浪曲1・万年花見④
合い三味線:♫ペペン、ペンペン(三味線の音)♫
節:おのれ分限(資産家・金持ち)たわけ者、金に任せてチンピラを、幾年月付けようと~、この駒形茂平にゃ通じぬぞ。他人の人生、心を弄ぶ、おのれを神と紛うなよ~。
合い三味線:♫ペペ、ペペペン(三味線の音)あぃ~っ♫
節:(この節の間中、テンポのいい合い三味線の掛け声と三味が入る)神と云うなら、櫛・巾着ぐるみお情けを、くれたあの人、お蔦はん、この人以外に神は無しぃ。「厚い化粧に涙を隠す、茶屋の女も意地がある。まして男よ、取的さんよ。見せておくれな、きっと明日の晴れ姿~」。かかる言葉に、お蔦はん!…あなたに御恩返しの真似事を、為さでこの世を~おぉおぉ~、仕舞えよかあぁ~。
合い三味線:♫ペペ、ペペペン(三味線の音)あぃ~っ♫
〔※中途ですが上の節で云う姉はん、お蔦はんとは、私にとっては拙著「ランボー、汝、神よ(下記URL)」における横浜中華街・✕✕飯店の奥様のことです。19才の時に家出して無一文の身を雇用してくださり、寮と食事を宛がってくださいました。https://ncode.syosetu.com/n2132gd/〕
啖呵:(セリフですね)以下 ↓
クソモト「おう、みんな。太閤桜の花見もいいけどよ、風も吹いてきてだいぶ寒くなって来た(※下らぬチンピラ人生に流石に寒風が吹いて来ているのでしょう)。そろそろお開きにしようぜ」
ズべ子「そうだよ、あんたら、いくら小春日和のいい天気だからって、12月だよ。人の退けた公園でもさ、そろそろ小学生たちが帰って来る頃だよ。酒で真っ赤な顔しちゃってさ、いいザマだあね。アハハハ」
便子「噂をすれば影ですだ。ご学童たちが帰って来ましただ」
合い三味線:♫ペペン、ペンペン(三味線の音)♫
節:げに豊臣秀吉歌影武者の~〝心ある、風は吹かじな吉野山、花の盛りを雪と見るまで〟と、驕り高ぶる万年花見のチンピラもぉ、花の盛りを雪とは見るまじを~。いつしか身は親父・嬶となりぬるに、なぜに分からぬ、浦島太郎、太郎子のご面々ん~。20数年親分からの賄を~、借金にだけはすまいぞえとぉ、妄執邪念の権化に成り果ててぇ~、今日も明日もストーカーあぁあぁ~。かかる愚行に!子も笑うぅうぅ~。




