもが始祖に呪いをかけなければ、こうはなってなかった。テメェらの勝手な都合で苦しみを背負わせておいて、最後に奴らは何をした!? 言ってみろ!!!!」
ドラジスに胸倉を掴まれ無理やり立たされるが、俺は何も言い返せなかった。
「何も言い返せねぇか。だからテメェの刃は軽いんだよ。まるでガキのおままごと。ヒーロー気取りのごっこ遊びで俺様の首が獲れると思うなァ────ッ!!!!」
そのまま力任せに投げ飛ばされた俺は、受け身も取れず床を無様に転がった。
剣を杖代わりにどうにか立ち上がろうとするが────膝が震えて上手く立てない。
止めようと思っても震えは止まらず、それどころか闘気も維持できず手足から力が抜けていく。
「……ッ! 言わせておけば! しっかりするんだヒロト!」
ハルトを中心に風が渦巻き、ドラジスが暴風に吹き飛ばされた。
すかさず体勢を立て直したハルトは、俺を庇うようにナイフを構える。
「思い出せ! 君がエルフェリアで出会った人々は邪悪な人たちだったか!?」
「っ!」
「違うだろう!? 彼らはみんな今を懸命に生きているだけの善良な人々だ! 彼らが理不尽に虐殺されていい理由なんて絶対にない!」
ハルトに言われてハッとした。
悩んでる時間なんてない。
早くしないと最終兵器が使われてしまう。そうしたら何もかもおしまいだ。
それだけは絶対に阻止しないと!
「綺麗事ぬかしてんじゃねぇ! 先にやったのはテメェらだろうが!」
「もう六〇〇年も前のことだ! あの当時生きていたエルフはすでにみんな死んでいる! その責任を子や孫の血で贖えと!? そんなこと絶対にさせやしない!!!!」
背中の噴進装置から細かく炎を噴射させ、ドラジスが空中で体勢を立て直す。
そこへ風を纏ったハルトが飛び掛かり、磨き抜かれた白刃が鋭く閃いた。
「行けッ! 君たちで最終兵器を破壊するんだ!」
「させるかよ!!!!」
ドラジスが吼えると、四方の通路から四本腕のロボットが大量に雪崩れ込んでくる。
そのままロボットは俺たちを取り囲むように展開すると、手を繋いでバリアの檻を形成した。
さらにダメ押しとばかり、両肩に搭載したスピーカーとライトから強烈な音と光を浴びせかけてくる。
「がああああッ!? またこの音かッ!?」
「だめ……っ、これじゃ魔法が……ッ!」
強烈な音と光の点滅にアーシュラとリゼラが膝を付く。
タイムリミットは残り三分を切った。
もたもたしてたらミサイルが発射されてしまう。
……迷ってる時間はない!
「貸して!」
「なっ!? おい!」
「ちょっと!? 何するつもりやめ────!?」
俺はアーシュラのベルトから鉄針を二本引き抜き、歯を食いしばって自分の両耳にそれを突き刺した。
耳の奥に鋭い痛みが走り、世界から音がぷつりと消える。
危うく転びかけたが、アーシュラが肩を貸してくれたおかげでどうにか踏み止まれた。
片手で剣を構え、目を固く閉じ、闘気を練り直す。
……大丈夫。俺の刃は軽くない。
師匠から教わった技が軽くてたまるか!
内なる迷いを切り伏せるように刃を閃かせる。
直後、斬り裂かれた床が崩れ落ち、俺たちの身体が瓦礫と一緒に自由落下を始める。
すかさず空中でリゼラとアーシュラの手を掴んだ俺は、瓦礫の隙間から遠くを見やり、安全そうな場所へ────虚空瞬在。
着地から数拍置いて、後方で爆発。
慌てて振り返ってみれば、周囲にはSFチックな戦闘機が整然と並んでおり、その内の一機に瓦礫が降り注いで爆発したらしい。
まさか真下が格納庫とは思わないじゃん!
そうこうしている間にも、俺たちを取り逃がしたロボット軍団が天井の穴から次々と飛び降りてくるのが見えた。
やばっ!?
二人の手を掴んだまま、一番近くの通路へ幽歩で滑り込む。
囲まれたらまた光と音で無力化されてしまう。今は兎に角遠くへ!
すると突然、俺の身体を白い光が包み、世界に音が戻ってきた。
リゼラが治癒魔法を使ってくれたようだ。
「あー、あー。……よかった、ちゃんと聞こえる」
「バカッ! 自分で鼓膜を破るなんて何考えてるのよ!」
「ああでもしなきゃ脱出できなかっただろ! リゼラなら完璧に治してくれると思ったからできたんだ」
「そう思っても実際にできる奴は稀だぜ。お前も一端の冒険者らしくなってきたじゃねぇか!」
「笑いごとじゃないわよ! 無茶ばっかりして!」
やるじゃんと笑顔のアーシュラが俺の背中をバシバシ叩くと、リゼラが怒り顔で俺たちを睨んだ。
そんなに怒らなくてもいいのに。
「とにかく今は最終兵器を破壊しないと!」
「つっても、このデケェ円盤の中を探し回ってる時間なんてねぇぞ!? アンフィスバエナのときとはワケが違うんだぞ!」
「それだわ! あれの術式に少し手を加えれば……見つけた!」
アーシュラの言葉にヒントを得たリゼラが指杖をさっと振るう。
すると俺たちの足元が透けて、発射準備に入ったミサイルの姿が映し出された。
「もう時間がない! ここから魔法で無力化するわ! 二人はアイツらの足止めをお願い!」
ミサイル発射まで残り一分。
艦が断続的な揺れに襲われる。
ハルトとドラジスの戦闘は激しさを増しているようだ。
すると通路の奥側からもロボットの群れが押し寄せてきた。
くそっ、逃げ道を塞がれた!
「お前はそっちを! オレはあっちをやる!」
「わかった」
通路の奥から迫るロボットはアーシュラに任せ、俺は格納庫側から迫るロボットに集中する。
さっき戦ったロボットは六本腕だったけど、今度のはすべて四本腕だ。
武装も無力化に重点を置いているのか、殺傷力のありそうなものは搭載していない。
さっきドラジスも手加減がどうとか言ってたけど、何か俺を殺したくない理由でもあるのか。
「……ッ」
手癖のように剣を正眼に構えてみるが、さっきからどうにも闘気が上手く刃に乗らない。
気を抜くとドラジスの言葉が何度も何度も頭の中で繰り返されて、集中が乱されてしまう。
『正義の味方ごっこはもうおしまいか』
うるさい黙れ!!!!
くそっ、言われてないことまで浮かんでくるなんて本当にどうかしてるぞ。
幸いなことに相手は低致死性の武器しか装備していない。
あんなガラクタども、剣を使うまでもない。体術だけで片付けてやる!
頭を振って幻聴を追い払い、魂の座標を敵集団のど真ん中へ置き、飛ぶ。
すかさず俺を捕えようと、四方八方からロボットアームが迫った。
(今ッ!!!!)
タイミングを見計らい、前に踏み込むと見せかけつつ、身体の上下を入れ替え天井付近へ転移する。
俺を捕まえ損ねたロボット同士が玉突き事故を起こし、もつれあいがならすっ転んだ。
続けざまにロボット軍団が俺を狙ってとりもちの弾幕を展開する。
天井を蹴って迫る弾幕を躱し、ロボットたちの隙間を縫うように幽歩ですり抜けていく。
虚空瞬在で細かく位置取りを変え、敵の照準をかく乱し、飛んできたとりもちをすべて回避する。
狙いの逸れたとりもちが別のロボットに着弾。数体が床に張り付いた。
感じる。
敵がどこを狙っていて、次に何をしようとしているかが、手に取るように。
感覚が研ぎ澄まされ、第六感とでもいうべき未知の感覚が鮮明になっていく。
背後から迫るロボットアームを目で見ず掴んで投げ飛ばす。
四方から迫る電撃銃を虚空瞬在で躱して同士討ちさせる。
三位一体の攻撃を見切って躱し、敵の勢いを利用して背中を軽く押してやり────ストライク!
まだ行ける! 次はどいつだ! 手加減なんかしやがって!
かかってこいよ!!!!
「避けろっ!」
背後からアーシュラの声。言われなくても!
俺が首を僅かに逸らすと、直後、アーシュラが投げた鉄針が耳元を掠めていく。
俺が避けた鉄針は正面から迫っていたロボットの胸に突き刺さる。
「吹っ飛べ!」
その場でくるりと身体を反転させた俺は、鉄針の刺さったロボットに背中から体当たりをぶちかます。
中国拳法の鉄山靠だ。
漫画で見ただけの技だったけど、上手く再現できた。
俺の体当たりで吹っ飛ばされたロボットは、周囲のロボットたちを引き寄せながら格納庫に向かってゴロゴロ転がっていき────最後は戦闘機も巻き込んで大爆発を起こした。
すぐさま艦の防御壁が天井から降りてきて、爆風がシャットアウトされる。
最終兵器発射までのカウントダウンは、残り三秒、二秒、一秒……。
「────これでっ!」
カツンッ!
カウントダウンがゼロになると同時、リゼラが杖で床を一突きする。
ロケットエンジンが火を噴き、ミサイルが発射口から大空に向かって解き放たれた。
「そ、そんな!?」
「間に合わなかったのかよ!?」
「大丈夫。まぁ見てなさいって」
青ざめる俺たちを他所にリゼラは少し意地悪な顔で笑い、杖で床を軽く突く。
すると床が透けて地上の景色が足元に広がり……。




